【転職相談】面接のたびに自信を失う——複数社の選考を同時に受けながら、心が折れそうになったときの向き合い方

この記事は、withworkに実際に寄せられたご相談内容をもとに、プライバシー保護のため個人が特定される情報を変更・複数の事例を組み合わせて構成しています。特定の個人へのインタビューではありません。
内定が出るまでの選考期間は、想像以上に消耗します。仕事をこなしながら面接の日程を調整し、面接官からの厳しい指摘に落ち込み、「この歳で、この経験で、通用するのだろうか」と自信を失う——そんな時期を経験する方は少なくありません。内定後の比較検討がフォーカスされがちですが、実は一番しんどいのは、まだ何も決まっていない選考の真っ只中だったりします。仕事と両立しながらの転職活動に疲れ、メンタルが揺れて「このまま続けるべきか」と迷ってしまうのも、この時期によくある感覚です。
今回は、複数社の選考を同時に受けている最中で、自信を失いかけている会社員の相談事例をもとに、「選考中の心の揺れとどう付き合うか」を整理します。
お悩み
【読者の相談内容】
・プロフィール:35歳・IT企業の法務職(コーポレート法務)/年収900万円/二児の母(6歳・2歳)
・相談テーマ:複数社の選考を同時並行で進めているが、面接のたびに自信を失い、このまま続けていいのか分からなくなっている
現職では契約審査やコンプライアンス対応を中心に、専門性を積んできました。もっと事業に近い立場で法務に関わりたいと思い、転職活動を始めました。現在、3社の選考が同時に進んでいます。
- A社(急成長中のIT企業):二次選考まで進行中。将来的にチームを持つ可能性の話になった際、マネジメント経験がないことを面接官に指摘され、その場ではうまく答えられなかった
- B社(大手IT企業):一次選考は通過したが、次の選考日程が現職の繁忙期と重なりそうで、体力的にきつい
- C社(人材系スタートアップ):最終選考の結果待ち。以前の転職で「面接で聞いていた話と、入社後にやることが違う」という経験があり、また同じことになるのではという不安がぬぐえない
正直、面接のたびに「自分はこの仕事に向いていないのでは」という気持ちが強くなっています。子育てをしていることをどこまで面接で話していいのかも判断がつきません。今の仕事を続けながら選考をこなす体力的なしんどさもあり、そもそもこのまま転職活動を続けていいのか分からなくなってきました。
キャリアアドバイザーからの回答
ご相談ありがとうございます。3社の選考を同時に進めながら、フルタイムで働き、子育てもされている——それだけで、相当なエネルギーを使っていらっしゃると思います。まず、ここまで走り続けてこられたこと自体、十分に頑張っていらっしゃる証拠です。
そのうえで、今回のお悩みには、選考の真っ只中にいる方の多くがぶつかる、共通した構造があります。順番に整理していきましょう。
①面接での指摘は「不合格の宣告」ではなく「情報」
マネジメント経験について指摘され、うまく答えられなかったことが、そのまま「自分には向いていない」という結論に直結しているように見えます。ただ、面接官の指摘は、あなたの価値を判定する最終結果ではなく、「今のあなたと、このポジションの間にどんなギャップがあるか」という一つの情報にすぎません。そのギャップが致命的なのか、入社後にカバーできる範囲なのかは、その場では分からないことの方が多いです。落ち込んだ気持ちのまま結論を出さず、一旦「情報が一つ増えた」という受け止め方をしてみてください。なお、指摘された点にその場でうまく答えられなかった経験は、次の面接の「準備」に変えることができます。
②「本音で話す」ことは、弱みを見せることではない
以前の転職で「聞いていた話と実際が違った」という経験があるとのことですが、これは今回の選考で活かせる材料です。面接で自分を大きく見せようとしたり、聞かれたことに無理に完璧な答えを用意しようとすると、かえって本音と建前がずれて、入社後のギャップにつながりやすくなります。マネジメント経験がないなら、「経験はないが、こういう形で貢献できると考えている」と率直に伝える方が、結果的に自分にも会社にも誠実な選考になります。取り繕った回答で通過することよりも、率直に話して見えてくるミスマッチの方が、後々よほど価値があります。
③子育ての事情は、「隠すか話すか」の二択ではない

面接で子育てについてどこまで話すか迷う気持ちはよくわかります。ただ、これは「隠す」か「全部話す」かの二択ではありません。今回の選考で聞きたいのは、あくまで「働き方や業務量について、実態としてどうなのか」という情報のはずです。「子育てをしている」という事実そのものより、「フルタイムで働きながら、どの程度の柔軟性が必要か」を、具体的な質問の形で聞く方が、面接官にとっても答えやすくなります。何をどこまで開示するかに正解はありませんが、目的は「情報を隠すこと」ではなく「必要な情報を引き出すこと」だと捉え直すと、気持ちが楽になることがあります。
④判断の解像度を上げるための質問
自信を失いかけたときは、以下を自分に問いかけてみてください。
- 面接での指摘は、「今回のポジション特有の要件」なのか、「自分のキャリア全体に対する評価」なのか、切り分けられているか
- 3社のうち、選考を続けること自体がしんどいと感じている会社はどれか。それは日程調整の負荷なのか、気持ちの面での違和感なのか
- 今の体力的なしんどさは、「選考が終われば楽になる一時的なもの」か、「入社後も続きそうなもの」か
⑤選考中にやってしまいがちな失敗
複数社の選考が同時に進んでいるときは、次のような失敗もよく見られます。「一社の面接での指摘を、選考全体、あるいは自分のキャリア全体への評価だと過度に受け取ってしまう」「体力的にきついと感じながらも、一人で抱え込んで日程を詰め込み続けてしまう」「働き方について聞きたいことがあるのに、『聞きにくい』という理由で確認を先送りにしてしまう」。事前に知っておくだけで、防げるものも多いです。
まとめ:選考中の心の揺れも、大事な判断材料
内定が出るまでの選考期間は、結果が見えない分、とても消耗します。面接での指摘に落ち込むことも、体力的にきついと感じることも、弱さではありません。むしろ、その会社・そのポジションが自分に本当に合っているかを見極めるための、貴重な材料です。
一人で抱え込まず、しんどさを感じたときこそ、一度立ち止まって整理する時間を持ってみてください。
\ 選考中の悩みも、一人で抱え込まなくていい /
withworkでは、内定が出た後の意思決定だけでなく、選考が進んでいる最中の不安や自信の揺れにも、キャリアアドバイザーが一人ひとりに伴走しています。
「面接での指摘で自信を失ってしまった」「子育てのことをどこまで話していいか分からない」「複数社の選考をこなす体力に限界を感じている」——そうお考えのワーキングペアレンツの方は、ぜひ一度ご相談ください。

