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【転職相談】転職先が決まっていないのに保育園の申し込みが迫る。入園と入社をどう決める?

この記事は、withworkに実際に寄せられたご相談内容をもとに、プライバシー保護のため個人が特定される情報を変更・複数の事例を組み合わせて構成しています。特定の個人へのインタビューではありません。

「転職先が決まっていないけれど、保育園の申し込みはどうすればいい?」——4月入園の申し込みが近づく秋から冬にかけて、こうした相談はとても増えます。4月入園の申し込み締め切りは、前年の秋から冬に設定している自治体が多く、ちょうど転職活動の山場と重なりやすいからです。

特に、内定は出ているのにまだ転職先を決めきれていない場合、「今の勤務先で申し込んでいいのか」「就労証明書はどちらの会社に頼めばいいのか」「入社日と入園日、どちらを先にすべきか」と、悩みが一気に増えます。今回は、保育園の入園待ちの子どもを家で見ながら働き、2社の内定で迷っている方のご相談をもとに、転職と保育園のタイミングを考えます。

お悩み

【読者の相談内容】

・プロフィール:37歳・中小企業の総務(社内研修・業務マニュアル整備・システム導入)/年収520万円/子ども:1歳半の息子(保育園の入園待ち。一時保育を週1日利用)
・相談テーマ:内定は2社出ているが、転職先がまだ決まっていない。4月入園の保育園の申し込みが迫っていて、手続きと入社時期をどう考えればいいかわからない

物流会社の問い合わせセンターで、オペレーターから研修担当まで経験しました。その後フリーランスを経て、今の会社で総務を担当しています。子どもが保育園に入れず、一時保育も週1日しか使えないため、今は家で子どもを見ながらフルリモートで働いています。業務量が多く、毎日12時間近くPCの前にいる生活を変えたくて転職活動を始め、2社から内定をいただきました。

  • A社(Web制作・運営代行の会社):以前、業務委託で一緒に仕事をしていた会社。プロジェクト管理と社内育成を兼ねるポジションで、提示年収は500万円。フルリモート・フルフレックス。ただし日中のクライアント対応が基本で、案件によっては土日の対応もある
  • B社(ホリゾンタルSaaS企業):問い合わせ対応の仕組みづくりを担うカスタマーサポート職。年収は470万円前後になりそう。子育てをしながら働く先輩社員がいて、「ここで働く姿が想像できる」と感じた。入社後は週に数回の出社がある見込み

カスタマーサポートの職場で働く母親のイメージ

気持ちが一番しっくりくるのはB社です。でも、転職先がまだ決まっていない状態で、4月入園の保育園の申し込み締め切りが来月に迫っています。今の会社の就労証明書で申し込んでいいのか、転職したら何か手続きが必要なのか、わからないことだらけです。入園前に入社して家で子どもを見ながら新しい仕事を覚えるのか、入園してから入社するのかも決められません。転職先が決まっていないまま、保育園の手続きを進めてもいいのでしょうか。

キャリアアドバイザーからの回答

家でお子さんを見ながら働き、そのうえ転職活動まで進めてこられたこと、本当にお疲れさまでした。一時保育の日程に合わせて面接を組むだけでも、大変な調整だったと思います。

保育園の手続きと転職は、別々に考えると混乱しがちです。ここでは「保育園の申し込み」「入社日」「内定先の選び方」の順に整理します。

① 転職先が決まってなくても、保育園の申し込みは先送りしない

「転職先が決まってから申し込もう」と考えて申し込みを遅らせると、4月入園の一次募集の締め切りに間に合わなくなるおそれがあります。在職中であれば、まずは今の勤務先の就労証明書で申し込むのが基本です。そのうえで、入園の前後に転職した場合は、新しい勤務先の就労証明書を提出し直したり、勤務先の変更を届け出たりする必要がある自治体が多くあります。勤務時間や勤務日数が変わると、選考の点数(指数)が変わる場合もあるので、申し込みの段階で「転職を予定している場合の手続き」をお住まいの自治体の窓口に確認しておきましょう。

今の状況 申し込みのときの注意
在職中で、転職を予定している 多くの自治体では今の勤務先の証明書で申し込み、転職後に届け出る。勤務時間が減る・空白期間ができる場合は扱いが変わる
育休中 元の勤務先への復職が前提の自治体が多い。復職せずに転職すると内定取消・退園の可能性
すでに退職している 「求職中」の扱いになり、点数が下がることが多い
内定先に入社する前 「就労内定」として申し込める自治体もある

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② 入社日は「入園日」と「慣らし保育」から逆算する

4月に入園すると、最初の1〜2週間ほどは慣らし保育で、短い時間しか預けられないのが一般的です。入社直後と慣らし保育が重なると、仕事を覚えなければいけない時期に早いお迎えが続くことになります。入園前に入社する場合は、家で子どもを見ながら新しい仕事を始める期間をどう乗り切るか、内定先に相談しておくことが欠かせません。実際に、入園の数か月前に入社した方もいます。この方は、選考中から一時保育の日に合わせて面接を組み、内定先からも「登園日でなくても気にしないで」と言われていたそうです。入社日は「何月に入れるか」ではなく、「入園と慣らし保育の時期に、どちらの会社でどう働くか」から考えましょう。

③ 内定先は「入園前の数か月」と「入園後の数年」の両方で比べる

保育園に入る前は「フルリモートかどうか」が何より大きく見えますが、その制約は入園までの一時的なものです。入園後は、保育園の預かりが平日中心になります。A社の「日中のクライアント対応が基本」「土日の対応もある」という条件は、入園後のほうが響いてくる可能性があります。B社は出社がある分、入園後の通勤時間とお迎えの時間が合うかを確かめておく必要があります。もう一つ、以前一緒に働いた会社の「知っている安心」は、入社後のギャップが小さいという大きなメリットです。ただし、それは「失敗しにくい」理由であって、「一番働きたい」理由とは別物です。この2つを分けて比べてみてください。

④ 判断の解像度を上げるための質問

最後に、ご自身に問いかけてみてほしい質問を挙げます。

  • お住まいの自治体の4月入園の締め切りはいつか。転職した場合に、就労証明書の再提出や変更の届け出は必要か
  • 内定先に、就労証明書をいつ頃発行してもらえるか。入社日を入園の前と後のどちらにするか相談できているか
  • A社の土日対応は、入園後に土曜保育が使えない場合でも回せる頻度か。B社の出社日は、お迎えの時間に間に合う働き方か

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⑤ 転職と保育園の手続きでやってしまいがちな失敗

よくある失敗を3つ挙げます。1つ目は「転職先が決まっていないことを理由に、保育園の申し込みを見送ってしまう」ことです。締め切りを過ぎると、4月入園の選考に参加できなくなることがあります。2つ目は「転職後に、勤務先が変わったことを自治体に届け出ていない」ことです。必要な手続きは自治体によって違いますが、入園後も勤務状況の確認があるのが一般的なので、転職が決まった時点で窓口に確認しましょう。3つ目は「希望年収を『最低ラインですね』と言われて、そのまま頷いてしまう」ことです。保育園の手続きに気を取られていると、条件の確認がおろそかになりがちです。希望額と最低額は事前に分けて整理し、アドバイザーに伝えておきましょう。

4月入園を目指す場合の、入社日を入園日から逆算するスケジュール例

まとめ:転職先が決まってなくても、保育園の申し込みは「今」進める

転職先が決まっていないことは、保育園の申し込みを遅らせる理由にはなりません。今の勤務先で申し込み、転職が決まったら自治体の手続きに沿って届け出る。これが基本の流れです。

そのうえで、入社日は入園日と慣らし保育から逆算し、内定先は入園後の数年を見すえて比べる。保育園と転職、2つのスケジュールを一緒に組み立てることで、4月からの新しい生活を安心して迎えられるはずです。

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withworkでは、求人を紹介するだけでなく、入園時期を見すえた入社日の調整、就労証明書の発行時期の確認、入園前後の働き方のすり合わせまで、キャリアアドバイザーが一人ひとりに伴走しています。

「転職先が決まっていないけれど、保育園の申し込みが迫っている」「入社日と入園日をどう合わせればいいかわからない」——そうお考えのワーキングペアレンツの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事のライター

高野 莉江(たかの りえ)

XTalent株式会社 withwork リクルーティングアドバイザー(RA)。キャリアコンサルタント資格保有。美容機器メーカーでの営業を経て、医療系人材紹介会社で両面型コンサルタント業務・中途採用に従事。IT企業での人事・人材紹介事業の新規立ち上げを経験後、フリーランスとして複数企業の人事支援に携わり、ワーキングペアレンツ向け転職サービス「withwork」を運営するXTalentに参画。現在は企業側の採用交渉や市場データ分析を通じ、ワーキングペアレンツの転職市場のリアルを把握している。自身も1児の母として育児と仕事の両立に奮闘する当事者でもある。実体験に基づく「リアルな両立の視点」と採用市場に関する専門的な知見を掛け合わせ、子育て世代が自分らしく働ける社会の実現を目指し情報発信を行っている。