公開日

転職を決める前に

キャリアアップとワークライフバランス。両方望む転職はわがままですか

キャリアアップしたい。でも、ワークライフバランスも崩したくない。転職で両方を求めるのは、わがままなのだろうか。

20代のころは、時間を気にせず仕事に打ち込めた。今は同じようには働けないけれど、仕事への気持ちがなくなったわけではない。withworkに相談に来られる方にも、そんな思いを持つ方がいらっしゃいます。

私は、長時間働くことをやめるのと、成長をやめるのは別の話だと思っています。ただ、次の会社で何を経験できるのかは、丁寧に見ていきたいところです。

こんにちは。XTalent代表の上原です。withworkはワーキングペアレンツのためのハイクラス転職サービスとして、キャリアと家庭をトレードオフにしたくない方の転職を支援しています。

サービスサイトはこちら

昔と同じ働き方を、意欲の証明にしなくていい

遅くまで仕事をした経験が、自分を育ててくれたと思うことはあるかもしれません。私も、その人にとって意味のあった時間まで否定したいわけではありません。

ただ、それと同じ時間を使えないから、これからは伸びないと決まるわけでもないですよね。

今までの経験があるから、早く気づける問題がある。自分で手を動かすだけでなく、人に任せたり、仕事の仕組みを変えたりすることもできる。次に身につけたい力は、以前と同じ量の仕事をこなすことだけでは得られないかもしれません。

一方で、「短い時間でも同じ成果を出さなければ」と、一人で効率化を背負い込むのも違うと思います。仕事の範囲や優先順位を調整し、チームで成果を出す。それができる環境かどうかも、転職先を考える大事な条件です。

「成長できる会社」で、何をするのか

求人票に成長環境と書いてあっても、自分が求める経験と一致するとは限りません。仕事の量が増えるのか、新しい判断を任されるのか。誰かから学べるのか、何でも自分で調べて進めるのか。その違いを知りたいですね。

転職でキャリアアップを考えるなら、次の問いから、自分の希望を言葉にしてみてください。

  • 今できることを、どこまで深めたいのか。それとも、何を新しく担いたいのか。
  • その経験は、今の会社ではなぜ得にくいのか。
  • 次の会社で、その仕事を任される見込みと支援はあるのか。

そのうえで企業には、「入社後、まずどの課題を任せたいと考えていますか」「仕事を振り返って、上長や周囲から意見をもらう機会はありますか」と聞いてみる。事業が伸びているという話だけでなく、その中で自分が何を担うのかまで確かめます。

管理職になることや年収を上げることも、キャリアアップの一つです。ただ、それだけが答えではない。専門性を深めること、顧客により深く関わること、仕事の成果に自分の判断が反映されること。何に手応えを感じるかは、その人によって違うはずです。

フィッツコーポレーションに転職された石原香苗さんは、初めから強いキャリアアップ志向があったわけではありません。公開インタビューでは、以前は仕事に追われる生活を離れたいと思っていたものの、転職後に広報としての仕事を認められ、もっと発信したい気持ちが生まれたと話しています。

キャリアアップすれば、仕事の幅を広げられるかもしれない。そう考えるようになったのは、偉くなることそのものより、自分が楽しく働くためだったそうです。

「仕事をもっと楽しむためにキャリアアップしたい」“ママじゃない私”を取り戻した転職とは
「仕事をもっと楽しむためにキャリアアップしたい」“ママじゃない私”を取り戻した転職とは

石原さんは、当初はフルリモート・フルフレックスを希望していました。でも、対話の中で、出社があっても働きたいと思える仕事に気づいていったといいます。これは、希望条件を下げればよいという話ではありません。自分が何のためにその条件を求めているかと、仕事で何に心が動くかを、両方確かめたお話だと受け止めています。

あなたにとっての理想のワークライフバランスも、もう少し具体的にしてみてほしいと思います。夕方の時間は守りたいのか、好きな仕事に集中する時間もほしいのか。その中で、今は何を最優先にしたいのか。一般的な「働きやすい会社」と、自分が気持ちよく挑戦できる会社は、同じとは限りません。紹介した内容は2025年2月時点のインタビューに基づきます。

続けられることも、次の挑戦の条件になる

仕事で挑戦することと、家庭で大切にしたい時間を守ること。そのどちらも望んでいるなら、片方を建前にしてしまわずに話してほしいと思います。

企業に伝えるときにも、「無理をしたくない」だけではなく、今までの経験をどう活かし、次に何を担いたいのかを言葉にする。その仕事を続けるために、必要な働き方も相談する。意欲を伝えるために生活の事情を隠す必要はありません。

入社して何を任されるかだけでなく、それを数年続けた先にどんな経験が残るのか。その時間軸で考えると、今の自分に合う挑戦も見えやすくなると思います。

自分にとってのワークライフバランスを整理することと、仕事の希望を具体的にすることは、同時に進められます。withworkでは、仕事への意欲を大切にしながら、続けられる環境を探していきたいと思っています。昔と同じ働き方ができないことを理由に、これからやりたい仕事まで小さくしなくていいんです。

withworkに無料登録して、キャリアを相談する

\ ご登録はこちら /
キャリアとライフをトレードオフにしない転職を相談する

まだ転職を決めていない方は、公式ポッドキャスト「キャラトラ」やInstagram(@withwork_official)もフォローしてみてください。仕事と暮らしを考えるきっかけを、引き続きお届けします。

あわせて読みたい

この記事のライター

上原 達也(うえはら たつや)

XTalent株式会社 代表取締役

XTalent株式会社 代表取締役。大学卒業後、株式会社SpeeeにてWebマーケティング・人事などを経て社長室に所属、新規事業や海外法人の設立に従事。その後JapanTaxi株式会社に入社し、事業開発を担当。2019年7月に「フェアな労働市場をつくる」をミッションにXTalent株式会社を設立、代表取締役に就任。「キャリアとライフをトレードオフにしない」という想いからwithworkを立ち上げる。共働きで、2児の育児中(料理担当)。