【転職相談】面接で「本音が見えない」と言われた。数字で語れる実績がないとき、どう伝える?

この記事は、withworkに実際に寄せられたご相談内容をもとに、プライバシー保護のため個人が特定される情報を変更・複数の事例を組み合わせて構成しています。特定の個人へのインタビューではありません。
「もっと専門性の身につく仕事に移りたい」と転職活動を始めたものの、最初の面接でつまずいてしまう——そんな経験はありませんか?
特に、今の仕事で数値目標がなく、自分なりに工夫してきたことを「成果」として数字で示しにくい場合、面接で何を話せばいいのかわからなくなりがちです。
そこに、在職中で面接の時間が取りにくいことや子どもの都合で予定が崩れたりすると、「このまま続けていいのか」と迷いも生まれます。今回は、子育てをしながら、IT業界への転職を目指した方のご相談をもとに、選考の立て直し方を考えます。
お悩み
【読者の相談内容】
・プロフィール:35歳・通信会社のサポート事務(カスタマーからの問い合わせ対応・契約管理)/年収560万円/子ども:4歳の娘(保育園)
・相談テーマ:IT寄りの仕事に移りたいが、数字で語れる実績がなく、面接で見送りが続いている。在職中で時間もなく、どう立て直せばいいかわからない
前職はスポーツクラブのインストラクターで、今の会社に移ってからはカスタマーからの問い合わせ対応や契約の管理を担当しています。IT企業にいながら仕事はほぼ事務で、ITの知識を実務で使う機会がありません。もっとITや業務改善のスキルを身につけたいと考え、これまでも何度か転職活動をしてみたのですが、時間の捻出が難しかったり、なかなか思うように進まなかったりで、しばらく転職活動を見送っていました。
しかし、子どもや家族の今後のことを考えて、改めて本腰を入れて転職活動を始めてみたのですが、今回の活動も順調とはいえません。
- 面接の状況:現職が忙しく準備が不十分なまま臨み、「回答がきれいすぎるが故に本音が見えない」「定量的な目標のない環境にいらっしゃるため、スピード感に適応できるか不安」と言われて見送りが続いている。子どもの体調不良で急な休みもあるため、そのポジションで迷惑をかけないかということも不安になった
- 書類選考:「開発の知識がない」「対応件数の規模が違う」といった理由で、見送りが続いている
- 気になる求人:業務内容には強く惹かれるが、出社日数が多く、応募をためらっている
今の生活スタイルだと、面接に使えるのは在宅勤務の日の夕方の時間帯だけで、有給も取りにくい環境です。業務改善には自分なりに取り組んできましたが、自分の判断で始めたことなので、数字の成果がありません。この状態で、どうやって選考を立て直せばいいのでしょうか。
キャリアアドバイザーからの回答
在職中に、子育てをしながら転職活動を続けていらっしゃること、本当にお疲れさまです。最初の面接で見送られると、自分の経歴そのものを否定されたように感じてしまいますが、フィードバックを見る限り、伝え方を変えることで十分に挽回できる内容です。
ここでは「実績の語り方」「お子さんの体調や家庭の事情との付き合い方」「応募をためらう求人への向き合い方」の3つに分けてお伝えします。
① 数字がない実績は、「違和感→自分で立てた目標→行動」で語る
「今の会社には数値目標がなかった」と事実だけを話すと、面接官には「数字を扱うのに慣れていない人」と映ってしまいます。大切なのは、数字がなかったことそのものではなく、そこで何を感じ、どう動いたかです。たとえば「顧客満足度を測る仕組みがないことに違和感を持ち、自分でアンケートの項目を作って改善に取り組んだ」というように、「状況→どう捉えたか→自分の打ち手→結果→振り返り」の順で話しましょう。

誰かに指示されたのではなく自分の判断で始めた取り組みは、むしろ強いアピールになります。また、「用意された言葉に聞こえる」と言われた場合は、台本を読み上げるのをやめましょう。要点だけをメモにして、自分の言葉で話す練習をするのがおすすめです。自己紹介も1〜2分の短い版を用意しておくと、緊張していても落ち着いて話し始められます。
② 体調や家庭の事情で選考を止めるのは、「逃げ」ではない
お子さんの急な発熱や体調不良は、子育て中の転職活動では避けられません。準備が不十分なまま面接に臨むより、事情を伝えて日程を少し先に延ばす方が、結果的に良い選考になることもあります。実際に、体調を理由に選考を数日止めたいと相談したところ、企業から「体調を最優先に」と快く了承してもらえた方もいます。その間に、ほかの求人にも応募して選択肢を広げておくと、焦らずに済みます。急に休む可能性が心配なら、それも選考の中で率直に確認して構いません。「この働き方で迷惑をかけないか」を確かめるのは、入社後のミスマッチを防ぐための大切な確認です。
面接に使える時間が限られているときの日程の伝え方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
【転職相談】複数社の選考、足並みをどうそろえる?ワーママの面接日程調整
▶ 数字で語れない経験の伝え方を、withworkのキャリアアドバイザーにLINE相談する
③ 条件で迷う求人は、カジュアル面談で働き方を確かめてから判断する
業務内容には惹かれるのに、出社の頻度などの条件で応募をためらう求人もあるでしょう。そんなときは、選考に進む前にカジュアル面談で直接確かめるのが有効です。実際に、出社頻度を理由に応募をためらっていた会社で、カジュアル面談の場で週2日の出社と中抜けが可能だとわかり、安心して選考に進められたケースもありました。条件だけで判断せず、一度話を聞いてみても良いかもしれません。
④ 判断の解像度を上げるための質問
最後に、ご自身に問いかけてみてほしい質問を挙げます。
- これまでの業務改善のうち、「自分で違和感を持ち、自分で目標を立てて動いた」と言えるものはどれか。それを2分で話せるか
- 面接の準備が十分にできないほど体調や家庭が厳しい時期に、無理に選考を詰めていないか
- 条件で応募をためらっている求人のうち、カジュアル面談で確かめれば解決しそうなものはどれか
⑤ 選考中にやってしまいがちな失敗
よくある失敗を3つ挙げます。1つ目は「今の会社の実情を、ありのまま話して終わってしまう」ことです。「評価の仕組みがなかった」「目標がなかった」で話を止めると、環境のせいにしているように聞こえかねません。必ず「そのうえで自分がどうしたか」までセットで話しましょう。2つ目は「面接の段階ごとの違いを考えずに、同じ準備で臨む」ことです。一次面接では実績や経験を、二次面接ではチームでの価値観や人間関係の築き方を聞かれる、というように、段階や面接官によって重視される点は変わります。事前にアドバイザーに傾向を確認しておきましょう。3つ目は「比べる相手がいないまま、選考を1社に頼ってしまう」ことです。1社しか選考が進んでいないと、その会社に決めていいのか判断がつきにくくなります。応募のハードルを少し下げて、同じ時期に複数社の選考が進むように組み立てておくと安心です。
まとめ:数字がなくても、「自分で動いた経験」は伝えられる
面接において、数字で語れる実績がないことは大きな壁に感じられます。けれど、面接官が知りたいのは数字そのものより、「この人は自分で課題を見つけて動ける人か」です。違和感から始まった自分なりの取り組みを、自分の言葉で語れるように準備しましょう。
体調や家庭の事情で立ち止まることがあっても、それは転職活動の失敗ではありません。自分のペースを守りながら、一歩ずつ選考を立て直していけば、きっと納得できる道が見えてきます。
\ 数字で語れない経験も、伝わる言葉に一緒に整えます /
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「面接でうまく話せず、自信をなくしてしまった」「子育てと仕事の合間で、転職活動の時間が取れない」——そうお考えのワーキングペアレンツの方は、ぜひ一度ご相談ください。

