転職を決める前に
フルフレックスの会社へ転職したい。育児との両立で確かめたいこと

子どもの通院や学校行事があるたびに、仕事をどう調整しようかと悩む。フルフレックスの会社への転職を考えるのは、そうした日々がきっかけかもしれません。時間の自由度は、確かに助けになります。ただ、その自由が「いつでも仕事を引き受けられること」に変わっていないかは、見ておきたいところです。
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こんにちは。XTalent代表の上原です。私たちの会社でもフルフレックスを採用しています。運営する側としても、そのメリットは大きいと感じています。だからこそ、制度名だけでは見えない部分についても書いておきたいと思います。
お迎えだけではない、日中の用事に対応できること
育児と仕事の両立というと、夕方のお迎えに間に合うかどうかを考えがちです。でも、子どもがいると、日中に仕事を離れたい場面もあります。病院に連れていく。学校の面談に出る。少しだけ仕事を抜けられれば対応できるのに、その時間がコアタイムに重なってしまう。
そのたびに休暇を取る必要があるのか、別の時間に仕事をすることで調整できるのか。この違いは、毎日の働きやすさに関わります。
フルフレックスは、一般にコアタイムを設けないフレックスタイム制を指します。一定期間の総労働時間の枠内で、始業・終業時刻を自分で決める仕組みです。中抜けや時間調整の具体的な運用は、勤務先に確認する必要があります。「フルフレックスなら、どんな用事でも休暇なしで抜けられる」という意味ではありません。制度の説明:厚生労働省
それでも、仕事と家庭の予定を、自分である程度組み立てられる余地がある。その価値は、実際に育児をしているとよくわかります。私自身、フルフレックスのよさを小さく見せたいわけではありません。選択肢があることで、無理なく続けられる仕事はあると思っています。
「夜にやればいい」が、毎日になっていないか
一方で、リモートワークとフルフレックスが組み合わさると、仕事を終えるきっかけも失いやすくなります。
夕方に間に合わなかった仕事は、子どもが寝てから。夜に終わらなければ、翌朝早く起きて。こうして調整する日があることと、それが毎日の前提になっていることは、分けて考えたいんですよね。
お迎えには間に合っている。でも、眠る時間が削られ、家でもずっと仕事のことを考えている。それでは、柔軟な働き方を選んだはずなのに、生活の余裕がなくなってしまいます。
自分で優先順位をつけ、仕事を区切れる人には、フルフレックスの恩恵は大きいと思います。ただ、働きすぎてしまう原因を、本人の自己管理だけに求めるのも違います。そもそもの仕事量が多すぎる。代わりに担当できる人がいない。困ったと伝えても、誰も優先順位を変えてくれない。そういう職場で「自律的に働いてください」と言われても、抱え込むしかなくなってしまう。
自由に時間を動かせることと、任された仕事がその時間で終わることは、別の話です。私は、ここまで含めて働き方を見てほしいと思っています。
制度の説明より、チームの一日を聞いてみる
転職先を考えるときは、採用担当者から制度の説明を受けるだけでなく、一緒に働く方の日常を聞いてみてください。たとえば、こんな聞き方です。
- 「日中に通院や学校行事で中抜けされる方は、普段どのように仕事を調整していますか」
- 「夕方に仕事を終える方がいる場合、会議や急ぎの依頼はどうしていますか」
- 「仕事が時間内に収まりそうにないとき、上司の方とはどのように優先順位を相談していますか」
聞きたいのは、制度を使ってよいかという許可だけではありません。自分がそのチームで、どんな一日を過ごすことになるのかです。
「皆さん自由にしていますよ」という答えが返ってきたら、もう少し具体的に聞いてもいいと思います。直近の例を知ることで、自分の生活に合うかどうかが見えやすくなります。夜間や早朝の稼働についても、可能な時間帯と、期待される対応を分けて確かめておきたいですね。
フルフレックスは、私たちがキャリアとライフを両立するための、有力な選択肢です。そのよさを十分に受け取るためにも、仕事を引き受ける仕組みだけでなく、抱えすぎたときに調整できる仕組みまで見ておく。そこに、その会社で長く働けるかどうかが表れると思います。
今の経験を活かしながら、育児に合わせて働く時間を調整できる会社はあるのか。withworkでは、希望する制度だけでなく、仕事内容やチームとの相性も含めて、次のキャリアを一緒に考えています。
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