2024.8.7

仕事中心→35歳で婚活!37歳で転職&出産した、3児の母の「心にブレーキをかけない」生き方

#キャリア
#高齢出産
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20代〜30代前半は、キャリア形成においても大事な期間。
仕事に専念するために、高齢出産を選択する女性が増えている一方で、「不安を感じる」という声も…。

今回は、先人の知恵を授かるべく、3児の母であり、ワーキングペアレンツ向け転職サービス『withwork』を運営するXTalent社にてマネージャーを務める佐々木さんにインタビュー!
20代から30代前半にかけて、仕事に大半の時間を投じてきた佐々木さんは、35歳の時に一大決心し、婚活を開始。
36歳で結婚、37歳で第1子、39歳で第2子、2022年41歳で第3子を出産…と、ライフ面における怒涛のアラフォー期間を過ごしました。
さらに、キャリア面では起業、5回の転職、個人事業主として活動したご経験もあります。

柔和な雰囲気で、冷静沈着(に同僚からは見える)。
情報収集と分析が得意で、一見石橋を叩きまくるタイプかと思いきや、豪胆に意思決定するギャップが面白い、佐々木さんのこれまでのキャリアとライフイベントについて深掘りしていきます!

終電生活に起業。仕事一辺倒だった、若手時代

ーーまずは、これまでのキャリアについてお伺いできればと思います。

新卒の就職活動は、いわゆる就職氷河期の末期の世代でした。
なかなか内定をもらえずに苦戦していた中、大手SIerの子会社にSEとして採用していただきました。
当時はITバブルで、文系の学生も含めSEが大量に募集されている時代でした。

入社するまではあまり深く考えていなかったのですが、SEという職種はかなりのハードワークであることが多かったんですね。
入社1年目はほぼ毎日、終電で帰る生活をしていました。
仕事が楽しかったのと先輩・同僚に恵まれたこともあり、辛いと感じたことはなかったのですが、よりエンドユーザに近い仕事がしたいと感じて、3年ほど勤めた後、インターネット広告専業の代理店に転職しました。
が、さらにハードワークで(笑)…、寝食以外は、ほぼ働いていました。

元々、「仕事が生きがい」というタイプではないのですが、忙しすぎて、若干思考停止だったかもしれません。
その後26歳の時に、起業した学生時代の友人に声をかけられ、2人目のメンバーとして参画しました。

ーーボードメンバーとしてジョインしたんですね!会社員時代とは生活も大きく変わりそうですね…?

起業したばかりで運転資金が乏しかったので、友人のご家族のご好意でお借りした一軒家でルームシェアをしながら仕事をしていました。
おはようからおやすみまで、衣食住が超近接している状態です。

もう1人のメンバーも含め、みんなでわいわいご飯を作ったり、夜お茶を飲みながらおしゃべりしたり、当時はまっていたアイドルの話で盛り上がったりしながら、楽しく過ごしていました。

ーー「お金がなかった」とのことですが、軌道に乗るまではアルバイトなどされていたんですか?

個人的な生活費を稼ぐために土日にアルバイトをしていた時代もありましたし、会社のランニングコストを確保するために、本業とは異なるマーケティングの仕事を受託でいただいていました。

ーー今佐々木さんがXTalent社にいらっしゃるので、なんとなく察してはいるのですが…。その企業は今どうなっているのでしょう?

とても楽しかったのですが、4~5年頑張ってもなかなか事業としてスケールできず…。
結局、私が在籍していたのは6年くらいですね。
現在は会社をたたんで、当時のメンバーはそれぞれの仕事をがんばっています。

ーー抜けたのは、ちょうど30代に突入した頃でしょうか?

そうですね、31歳のときです。
1年半ほど個人事業主をしたのですが、この時代は「人生の夏休み」ですね(笑)。
週4くらいのペースでゆったり仕事しつつ、趣味を楽しんだり、アルバイトをしたりと自由気ままに過ごしていました。

そして、33歳を目前にしたときに「そろそろ普通の会社員に戻りたいな」と思ったんです。
起業時代は、サービス開発、制作、バックオフィス、営業活動まで何でもやっていたのですが、「自分のコアスキルはこれ」と自信を持って言えるものがないことが気になっていました。

アラサーのうちに、もう一度自分を鍛え直してくれるような環境に飛び込もうと、医療従事者に特化した人材紹介会社に、マーケティング職として入社しました。

35歳、急いで「2ヵ月短期決戦」の婚活開始

ーー「35歳で婚活をした」と伺っていたのですが、ライフイベントのことも考慮しつつ転職活動されていたんですか?

いえ、まったく。
個人事業主時代も、「出会いもないし、一生結婚できる気がしないなあ〜」とすら思っていて(笑)。
「この先一人でもきちんと自活して生きていくために」といった思いで転職しました。

ーー婚活を始めるにあたって、何かきっかけがあったんですか?

4つ下の弟に、甥っ子が生まれたんですよ。
元々小さい子が大好きなんですが、甥っ子を見た瞬間に、私の中で赤ちゃんへの愛情が爆発しまして(笑)。
「なんだこの可愛らしい生き物は!」と。

その時点で35歳だったのですが、同時に「このままではやばいかもしれない」と思って。
自分の子どもを抱っこできる日が来るかどうか分からないけど、少なくとも今の生活の延長線上だと絶対に来ないな、と。
そんな焦りを感じて、急いで婚活を始めました。

ーー一大決心ですね!

子どもやパートナーを持たない人生も、もちろん選択肢の1つだと思います。
でも、私の場合は、子どもやパートナーがいる未来を見てみたいと思ってしまった。
もしここから自分が努力することでそちら側の人生が選択できるのであれば、一度は本気で努力してみようと思ったんです。

ーー婚活では、具体的にどのようなことをされたんですか?

行動はかなり早かったと思います。
6月末に甥っ子が生まれて、7月初めに会いに行き、例の母性が大爆発したんですね。
その1~2日後にはマッチングアプリに登録しつつ、職場や学生時代の友人に恥を忍んで「紹介して!」と声をかけていきました。
同時に、結婚相談所にもバーっと問い合わせをして、個別相談をしたりしていました。
いろんな婚活サービスを利用しつつ、「A社のコストは●●、データベースは××、サービスは△△」といった風に比較表を作って、「総合的にはB社がいいな!」と分析していました。
(※同僚Mの証言「佐々木さんは呼吸をするように、エクセルで比較表をつくる癖があります。」)

さらに、飽きっぽい性格なので、2ヵ月間の短期決戦でいこうと婚活のスケジュール表も作りました。
食わず嫌いせずにできるだけ沢山の人に会い、自分が婚活市場でどれくらいの価値があるのか、自分がどれくらい「いいな」と思える人に会えるのか、実戦で確かめようと思いました。
マーケティングで言うところのCVR(コンバージョン率)のようなものですね。
実際にお会いした方のリストも作りつつ…。
やばいですよね、「仕事か!」って感じですよね(笑)。

ーー佐々木さんが本気出すとすごいですね!

今まで35年間出さなかった本気を、その2ヵ月ですべて出しました。
プロフィール用の写真も専門の方に撮っていただきました。

ーー短期決戦の結果は…?

2ヵ月の婚活中に出会った、今の夫と結婚をしています。
後々、短期決戦の話を夫にしたらドン引きでした(笑)。

ーー夫さんの第一印象はどんな感じだったんですか?

第一印象は、「夢追い人…?(バンドでドラムやってる人…?)」でしたね(笑)。
実際には、音楽とは関係ないのですが、オールバック&ロン毛のツーブロックという髪型で。
でも、ウォレットチェーンがついた個性的なデニムを穿いているのに、すごく可愛らしいTシャツを着ていたんです、キャラものの。
そんな情報量の多すぎる初対面でした。

ーー実際に話をしてみても、好印象だったんですか?

いや〜、正直初めて会った時は、緊張であまり喋ってくれなかったんですね。
でも、食べ方や所作がとても綺麗で、良い意味でのギャップでした。
よくあるじゃないですか。
店員さんへの態度が悪くて幻滅したとか。
その逆で、「すごく人当たりが丁寧な人だな」「温かい家庭に育ったんだろうな」と、想像できました。

高齢出産の不安を抱えつつ、37歳で第一子出産

ーーその後、36歳でご結婚されてますが、一大決心してからのスピード感がすごいですね。

スタートが遅いので、「まいていかないと!」と思って。
でも出会った当初、夫の方は結婚相手ではなく「彼女」を探していたんですね。
ましてや子どものことなんて、全然考えてなくて。
男性にはそういった方もけっこういらっしゃるのかなと思っていたんですけれど。

なので、夫とはスピード感が全然マッチしておらず…。
でも、ただイライラしていても駄目だと思って。
ある日、夫に「私は36歳になった。クリスマスも誕生日も何もなかったけど、どう思ってるのか」と問い詰めたんですね(笑)。
そこから、「じゃあ、一旦実家に行く?」という話になり。
結果、婚活を始めた翌年の秋に入籍しました。

ーー婚活を始めて1年強で入籍!佐々木さんの中では、「計画通り!」といった感じでしょうか?

いや、もうちょっと早くても良かったかな(笑)。
なぜ急いでいたかというと、お付き合いすることになったくらいから、女性の妊孕性(妊娠するための力)について調べ始めていたんですね。
調べたところによると、36歳や37歳あたりが、妊娠が難しくなってくるターニングポイントであると。
必ずしも自分がそれに当てはまるわけではないと分かっていつつも、もし可能性を上げられるのであれば早い方が良いな、と。

ーー結婚するにあたって、ブライダルチェックなどもされたんですか?

ライトなブライダルチェックは、婚活より少し前にしていました。
すごく大きな不妊の要因が見つかったわけではなかったのですが、AMH値(卵巣に残った卵子がどれだけあるかを示す値)が若干低かった覚えがあったんです。
そのことも、私の不安を煽り「急がなきゃ!」という気持ちにさせていた理由の1つです。
そして、「じゃあ、結婚しましょう」と決まった段階で、入籍の少し手前に不妊専門のクリニックで一通り検査をしてもらいました。

ーー子どもが欲しかった佐々木さんにとっては、大事な検査ですよね。

たとえ妊娠が難しいという結果であっても、早めに知っておきたい気持ちがありました。
夫が長男だったこともあり、夫の両親は孫を見たいという気持ちが自然とある世代なのかなと思っていたので、当人同士で「妊娠が難しいから結婚しません」なんてことはないにしても、ご両親に期待させ続けるのはお互いに辛いだろうな、と。
もし妊娠が難しい場合はちゃんと話しておこうと考えていました。

ーー今は3児の母ですが、お一人目の出産時はおいくつだったんですか?

36歳で妊娠が分かり、37歳で出産しました。

ーーいわゆる高齢出産になると思うのですが、スムーズにご妊娠はされたんですか?

入籍前に不妊治療専門のクリニックで検査をして、そんなに妊娠しやすい体質というわけではないということは分かったんですが、しばらく同じクリニックで体調を見てもらいつつ、タイミング法の指導を受けていました。
そして、たまたま運良く、早い段階で授かりました。

ーー37歳での初産。不安はありましたか?

やはり最初ということもあり何も分からないので…そもそも「無事に産めるのか?」という不安はありますよね。
「第◯週の胎児は、このくらいの大きさなんだ」とGoogle検索しながら、一喜一憂していました。
つわりはそこまで大変な方ではなかったんですが、当時は新型コロナウイルスが流行する前でごく当たり前に出社をしていたので、通勤時の電車や坂道を「うーん、なるほどこれはしんどいな…」と思いながら、フルタイムで働いていました。

ーーお休みはどのくらい取得されたんですか?

「産前の有給取得〜産休〜育休」で、ちょうど1年くらいですね。
ハードワーカーだったこともあり、有給がたくさん残っていたんですよ。
7月が出産予定月だったんですが、有給を使って4月から休み、翌年の4月に復職しました。

ーー育休明けはスムーズに復職されたんですか?

比較的スムーズでしたね。
セールスチームでマネージャーの補佐をしつつ、業務改善のプロジェクトを進めるといったお仕事をしていたのですが、社外的なやり取りが少なく、かなり自由度の高いポジションであったことが大きいです。

ーーその後、転職されたそうですが…?

長男が1歳半の時、生命保険会社に転職しました。
周りからは「まだお子さんが小さいのに大丈夫?」という声もありましたが、自分としては前職の会社ではやりきった感があったのと、もし事業責任者としてやっていくならば、もっとサービス自体に思い入れがないと難しいだろうなと思うようになり…。

実は、転職については出産前から考えていたんです。
でも、妊娠中はホルモンの関係でメンタルが不安定な時期でもあるなと思って。
復職してから冷静に考えようと思い、一度は踏み留まってからの転職です。

転職→入社1ヵ月で第2子の妊娠発覚

ーー第2子のご出産は、39歳の時ですよね。この時の妊娠&出産もスムーズだったんですか?

長男の卒乳が終わった段階で「できれば2人目がほしいな」と思い始めて。
転職先の企業にも、入社前にそういった意思があることを伝えていたんですね。
ただ、思った以上に展開が早くて、2020年1月に入社したのですが、その翌月に妊娠が発覚したんですよ。
入社したばかりでさすがに…とは思ったものの、産まないという選択肢は考えられなかったので、上長に「入社して早々産休に入ってしまうことになり本当に申し訳ないのですが…」と報告しました。

ただ、念願の2人目を授かった一方で、難しい局面が立て続けに発生しました。
新型コロナウイルスの流行で会社がリモートワークに切り替わったことに加え、保育園が休園になってしまったんです。
会社としても新しい働き方に模索している段階で、まだ幼い長男と一日中二人で過ごさなければならない状況。
PCに向かうこともままならず、非常に辛い時期でした。
さらに、早い段階で会社とのアンマッチも感じていて、コロナ禍や妊娠中でなかったら、短期離職で再度転職活動をしていただろうなとも思いました。
しかしタラレバを言っていても仕方ないので、なんとかここは踏ん張って産休を迎えて、育休復帰後1年は恩返しをしようと気持ちを切り替えました。

転職活動中、第3子の妊娠が明らかに。面接官の意外な反応とは

ーー恩返しが終わってから、5回目の転職活動。この時、第三子の妊娠が発覚したんですよね…?

当時41歳だったんですが、もし授かることができるならもう1人産みたいと、2人目を産んだ直後に思ったんですよね。
転職活動をしながら、第2子が卒乳したタイミングで妊活も始めました。

ーー出産時のトラウマでなかなか次の子をためらう方が多い中で、すごいですね。

自分でもクレイジーだなと思っています(笑)。
第2子がすごくせっかちな子で、産院に到着してから1時間半でポーンと生まれたんですよ。
痛みはもちろんあったのですが、だいぶお産の時間が短縮されたこともあり、このレベルならもう一回頑張れるかも、と思ったんですよね。
あと、上が男の子2人だったので、女の子も見てみたいなという気持ちもあり。
3人兄弟でも、それはそれで肝っ玉母ちゃんになるのも悪くないなと。

ーー40代で2児の母、さらに妊娠中。転職活動に不安はありませんでしたか?

転職活動自体は、過去にも何度か経験があったので、不安はほぼ感じませんでした。
それよりも、当時の仕事が忙しくなり夕食の準備ができない日も出てきていたので、「早くこの状況を打破せねば」という気持ちの方が強かったですね。
ワーキングペアレンツの転職支援に特化した『withwork』なら、そういった状況を汲んでもらえるのではと思い、登録しました。

ーーいろんな転職活動の手段がある中で、withworkに登録された理由は?

ワーママ向け=女性に特化したエージェントや、ハイクラス向けのエージェントにも登録したのですが、 そのどちらでもない「ハイクラスのワーキングペアレンツ向け」というところに興味を惹かれました。
家庭をないがしろにはできないけれど、せっかく仕事をするならばやりがいを持って働きたい、という自分のニーズに合致していると思いました。

ーーwithworkを介しての転職活動で、印象的だったことは?

「保育園児2人の育児中で、さらに3人目妊娠中」という状況は、転職市場では明らかに弱者であると認識していました。
でも、withworkではその認識が良い意味で否定され、働く母であることが特別なこと・ネガティブなことではなく、ごく”普通のこと”として受け入れてもらえて、居心地が良かったですね。

担当のキャリアアドバイザーさん(金城さん)が、一貫してセールスとしての成約よりも、私個人の転職活動が良い形で進むよう尽力してくださるのも伝わってきました。
やり取りもLINEでほぼ完結できたので、ちょっとした空き時間にコミュニケーションが取れてテンポよく進められますし、メールよりもカジュアルにメッセージが送れて便利でした。

ーー妊娠中の転職活動は、どのように進められたんですか?

金城さんには、「普通に考えれば、妊婦であることは転職活動において不利に働くと思うけれど、それも含めて受け入れてくださる企業があれば広く検討したい」と正直に伝えていました。
提案のあった企業の選考を複数受けてみたのですが、苦い反応をされることがなく、非常に驚きました。 withworkで紹介いただいた企業は、リモートワークやフレックスなどの制度面が充実しているケースが多いのはもちろんですが、経営層をはじめ社内の理解が醸成されている企業が多く、「働く母であること=減点」とならないことが印象的でした。
選考中に妊娠が発覚したことを伝えると、第一声で「おめでとうございます。佐々木さんを応援します。」と言ってくださったり。
その上で、「選考に関しては、ライフイベントによって結果が左右されるものではないので、そのまま継続しましょう。」と添えてくださり、素敵な企業だなと感銘を受けました。
他にも、どのような受け入れ方をしたらお互いにとって良い形になるのか何度も社内で熟考くださり、入社後のキャリアプランを提示してくださる企業さんもいらっしゃいました。
みなさん、私の状況を特別視せずに前向きに捉えてくださったことが、非常に嬉しかったです。

ーーそのような中、withworkを運営してるXTalent社に入社いただいた訳ですが、決め手はありましたか?

決め手は、3つありまして。
1つは、社会貢献性の高い仕事ができ、ビジョンやミッションが自身のWillや嗜好に合っていたこと。
これは新卒の時から一貫して大事にしていることです。
2つ目は、40代での転職ということもあり、自分のこれまでの経験やスキルが活かせる仕事内容やポジションであること。
3つ目は、選考中にお会いした社員がみな心理的安全性がとても高かったこと。
自分に限らず、何かしらの制約を抱えている人が自然体で働けることができると感じました。

ーー選考中の佐々木さんに初めてお会いした時、2児の幼子を抱える母という“アップアップ感”がなくて驚きました。

いや、アップアップしてましたよ、毎日(笑)。
仕事の時が一番落ち着いているからでしょうね。
論理が通じない生き物=子どもにカットインされない、一番自由な時間ですよね。
家では、子どもへのイライラが抑えきれず怒鳴ったり、床に落ちている洗濯物を足でヒョイと拾い上げては洗濯機にシュートしたりする日々です。

ーーXTalentにご入社されて半年後、41歳の時にご出産されましたよね。これまでのご出産と違いはありました?

第3子にして初めて無痛分娩にしたこともあり、もっとも快適なお産でした。
第1子からお世話になっている産院で無痛分娩が選択できるようになり、高齢出産でもあるので産後に体力を温存しておきたいと思い、お願いしました。

産前でいうと、年齢を重ねるにつれて、腰痛などのマイナートラブルがレベルアップしていく感覚はありましたね。
つわりに関しては、子どもによって症状が異なり、第1子は食べ物の好みがガラッと変わり、第2子はよだれづわり、第3子は胃がムカムカする感覚と、眠気。胎児にも個性があるんだなと思いました。

ーー約半年間の育休を経て職場復帰。今回の復職はいかがでした?

末っ子が生後半年に満たないくらいの時期だったので、発熱も頻繁でした。
毎週、Slackで「保育園から電話がきたので、お迎えに行ってきます」と連絡する日々で、勤怠はボロボロでした。
が、勤怠の壊滅的な状況とは裏腹に、周りのメンバーの理解があったことと、子どもの対応に関しては3周目で困ることがなかったので、精神的には非常に楽でした。
家事育児もどんどん適当になっていますね。
手を抜くことに罪悪感を感じにくくなってきています。

仕事に関しては、XTalentが自己開示しやすく、虚勢を張る必要がない環境であることに助けられています。
「今、こんなことが起こっていて、大変なんです」と言えることがどれだけ大事なことであるか、痛感しています。
我慢や無理を重ねて、どこかで飽和して爆発してしまうよりは、公私いずれでも大変な時には潔く何かを捨てて、70点を取り続ける努力をする。
仕事も家庭も持久走だと考えるようになりました。

3人子どもがいると、「大変そうですね」とよく言われます。
その裏には、「私はそこまではできない」という気持ちがあることも、ままあるように感じます。
たしかに大変ではあると思うのですが、「大変そうですね」よりは「楽しそうですね」「自分もそういう風になりたいです」「何かお手伝いできることはありますか?」という言葉が自然に出るような社会に変えていけるよう、自分のエネルギーを燃やしていきたいと思っています。

キャリア・ライフプランに悩む方へ、メッセージ

ーー最後に、キャリア・ライフプランで悩んでいる方、迷われている方にメッセージをください。

「正しい選択」をしたくて、自分にブレーキをかけていませんか。

正しさとは誰が決めるのでしょう?
世間でしょうか?
親から教えられた規範でしょうか?自分ではない誰かでしょうか?
あなたが笑顔で毎日を楽しめていることがすべてではないでしょうか?

あなたが自分と大切な存在のために一生懸命考えて出した答えが、「間違い」のはずがありません
考え抜いた自分を誇れるように、柔らかい頭と心で、とことん悩んでください!

ーー佐々木さん、ありがとうございました!

仕事と家庭の両立に悩んだら、withworkにご相談を

私たちwithworkは、キャリアとライフをトレードオフにしたくないと願う皆さんへの転職支援を行っています。
働くお母さんお父さんはもちろん、これから結婚や妊娠などのライフイベントを控えている方、不妊治療中の方など、ライフを犠牲にしない働き方をめざし、自分の理想のキャリアを描いていきたいユーザーさまに、withworkは徹底的に寄り添います。

「まずは情報収集から始めたい」「同じような境遇の方の転職成功事例について知りたい」という方は、ぜひお気軽にwithworkにLINE登録&ご相談くださいね。

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