2024.8.21

『コミュニケーションと柔軟性』で成長を加速。子育て世代も活躍するエブリーの働き方改革

#オフィス訪問
#ベンチャー
#仕事と育児の両立
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リモートワークとオフィス出社の利点を融合させたハイブリッドワークを導入している株式会社エブリー。従業員の柔軟な働き方を支えながら、スピーディーなコミュニケーションと高い生産性を実現しています。今回は、株式会社エブリー コーポレート本部 ピープル&コミュニケーション部 部長 数原さんに、その成功の秘訣と工夫について詳しくお話を伺います。

ハイブリッドワークで
「つくる」をスピーディーに進める

勅使河原:まずは、現在のエブリー社の働き方について、出社の頻度や就業時間など、教えていただけますか。

数原:就業時間について、10時30分から15時30分のコアタイムとしたフレックス制度です。出勤時間は、朝めちゃくちゃ仕事してますという人もいますし、10時30分ギリギリに始める人もいます。

出社とリモートワークについては、原則としてオフィスでのコミュニケーションを大事にしようというのが現在の方針です。なので、出社をメインとして、どれだけリモートワークを取り入れられるかという考え方で組織を運営しています。

各事業の進捗状況や、部署によってその辺りは柔軟に決めていて、リモートワークは週1日から週2日ぐらいはできるようにしましょうというのが前提です。ただ、子育て中などやむを得ない事情がある場合、基本的には週2回まではリモート日を確保しましょうという前提で、多少フレキシブルに進めているというのが実態です。

勅使河原:オフィスでのコミュニケーションを大切にする中で、うまくリモートワークも活用していこうという考え方なんですね。ちなみに、全員が集まる朝のミーティングみたいなものは実施されているんでしょうか?

数原:全体で、というよりは、どちらかというと部署やチームで実施していて、ミーティングを行う時間帯もそれぞれ違います。コアタイムの10時30分からだったり、昼会だったり、夕会だったり。オンライン、オフライン関係なく、集まる時間帯や場所はチームや部署ごとに決めてもらっています。

勅使河原:チームや部署に組織運営の裁量が委ねられているんですね。いわゆる、コロナ禍の時期は、かなりリモートワークを取り入れていらっしゃったのでしょうか?

数原:2020年のかなり早期にリモートワークに振り切っていました。とはいえ、弊社の事業は作ったものを運用していくというより、まだ作っていくフェーズにあるので、会話してスピーディーに進める方がどちらかというと良いよね、という声も上がりました。

そういった経緯で、先ほどの出社を基本原則として、いかにリモートワークを取り入れるか、という思想に変わり、ハイブリッドワークに切り替えたのはここ2年ぐらいのことです。

勅使河原:コロナ禍でリモートワークと出社両方を経験したことで、自社に合った働き方を模索されたんですね。ちなみに、ハイブリッドワークを取り入れる中で、事業成長にポジティブに働いていると感じる部分や、メンバーの皆さんからの声はいかがですか?

数原:やっぱり直接話して進めた方が早いよねというのは、おそらく皆さん感じていただいてるのかなと思っています。出社もリモートワークも仕事を進める上で役に立っているとは思いつつ、どういう風にハイブリッドワークを活用していくかというところを探っているのが現状です。

勅使河原:リモートワークにおいては、疎外感を感じずに、生産性を高めるような取り組みはされていますか?

数原:週1回のリモートの日をチームで決めていることもよくあります。当然、個別の事情もあるので、毎回想定通りにならなくても、ある程度、日付や曜日を決めて運用しています。なので、出社の日に誰かだけいないとか、全員バラバラに出社するので週に1度も会わない人がいるとか、そういう状況はあまり生まれてないんじゃないかなとは思っていますね。

また、チーム会を定期的に開催しているところもあれば、子育て中の方が多いチームは、オンラインのコミュニケーションをどう上手くやるかに重きを置いてたり、自主的に工夫していますね。

勅使河原:会社でガチっと決めるというより、メンバーの方々が働きやすく、生産性を高く保てるように、柔軟にハイブリッドワークに取り組まれていらっしゃるのだと感じました。ちなみに、送迎や子どもの体調不良等で出社日に早く帰らなければならないワーキングペアレンツの方も多いと思いますが、皆さん、残務を持ち帰って自宅でやられることはあるんでしょうか?

数原:実態としてそういったことも発生しているかなと思うんですけど、それを推奨してしまうと、結果的にずっと働き続けちゃいますよね。

弊社では勤務時間を1日8時間とせず、月160時間は働いてくださいねというカウントの仕方をしています。出社日はコアタイムを中心にやるべきことをやっていただいて、リモート日に作業を寄せたり、会社としてはメリハリがつくと思っています。「あとでやればいいや」となると、深夜まで働いてしまうという事態は大いにして発生してしまうので…。

勅使河原:会社としては、できる限り、その日はその日で切り上げて、健康的に働くことを推奨されているんですね。月の累計勤務時間で考えるのは、ワーキングペアレンツにとっても調整しやすくていいですね。

すべては事業成長に向き合うため
スピーディーなコミュニケーションを叶える工夫


▲執務室の窓からは東京タワーが目の前に。別方向には遠くにスカイツリーも。最高な眺望。

勅使河原:エブリーの本社オフィスは東京メトロ六本木一丁目駅直結の住友不動産六本木グランドタワー38階にあります。交通の便も、眺望もとても良い場所にありますね。出社して働く時間を豊かにするために、オフィスの機能で特にこだわっている点があれば教えてください。

数原:今日いらっしゃってビックリされたかもしれないんですけど、オフィスはあまりいじっていなくて、ベンチャーっぽいキラキラした感じが1つもないと思います(笑)

まだまだこれからのフェーズなので、内装にすごく投資をするというより、立地的な通いやすさでしたり、座席間にしっかりスペースを取れる環境ということをまず優先しています。

メインコンテンツである動画の撮影もオフィスで行うので、スタジオやセットはありますが、執務室側はいたってシンプルな作りです。


▲DELISH KITCHENの動画はこのスタジオで撮影。場所によって絶妙に光加減が違うので、専門のスタッフが1台ずつ設定を変えているそう。


▲芸能人も収録に訪れるという撮影スタジオ。リラックスしながら打ち合わせするスペースにも。

勅使河原:私、実は御社の前のオフィスにも訪問したことがありまして、その時からキッチンスタジオはインパクトがありました。現在のオフィスもそうですが、一見、研究所のような「ラボ感」のあるオフィスだなと。事業に直結する設備投資を大切にされているんですね。

数原:「ラボ感」、良い表現ですね。いい意味でもあまり手を入れずに、自由にフレキシブルに使えるようにしているという意味では近いかもしれません。

勅使河原:すごく実直に、事業やプロダクトに対して向き合うスペースとしてオフィスを活用されている印象です。皆さんが出社しているからこそ感じるコミュニケーション上のメリットはありますか?

数原:仕切られてない広い空間なので、あまり分け隔てがない感じですよね。部署名やチーム名も掲げられていないので、ぱっと見、どこに誰が座っているかかわからない(笑)

フリーアドレスではなく、一応座席は決めているんですけど、明確に「ここからこっちは絶対こう」というよりは、ちょっとチームや部署が入り混じっている。何か相談しに行く時は、ドアをノックしにいくような感覚ではなく、もっと気軽な感覚かなと思います。

横長の机とモニターが奥まで続いている。皆さん本当にフラッと相談し合っている様子が伺える。

▲それぞれのデスクには「エブリー」のロゴが入ったグッズがたくさん。

勅使河原:素敵ですね。オンライン上だと、本当に関わりのある人に用事がないと声をかけられないということもありますからね。

数原:コミュニケーションを円滑にするために、実は、よく席替えをするんですよね。この部署とこの部署はこういう関係値だから、席が近い方がやりやすいよねなどで結構頻繁に席を移動しています。

なので、個人の引き出しや棚を作らなかったり、各自荷物はできる限り少なくするというのも工夫の1つです。

勅使河原:事業の進捗によって、スピーディーなコミュニケーションを実現するために柔軟に形を変えていらっしゃるんですね。

事業の成長も、従業員の成長も叶える職場づくりを続けたい

勅使河原:数原さんの「エブリーの好きなところ」を教えてください。

数原:エブリーに入社して5年ぐらい経ちますが、フラットなところですかね。役職者に限らず、壁を感じることは稀かなと思っていて。

会社の規模が大きすぎないというのも勿論あると思いますが、社長も平場にいたり、ちょっと歩けば普通に役員がいるというのが良い環境で、事業を進める上でのフラストレーションも溜めにくいのではないかと思います。すごく良い文化で好きだなと思っているので、継続していきたいですね。

勅使河原:今後もハイブリッドワークを続けていく予定でしょうか?

数原:そうですね、オフラインでのコミュニケーションを取りながら組織運営するというのは変わらないかなと思います。とはいえ、従業員も30代前半がボリュームゾーンで、産休・育休取得者が全社の1割を超える年もあったりと、ライフイベント的には出産・育児を経験される方が多くなってきています。その方たちに仕事で成長していただきながら、家庭との両立をどう図っていくかみたいなところは、とても重要だと思っています。

仕事をしっかり続けて、エブリーのような成長ステージにある会社で働きたいという方の期待に応えられるよう、働き方を整えていきたいと思います。

勅使河原:最後に、御社にご応募を検討されている方にメッセージをお願いします。

数原:エブリーはユーザーにクライアントに事業にちゃんと向き合いたいという想いの強い会社です。弊社のようなステージの会社に来るのは、チャレンジングなことだと思いますが、自分自身も成長しながら、一緒に事業の成長を目指していける環境を魅力に感じていただき、エブリーを選んで入社してもらえるようにしたいですね。人事としても、その想いが果たせるように日々仕事に向き合いたいと思っています。

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■本日のインタビュイー
数原 隼平さん
株式会社エブリー コーポレート本部 ピープル&コミュニケーション部 部長
新卒で株式会社セブン銀行に入社、金融機関向けの営業を経て経営企画部門を担当。その後、株式会社セブン&アイ・ホールディングスへ出向しデジタル戦略事業等に携わる。2019年1月、株式会社エブリーに入社し経営企画を担当した後、2020年7月から人事として制度設計や労務に従事。2023年8月よりピープル&コミュニケーション部 部長に就任。

株式会社エブリー コーポレートサイト
採用サイト

■本日のインタビュアー
勅使河原 裕理(てしがわら ゆり)
大学卒業後から一貫して人材業界に従事(大手~スタートアップまで)。CxOクラスから若手優秀層まで幅広い層の方々のキャリア支援や新規事業関連の業務を経験。もっと幸せに働くワーキングペアレンツを増やして、子供たちへ明るい未来を残したいとの想いからXTalent株式会社へ参画。2児の母。

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ライター / 栗林 杏子

XTalent株式会社 コンテンツディレクター。大学卒業後、外国人向け宿泊施設でフロントを経験したのち、結婚を機に不動産系ベンチャーへ転職。投資家向けオンライン教育事業の立ち上げ、コンテンツ企画を担当。現在はXTalentにてコンテンツ制作やイベント企画、PRを担当。一児の母。

この記事のライター
栗林 杏子

XTalent株式会社 コンテンツディレクター。大学卒業後、外国人向け宿泊施設でフロントを経験したのち、結婚を機に不動産系ベンチャーへ転職。投資家向けオンライン教育事業の立ち上げ、コンテンツ企画を担当。現在はXTalentにてコンテンツ制作やイベント企画、PRを担当。一児の母。