2024.1.9

仕事のやりがいがない…!やりがいを持つ必要性と見い出せない時の対処法

#キャリア
#働き方
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「仕事と育児の両立もしやすく、働き方に関しては不満がない職場。でも、仕事の面ではやりがいが感じられない…」
「育休復帰後、マミートラックに陥り、もっと責任ある仕事がしたいのにサポート的な業務ばかりふられる」
「子どもに誇れる、やりがいや社会的意義のある仕事がしたい」

ワーキングペアレンツの転職支援に特化したwithworkでは、そのような転職理由でご登録される方も少なくありません。一日の大半を占める仕事。やりがいを求めての転職は、けっして“わがまま”なものではありません。
日々の働く原動力として、とても大切な要素です。
本記事では、人はどんな時にやりがいを感じるのか、仕事でやりがいを見つける方法について考えていきます。

そもそも「やりがい」とは?

「やりがい」とは、「ものごとを行う際の充足感や張り合い」「ものごとを行った手応え」のことを言います。
「やりがい」の「やり(遣り)」は「やること」、かい(甲斐)は「あることをする際の見返り」を意味します。
仕事の「やりがい」がある、というのは「この仕事をやってよかった」「この仕事はやる意義が感じられる」という状態です。
仕事をしていると、「この仕事、やりがいがないな…」と悩むことがあるかもしれません。
何がしたいのかも分からないし、どういうことに楽しみを見出せばいいのか分からない。
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なぜやりがいを感じる仕事をした方がいいのか?

「そもそも、仕事のやりがいは必要なのかな?」と思う方もいらっしゃいますよね。
「生活のために働いているんだから、やりがいは無くてもいいです」と割り切ることも悪くありません。
そういう価値観もありますよね。
ただ、仕事のやりがいというのは、無いよりはあった方が良いのでは?と思います。
それはどうしてでしょうか。
仕事にやりがいを見出すメリットや、
仕事にやりがいが見出せない状態が続くとどうなるか?ということについて、具体的に考えていきたいと思います。

仕事にやりがいを見出すメリット

多くの人にとって、仕事は一日の大半を占めるもの。
やりがいは、仕事におけるモチベーション維持や充実感に直結するため、やりがいを感じながら働いてる人は幸福度が高い傾向にあります。
そして、人事やマネージャーを経験された方から見ると、そのような従業員の方が
精神的に安定していてコンディションが良く、主体的に働くため成果に繋がりやすく、結果的に仕事のモチベーションも高い傾向にあるそうです。

また、どんな人でも程度の差はあれ、仕事において辛いことや「正直、面倒だな…」と感じてしまう場面がありますよね。
そのような状況でも、自身の燃料になる
「やりがい」というような拠り所があると、乗り越えやすくなるのではないでしょうか。

やりがいがない状態が続くとどうなる?

それでは、やりがいが無い状態が続くとどうなるでしょうか。
仕事にやりがいが無いと、例えばだらだらと働いてしまうとか、精神的にもよく無い状態、コンディションがよくない状態で働くことになりそうです。
また、自分がやっている仕事にやりがいを感じていなければ、成果を出そうと思いにくいですよね。
そうすると、さらにやる気が出ずにネガティブな気持ちで働いてしまう…という悪循環になります。
そんな状態は楽しくないですし、1日の長い時間を占める仕事の時間が辛いもの
になってしまいますね。

仕事でやりがいを見出せない理由

それでは、仕事にやりがいを見出せない、というのはどういった理由があるのでしょうか?
具体例をいくつか挙げていきます。

仕事がマンネリ化している

同じ仕事をずっと続けていると「自分がこうしたら、結果こうなる」ということがルーティーンになってしまうことがありますよね。
ルーティンが好きな方もいらっしゃるかと思いますが、「ずっと同じことをしていて飽きちゃうなあ…」という方もいますよね。
また、仕事内容が最初は楽しくやっていたことも、同じことが数年続くと楽しかったことが楽しくなくなってくる、というパターンもありそうです。
その結果、以前はやりがいを感じてやっていたのに、今となってはやりがいを感じられない、ということがありそうですね。

目標が曖昧で将来が見通せない

仕事をする上で目標があり、その目標を達成できると楽しい!と感じる方は多いのではないでしょうか。
仕事をしていく中で目標がないと、自分がやっている仕事が正しいのか、誰かの役に立っているのか、分かりにくいですよね。
自分のキャリアを考えても、今やっている仕事がこの先何につながるのか見通せなくなってしまいます。
その結果、仕事をしていても、もやもやしてしまったり、不安になってしまうということがあるのではないでしょうか。
今やっている仕事が具体的に何を求められていて、どうなると良いのか、そしてその仕事が今後どのようなことに繋がっていくのか、そういうことが分からないと仕事のやりがいは見出しにくいですよね。

頑張っても正当な評価が得られない

自分が頑張った仕事は、誰かに認められたい!と思いますよね。
頑張ったのに正当な評価が得られないと「報われないな」「なんのために仕事をしているんだろう」「この努力は無駄だったのかな」と感じてしまうのではないでしょうか。
正当な評価が得られないと、自分がやっていることが正しいのかも分からなくなってしまいます。
頑張っていることを認めてもらえない、そんな時は仕事のやりがいが見出せなくなってしまいそうです。

自分が活躍できる場面が少ない

業務の範囲が狭かったり少なかったりして活躍できる場面が少ない、もしくは苦手なことを仕事にしていて活躍できない、という場合もやりがいを感じられなさそうです。
「本当はもっとこんなことがしたい!こんなこともできるのに!」「また仕事でミスをしてしまった」「この仕事は自分に向いていないな」と思いながらの仕事は捗りませんよね。
そんな方も仕事のやりがいが見出せなくなりそうです。

仕事内容に誇りを持てない

自分がやっている仕事内容に誇りを持てない、という場合も、やりがいが見出せなくなってしまうのではないでしょうか。
自分の仕事内容に誇りを持てていないと、仕事も適当になってしまいそうです。
「自分の仕事は人の役には立っていない」と感じていたり、「人を騙しているんじゃないか、人に悪影響を与えているんじゃないか」と思いながらの仕事は辛いですよね。
そんな場合にもやりがいを見出すことが難しくなるのではないでしょうか。

仕事でやりがいを感じるのはどんな時?

これまで、仕事にやりがいが見出せない理由とその具体例についてお伝えしました。
それでは、次は仕事でやりがいを感じる時はどんな時があるかを考えてみましょう。

自分の仕事や成果が認められた時

自分の仕事や成果が正当に認められた時、評価された時には「この仕事をしていて良かった!」と思いますよね。
仕事をしていると、「自分がやっているこの仕事は、本当に人の役に立っているのかな」と不安になることもあるかと思います。
そんな時に、客観的に仕事や成果が認められると安心しますし、嬉しいですよね。
「あなたはとても人の役に立つ素晴らしい仕事をしているね」「あなたの仕事でこんなに売上があがりました!」そう言ってもらえると、仕事のやりがいを感じられそうです。

仕事に見合った報酬をもらえた時

自分が行った仕事に対して、それに見合った報酬がもらえている、というのは大事ですよね。
報酬は分かりやすい結果ですし、かつ自分の生活も潤うので、仕事に見合った報酬がもらえる、というのがやりがいになる方も多いのではないでしょうか。
「この仕事をしたからこれだけ稼げた!」ということが達成感につながり、結果仕事のやりがいに繋がる、ということもありそうです。
反対に、「これだけ仕事をたくさんしたのに、報酬がこれだけ?」と思ってしまうと、なかなか仕事にやりがいを見出せなくなってしまうのではないでしょうか。

仕事を通して成長できた時

大人になると、なかなか自分が成長しているという実感を得ることは少ないですよね。
ただ、仕事では様々な業務、タスク、折衝やノルマを乗り越える必要がでてきます。仕事を通して大変なことや辛いこと、面倒くさいことを乗り越えた結果、「こんなことが出来るようになった」「視野が広がった」など、実感が持てる瞬間もあるのではないでしょうか。そんなときも仕事のやりがいを感じそうですね。

人の役に立ち、感謝された時

自分の仕事が具体的に人の役に立ったと感じたり、直接感謝を言われたりすると、仕事のやりがいを感じそうです。
人の役に立つって嬉しいですよね。
「あなたのおかげで助かりました」「ありがとう」と言われると、仕事をしていてよかったなと思います。
自分の仕事が誰かのためになっていると感じられると、仕事のやりがいを感じるのではないでしょうか。

自身の能力を発揮できた時

自分が持っている能力やスキル、経験が活かされた時も、やりがいを感じられる瞬間なのではないでしょうか。
「自分だからできた」「これまで培ってきたものが役に立った」と思えると、自己肯定感にも繋がりますよね。
例えば、他の人が困っていることが自分にとっては簡単なことだったりすると、「手助けできてよかった!役に立って良かった!」と思いますよね。
また、過去の経験を生かして、前回よりも簡単に仕事が進められたりすると、仕事の満足感に繋がり、やりがいを感じやすいかもしれませんね。

仕事のやりがいを見つける方法

それでは、仕事のやりがいを見つける方法はどのようなものがあるのでしょうか?

自身の強みや過去を振り返り、自己分析する

これまでお伝えした通り、仕事は自分のスキルや経験が活かされたと感じる時にやりがいを感じやすいのではないかと思います。自分のスキルや経験を生かすためには、まずは自分の強みを知る必要がありますよね。
そのために、まずは自分の過去の仕事を振り返って自己分析してみるのが良さそうです。
たとえば、これまでやってきた仕事を洗い出して、得意だったものと不得意だったものに分ける、ということをやってみるのはいかがでしょうか。
自己分析することで、自分が得意なことが分かり、それを生かした仕事のやりかたを工夫できるかもしれません。

キャリアや仕事上での目標を設定してみる

キャリアや仕事での目標がない、という方は、自分なりに目標を設定してみるのも一つの手です。
目標があれば、それに向かって具体的に行動することができます。
自分が仕事を通してどんなことができるようになりたいのか、どんなことができると嬉しいのか、そんなことを考えて設定してみましょう。
目標設定をすることで、仕事にやりがいを見出せるかもしれません。
自分一人で行うことが難しければ、誰かに相談するのも良いですね。他の人と話してみることで新しい視点が見えてくるかもしれませんよ。

まずは目の前の仕事に一生懸命に取り組んでみる

逆説的ではありますが、まずは目の前の仕事に一生懸命に取り組んでみる、という方法もあります。
やりがいがないから適当に仕事してしまう、適当に仕事してしまうからやりがいがない…という悪循環を、好循環に自分から変えるということですね。
一生懸命仕事に取り組むことで、これまで見えてこなかった自分の得意なことや好きなことが見えてくるかもしれません。
目の前の仕事を一生懸命やることで、気づいたらやりがいを持つことができた、ということもあるでしょう。

主体的に行動し、改善策を探してみる

言われたことをただやるだけではなく、主体的に行動して、改善策を探してみるというのも一つの手です。
やらされ仕事になってしまうと、どうしても仕事は楽しくなくなってしまいますよね。
自分で出来ることを見つけて行動して、それに対して改善していく。
そうやって自分なりに前のめりに仕事をすることで、やりがいを持って働くことができるのかもしれません。

楽しめるポイントを探す

仕事にやりがいを感じられないという方は、今ある仕事の中で、少しでも楽しめるポイントがないか探してみるのはいかがでしょうか。
1日の時間の中で仕事をしている時間って結構長いですよね。
その仕事の時間が少しでも楽しい瞬間があると、仕事のやりがいを見出せるかもしれません。
たとえば、メールを送るというただ一つのタスクにしても、体裁を整えるのは楽しいという人もいれば、テンプレートを作って効率化するのが楽しい!と思う人もいらっしゃると思います。
自分なりに楽しい瞬間を少しでも見つけられると、そこから派生して「こんなことも楽しめそうだな」「こんなことが得意なんだな」とアレンジすることができます。そんな方法でやりがいが見出せるかもしれません。

どうしても見つけられない場合は、転職や異動も視野に

仕事にやりがいを見つける方法をいくつかお伝えしましたが、それでも「今の仕事でやりがいを見つけるのは無理!」と思われた方もいらっしゃるかと思います。
そのような方は、今の職場から異動を申し出て仕事内容を変えたり、転職活動をして仕事自体を変えてしまう、という方法もあるかもしれません。
異動を検討するのであれば、他の部署で自分に合ったものがあるか調べたり、可能であれば職場の上司に相談したり、といった行動が必要ですね。
転職活動をするのであれば、転職エージェントと壁打ちをすることで、新たな視点が見えてくるかもしれません。

「やりがいも私生活も」そんな時は、withworkにご相談ください

仕事におけるやりがいは、日々のモチベーションを維持するために非常に重要な要素である一方で、働き方や職場の人間関係などに大きく不満がある場合は、心身ともに健全な状態で仕事を長く続けることは困難となってきます。
「仕事におけるやりがいも、私生活も両方大切にしたい」という方は、ぜひwithworkにご相談ください。
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まとめ

一日の多くを占める仕事。
やりがいが感じられない状態は、心身にも悪影響を及ぼします。

「今の職場や仕事内容でやりがいを得るにはどうしたらよいか」
「現職では難しい場合、どういった企業であればやりがいをもって働くことができるか」

一度きりの人生。どうか悔いのないように向き合い、いきいきと理想のキャリアを築いていただけると嬉しいです。

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監修 / 重松 宏規

ビジネススクールを卒業後、「好奇心を切り口にした学びの場をつくりたい」との思いから、教育関連の事業を立ち上げ取締役COOとして経営に従事。その後、上場企業へのM&Aを経てワーキングペアレンツのキャリアの課題に向き合うため、地方からのフルリモートでwithworkへ参画。 高い傾聴力や言語化力から面談満足度も高く、入社後のイメージまで考慮し「その人らしさ」を大切にした求人のご提案を得意としています。

ライター / なかむら あお

大学院で心理学を修了した元臨床心理士。異業界・異職種への転職を経験。現在週4会社員の傍ら、noteやブログを書いたりアクティブに活動中。著書に「子育てのイライラ、便利家電で解決できます!」がある。男女年子の2児の母でもあり、「育児中でも心に余裕のある暮らし」をモットーにしている。 好きな食べ物はからあげとチャーハン。

この記事の監修者
重松 宏規

ビジネススクールを卒業後、「好奇心を切り口にした学びの場をつくりたい」との思いから、教育関連の事業を立ち上げ取締役COOとして経営に従事。その後、上場企業へのM&Aを経てワーキングペアレンツのキャリアの課題に向き合うため、地方からのフルリモートでwithworkへ参画。 高い傾聴力や言語化力から面談満足度も高く、入社後のイメージまで考慮し「その人らしさ」を大切にした求人のご提案を得意としています。

この記事のライター
なかむら あお

大学院で心理学を修了した元臨床心理士。異業界・異職種への転職を経験。現在週4会社員の傍ら、noteやブログを書いたりアクティブに活動中。著書に「子育てのイライラ、便利家電で解決できます!」がある。男女年子の2児の母でもあり、「育児中でも心に余裕のある暮らし」をモットーにしている。 好きな食べ物はからあげとチャーハン。