2025.4.8

「仕事をもっと楽しむためにキャリアアップしたい」“ママじゃない私”を取り戻した転職とは

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今回のwithworkの転職ストーリーは、「豊かさが香るものづくり」を理念に掲げ、香りにまつわるオリジナルブランド・ライセンス商品の企画開発、海外ブランドの香水輸入をはじめ、香り体験のデザインなどを手がける『株式会社フィッツコーポレーション』へご転職された、石原 香苗(いしはら かなえ)さんをご紹介します。 (※2025年2月時点のインタビュー内容です)

石原香苗 / 株式会社フィッツコーポレーション コミュニケーションデザインチーム 広報担当
PR会社ベクトルグループでPRの基礎を学び、大手化粧品メーカーで広報を経験した後、エンタメ系WEBメディアで編集ライターとして活躍。デジタル分野にも精通し、SNS運用やオウンドメディアの立ち上げ、SEO対策にも携わる。出産・育児を経て、乳幼児向けサービスのスタートアップ企業でひとり広報を経験後、フィッツコーポレーションに入社。広報として製品PRのほか企業広報も担当。PRのプロとして、多様な業界で培った経験を活かし、新たなキャリアに挑戦中。

ーー転職を検討し始めたきっかけは?

前職はスタートアップ企業で“ひとり広報”として働いていました。子育て中のママ・パパが多く、理解のある職場だったため、肩身の狭さを感じることもありませんでした。

また、自分が愛用しているサービスの広報だったこともあり、PRのアイデアも次々と湧き上がり、「仕事が楽しいな」と思いながら、充実した日々を送っていました。

しかし、スタートアップ企業ということもあり、会社の体制が変わり、広報部門が廃止されることにその年の暮れのことでした。この会社で長く働き続けたいと思っていた矢先の出来事で、まさに青天の霹靂。どん底に突き落とされたような気持ちでした。

やむを得ず転職を検討し始めましたが、当時の会社以上に、自分が仕事に打ち込める環境があるのか、ワークライフバランスを保てる会社があるのか…と不安でいっぱいでした。1月末には退職せねばならず、保育園の入園資格を失わないためにも、急いで転職活動を開始しました。

ーーwithworkにご登録いただいた経緯は?

ママ友にwithworkで転職した方がいて、紹介してもらったことがきっかけです。

転職活動を始めた当初は、別の転職エージェントを利用していましたが、思うような求人が見つからず、サポート体制にも不安を感じていました。

そんな時、友人に相談したところ、私はwithworkっていうエージェントを使ったよ。すごく丁寧にサポートしてくれるし、いい企業とマッチングしてもらえてよかったと聞き、藁にもすがる思いで、お茶しているカフェで即登録したのを覚えています(笑)

ホームページにキャリアとライフをトレードオフにしない」というフレーズが使われていて、まさに私が今回の転職に求めていたテーマの1つだったのも、登録につながった理由です。

当時、上の子は年中、下の子は2歳で、まだまだ手がかかる時期でした。でも、せっかく仕事するなら自分が好きなモノをPRする会社で働きたいなと思っていました。

1日の大半を仕事に費やすのであれば、「やりたい!」と思える仕事に出会いたい。そんな私の思いも受け止めてくれそうだと感じ、withworkに登録しました。

 ーーwithworkの転職支援を受ける中で印象的だったことは?

担当者との最初の面談で、諸条件を細かくすり合わせできたことはもちろん、私が求めている仕事内容を深堀りしてくれたと感じています。

「リモートがいい」「広報の仕事がいい」といった条件を伝えることは簡単ですが、それだけでなく、「こんな仕事だったら出社してでも働きたいと思えそう」「こんな仕事だったら長く働きたいと思えそう」といった潜在的な気持ちを、会話を通して引き出してくれました。

例えば、最初は「フルリモート・フルフレックス」を希望していました。ですが、担当者との会話の中で、「フルリモート・フルフレックス」でも、この業界では働きたいと思わないなと感じることがあったり、一方でこの会社なら出社日があっても楽しく働けるかもしれないと考えることも。契約書上の条件だけでなく、ポジティブに働ける環境を見つけることが大切だと改めて気づかされました。

面談直後、10件ほど求人を紹介してもらいましたが、その一番上にあったのが、現職でした。担当者の方も「ここは合いそう」と感じて一番上に記載してくれたのだと思いますが、まさにその通りでした!

転職活動中のワーキングペアレンツにとって、時短勤務やリモートワークの有無などの条件は気になると思います。私は転職エージェントを通さない転職活動も同時に行っていましたが、自分でこれらの条件を確認するのは、想像以上に大変でした。

withworkは、各担当者がワーキングペアレンツの状況をよく理解し、気になる条件面についても丁寧にサポートしてくれたため、安心して転職活動を進めることができました。

ーー現職のお仕事内容を簡単にお教えください。

現在は、株式会社フィッツコーポレーションの広報として、製品広報と企業広報を担当しています。マスメディア対応はもちろんのこと、インフルエンサーも製品PRにおいて重要なアーンドメディアと捉え、リレーション構築を行っています。

また、フィッツコーポレーション公式SNSの運用にも携わり、幅広い広報業務に携わっています。

ーー現職への入社の最大の決め手をお教えください。

入社の決め手となったのは、企業カルチャーの「明日も行きたくなる会社」というビジョンに惹かれたからです。「明日も会いたいと思う人がいる、明日も頑張りたいと思える仕事がある」、そんなビジョンを掲げる会社があるんだと感動しました。

私が転職活動をしていた頃は、コロナ禍が落ち着き始めた時期でした。多くの企業で、出社とリモートの比率が徐々に出社に傾き始めていた頃です。この先どうなっていくかは分からないけど、「明日も行きたくなる会社」を掲げる企業であれば、きっと時代の変化に合わせて、その時々に最適な働き方を会社と共に作り上げていけるのではないかと感じました。

未来においても、「明日も行きたくなる会社」と私自身が思い続けられそうだと感じ、入社を決意するに至りました。

また、フィッツコーポレーションは「香り」を軸に製品展開をしている会社なのですが、面接でオフィスを訪れた際、エントランスから会議室まで素敵な香りが広がっていて、「毎日いい香りに囲まれて働けるなんて最高だな」と直感的に感じたとともに、広報として情報発信している自分の姿を、イメージできたことも魅力でした。

表参道駅直結という好立地で、出社する日は、会社の仲間と表参道ランチを楽しんでいます!

ーー実際に働いてみて、入社前と現在でギャップなどはありますか?

会社のカルチャーや仕事内容に関しては、入社前に抱いていたイメージとギャップはありませんでした。

一方で、久々に新卒採用を行っている会社に入社したことで、20代の社員や学生インターンと接する機会が増え、「あれ、私って意外と年齢が上なんだ」と気づかされました(笑)。

子育てが始まって約6年、ママパパに囲まれた環境にいることが多かったので、子育て以外の会話の引き出しがなくて、何を話したらいいのか、こんな話し方だと圧迫感あるかなど心配になることも。若い世代と働くって、結構緊張するなと思いました。

ただ、その若さに教えてもらうこともたくさんあり、新たな刺激になっています。年代のギャップも楽しみながら、今後も頑張っていきたいと思います!

ーーワーキングペアレンツ視点で見た時、貴社のカルチャーや風土はいかがですか?

フィッツコーポレーションは、社員それぞれが、各メンバーの「明日も行きたくなる会社」を理解し合おうとする風土があるので、ワーキングペアレンツに限らず、それぞれのワークライフバランスを保ちやすい風土が根付いていると思います。

実際に働いてみて、子育てしながら働いていることへの後ろめたさを感じたりもないです。例えば、保育園から子どもの発熱でお迎え要請の連絡がきても、相談すれば快く送り出してもらえます。

フィッツコーポレーションの社員は個々を尊重しあうメンバーばかりなので、ママパパに限らず、介護だったり体調不良だったり、それぞれの状況を受け入れ、「明日も行きたくなる会社」になるように気持ちの良いコミュニケーションができるんです。

時短勤務やリモートワーク併用など、ワーキングペアレンツにとって有難い制度があることもそうですが、企業カルチャーである「明日も行きたくなる会社」の影響はとても大きいと思います。

ーー転職後、キャリア観や仕事に対する取り組み方に変化はありましたか?

自分が楽しく仕事をするために、キャリアアップに興味を持つようになりました。 私は、20代は仕事に追われる生活をしてきたので、「キャリアはもういい、ゆっくりと過ごしたい」と思い、約7年ほど正社員の舞台から降りて、肩の力を抜いた働き方をしていました。

キャリアプランにも興味はなく、「それなりに暮らしていけるお金が稼げればいいかな」と思っていました。なので、決して仕事へのモチベーションは高くないタイプだったんです。

でも、今回の転職では、withworkさんに素敵なマッチングをしていただき、これまでの経験を活かせるポジションに就くことができました。

そして、実際に働く中で、「メディアに露出してよかったよ」とか「分かりやすいリリースをありがとう」と褒めてもらえると、素直に嬉しく、充実感も感じています。

仕事に追われているという感覚もなくて、「もっと素敵なPR発信をしたい!」と前のめりな自分もいたり、子ども達が大きくなった時に「ママの会社の製品、学校で話題になっていたよ」とか言ってもらいたいなぁと思ったり。

もっと自社のPRを盛り上げていきたいと思った時に、ふと、キャリアアップしていくことで、仕事の幅が広がって、より世の中への発信力を高めていけるかもしれないと思ったんです。キャリアアップって偉くなるためにするんじゃなくて、自分が楽しく仕事するために必要な手段の一つなのかなと。

もしかしたら、私のように、今はキャリアに興味がなくても、いつかキャリアアップすることに興味を持つようになる人もいるかもしれません。将来的に自分が進みたい方向が生まれた時にその方向に進むためにも、今、目の前にある仕事を大切に進めることが、きっと未来の選択肢を広げてくれると思います。

私も、秀でた能力があるわけではないですが、目の前の仕事を一つ一つ大切に行ってきたことが一つの武器となり、今後のキャリアを後押ししてくれると思っています。

ーー転職後、ご家族との関係性やご自身の人生において変化はありましたか?

前職はフルリモートだったので、出社が増えることで心配な面もありましたが、夫がとても協力的で、家事・育児を一緒に行ってくれるので、大きな変化なく過ごすことができています。2人の子ども含め、家族4人の絶妙な連携プレーで何とか毎日をこなしている感じですが、それはそれで楽しい日々です。

また、私自身の人生観にも少なからず影響があったと思っています。転職後、表参道のオフィスに出社し、会社のメンバーと接することを通して、自分を取り戻すきっかけになっているなと感じています。

2児の子育てに奮闘した約6年は“ママ”という人格がメインで、それはそれで好きなのですが、子どもたちも少しずつ成長してきて、「あぁ、この先子どもが私から巣立っていくと、私の時間も増えていくな」と思ったとき、家庭以外の場所に自分の居場所があるってとても恵まれていることだなと。そしてそこで自分が充実した時間を過ごせることって、とても幸せなことだなと。

今はまだママとして過ごす時間が長いので、ママじゃない「一人の私」として人とコミュニケーションを取ることに戸惑うこともあるのですが、少しずつ私を取り戻しながら、子どもに依存しない、私ならではの人生の楽しみ方も模索していきたいなと思っています。

ーーこれからのキャリアに対する展望や希望があれば、お教えください。

「ワーママって辛そうだよね」って思われない生き方をしたいなと思っています!

「ワーママ」という言葉に対して、「大変そう、つらそう、かわいそう」のようにネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。確かに、子育てをしていると自分だけの努力ではどうにもならないこともあるし、大変な一面も少なくはありません。

でも家族や会社のサポートを得ることで、上手くワークライフバランスを保てる道を諦めたくないと思っています。最大限に抗って、私らしい楽しいワーママライフを歩んでいきたいです。

 

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私たちwithworkは、キャリアとライフをトレードオフにしたくないと願う皆さんへの転職支援を行っています。 働くお母さんお父さんはもちろん、これから結婚や妊娠などのライフイベントを控えている方、不妊治療中の方など、ライフを犠牲にしない働き方をめざし、自分の理想のキャリアを描いていきたいユーザーさまに、withworkは徹底的に寄り添います。

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撮影:ペティート・アヤ

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