2024.1.27

パターン別 | ワーママの1日スケジュール例を紹介(フルタイム・時短・リモート・出社)

#仕事と育児の両立
#共働き
  • 記事をシェア

日々、仕事に育児にと大忙しのワーママ。
「他の家庭ではどのようにやりくりをしているんだろう?」と気になる方も、多いのではないでしょうか。
共働き&子育て世代向けの転職サービス『withwork』のユーザーさんも、様々な工夫をされながら仕事と家庭の両立に奮闘されている方が多くいらっしゃいます。
本記事では、子どもの年齢や雇用形態、働き方別のワーママのタイムスケジュール例についてご紹介していきます。

ワーママのタイムスケジュールに影響を与える要素

ワーママのタイムスケジュールは、家庭や仕事、様々な環境から影響を受けますよね。
まずは、どのような要素がタイムスケジュールに影響を与えるのかみていきます。

子どもの年齢

まず、ワーママのタイムスケジュールは子どもの年齢によって動き方が異なります。
大きく分けると、子どもが保育園時の場合と、小学生の場合の2パターンです。

保育園児であれば送り迎えの時間が決まっているので、通勤時間を含め、間に合うように勤務時間を収めているワーママが多いでしょう。

小学生の場合はもう少し複雑です。学校が半日で終わったり、6時間目まであったりと日によって時間が異なるからです。また、学童へ行く場合や、習い事、塾へ行っている場合、送り迎えがあるならその時間も対応が必要になります。
子どもの年齢によってワーママの働き方も大きく変化せざるを得ないことがわかりますね。

自身の勤務時間や働き方

ワーママのタイムスケジュールに影響を与える要素の2つ目は、自分自身の勤務時間や働き方です。
働く時間については、時短勤務かフルタイムかで拘束時間が変わります。
また、出社頻度も影響が大きいものの1つ。
毎日出社するのか、週の半分出社するなどのハイブリットワークなのか、完全在宅のフルリモートなのか。
働き方によって仕事に関する拘束される時間は変わってきます。
出社する場合、出社頻度だけでなく通勤時間も大きく影響しますよね。通勤時間が長い場合は、保育園のお迎えの時間などを光量すると、勤務時間を短くせざるを得ない場合もありますね。

働く時間だけでなく、フレックス制度やコアタイムがあるかどうかなど、会社の制度によっても柔軟性が変わってきます。
フレックス制度を導入している場合は始業時間や就業時間は日によって変えられますから、ワーママにとっては仕事の両立がしやすいでしょう。
子どもの行事や習い事に合わせて勤務時間を変動することが可能です。
また、コアタイムがなければ半日だけ働く、といったこともしやすいですね。

夫の勤務時間や働き方

ワーママのタイムスケジュールに影響を与える要素の3つ目は、夫の勤務時間や働き方です。
夫がどれくらい家事育児に参加できるのかによって、ワーママのタイムスケジュールも大きく変わります。
全部自分で子どもの対応をしなければならないのか、それとも手分けして対応ができるのかで影響の範囲が変わってくるからです。
先ほどお伝えした妻自身の働き方と同様になりますが、たとえば残業を含めた夫の勤務時間、​​毎日出社するのかどうかや、フレックス制度があるかどうか、といったことが関係するでしょう。
夫の仕事での拘束時間や柔軟性も、ワーママにはとても重要な要素ですね。

【パターン別】ワーママのタイムスケジュール例

それでは、ワーママのタイムスケジュール例について、いくつかパターンを挙げて具体例を説明します。
この項目では、子どもが保育園児で、かつ夫が時間の融通がききにくく、妻側がほぼ子どもの送り迎えをしている場合を想定しています。

時短×出社×固定時間制

まずはじめにこの例では、出社時間が固定でフルタイムでは保育園のお迎えに間に合わないため、時短勤務を選択しているというパターンです。

▼基本情報

・子ども1人(保育園)
・勤務時間:9:00〜17:00(時短勤務)
・通勤時間:片道45分
・自宅⇔保育園:片道15分

▼タイムスケジュール

7:00 起床、支度
8:00 自宅を出発
8:15 子どもを保育園に預け、会社へ向かう
9:00 始業
17:00 終業、移動
17:45 保育園お迎え
18:00 帰宅、お風呂や夕飯

時短勤務を選択することで、保育園では延長保育を利用せず、18:00までに帰宅できる例となっています。
「仕事もしたいけれど、子どもとの時間も確保したい」そんな方の働き方の一例です。

フルタイム×出社×フレックス制度あり

次は、フレックス制度を用いて毎日出社しながらフルタイム勤務をしている場合のタイムスケジュール例です。

▼基本情報

・子ども1人(保育園)
・勤務時間:8:00〜17:00(フルタイム勤務)
・通勤時間:片道45分
・自宅⇔保育園:片道15分

▼タイムスケジュール

6:00 起床
7:00 自宅を出発
7:15 子どもを保育園に預け、会社へ向かう
8:00 始業
17:00 終業、移動
17:45 保育園お迎え
18:00 帰宅、お風呂や夕飯

朝早く子どもを預けることで延長保育を用いることなく、フレックス制度を使いながら早めに始業し、18:00までに帰宅するスケジュール例です。
朝型の方や、「子育てしながらフルタイムで仕事をしたい!」という方の一例です。

フルタイム×フルリモートワーク×フレックス制度あり

最後は、フルタイムでフレックス制度を用いながら、フルリモートワークで仕事をしている場合のタイムスケジュール例です。

▼基本情報

・子ども1人(保育園)
・勤務時間:フレックスで8:30〜17:30を選択
・通勤時間:0分(フルリモート)
・自宅⇔保育園:片道15分

▼タイムスケジュール

7:00 起床
8:00 子どもを保育園に預ける
8:30 始業
17:30 終業、移動
17:45 保育園お迎え
18:00 帰宅、お風呂や夕飯

出社している場合と比べると通勤時間が短縮されるため、フルタイムでも起床時間にゆとりがあることがわかりますね。
また、フレックス制度を用いて朝少し早めに仕事をすることで、保育園も延長保育を用いることなくお迎えに行ける例です。

夫婦で平等に家事育児をシェア!その場合のタイムスケジュールは?

先ほどの例では、ワーママがほぼワンオペで育児をしているタイムスケジュールをご紹介しました。
しかしながら、最近では男性も仕事と育児の両立を目指し、柔軟な働き方ができる会社を希望する場合が増えています。
夫婦で交代で送り迎えを協力している夫婦もいらっしゃいます。
我が家もまさにそうで、子どもが産まれたことをきっかけに夫は柔軟な働き方ができる会社に転職しました。
今は夫婦で協力しながら保育園児2人の送り迎えをしています。

今回の例では、妻が出社しながらフルタイムで働きつつ、夫がリモート勤務とフレックス制度を用いながら送り迎えを担当する場合の、タイムスケジュール例をご紹介します。

▼基本情報

・子ども1人(保育園)
・妻の勤務時間:9:00〜18:00(出社、フルタイム)
・妻の通勤時間:片道45分
・夫の勤務時間:フレックスで8:30〜17:30を選択
・夫の通勤時間:0分(フルリモート)
・自宅⇔保育園:片道15分

▼タイムスケジュール

7:15 起床、支度
8:15 夫が送迎し保育園に預ける。妻は出勤
8:30 夫始業
9:00 妻始業
17:30 夫終業、移動
17:45 夫保育園お迎え
18:00 夫と子どもが帰宅しお風呂や夕飯の準備。妻終業
18:45 妻帰宅しみんなで夕飯

夫がハイブリットワークやフレックス制度を利用できると、妻が出社かつフルタイムで仕事をしていても、19時前には家族で夕飯が食べられそうですね。
このようなタイムスケジュールであれば、夫婦で協力しながら、日替わりで送り迎えを行うこともできそうです。

家庭も仕事も大事!無理なく両立するための方法

「家庭も仕事もどちらも犠牲にすることなく大事にしたい」そう考えるワーママは多くいらっしゃるかと思います。
それでは、無理なく両立するためにはどのような方法があるでしょうか?
いくつか例を挙げて説明します。

便利家電やサービス(家事代行など)を活用する

1つ目は、便利家電やサービスを活用するということです。
便利家電は食洗機、お掃除ロボット、ドラム式洗濯機の3つがあるだけでかなり時短ができますよ。
家事の時間を減らすことで子どもとの時間も確保でき、心にもゆとりがでてきます。
このような便利家電は価格面でちゅうちょされる方もいらっしゃるかと思いますが、一度購入すれば何年も効果が持続するのが嬉しいポイント。
また、1回あたりのコストを計算してみると案外安かったりするので、ワーママにはぜひ取り入れてもらいたい家電です。
我が家はこの3つのみならず、買い物頻度を減らすことのできる小型冷凍庫や、食材と調味料を入れてスイッチをおすだけで料理が完成する自動調理器も持っています。

サービスについては、家事代行やミールキット、ネットスーパー、料理のサブスクなどがおすすめです。
家事代行はお高いイメージがあるかもしれませんが、単発でお願いしてみたり、大掃除はお任せしたりと上手に使いこなしている方もいらっしゃいます。
また、地域の家政婦さんやシルバー人材センターの方にお願いすれば、思ったより費用も安く済むので検討の余地ありです。
料理は、時間や手間がかなりかかる家事だと思いますが、ネットスーパーで購入する時間を減らしたり、ミールキットなら献立を考える手間や野菜をカットする時間を短縮することも可能です。
思い切って料理はサブスクにしてしまって夕飯は作らない!としてしまうのも良いと思います。
我が家は最近、惣菜のサブスクサービスを始めたので、週3日は朝食・夕飯を作らなくなりました。
心の余裕が全然違うので、仕事との両立に不安がある方や、料理が好きではない方におすすめです。

自身や夫の働き方を見直す

2つ目は、自分自身や夫の働き方を見直すということです。育児しながらの仕事では、子どもが発熱して急にお迎えがあったり、平日に行事があったりと、どうしても仕事だけ考えて生活することは難しい場面が出てきます。
柔軟な働き方ができる会社であれば、育児との両立もしやすくなります。
我が家も子どもが産まれたことをきっかけに働き方を見直し、夫婦共に転職しました。
現在は私も夫もフルリモートワークやフレックス制度を用いて、2歳と1歳の年子を育てながら仕事をしています。

柔軟な働き方が可能な企業を探すならば、子育て世代の転職支援に特化している転職エージェントを活用するのも 1つの手です。
たとえば、withworkではワーキングペアレンツ向けに「キャリアとライフをトレードオフにしない」をコンセプトに、リモートワークやフレックス制度を積極的に導入している企業の求人を厳選してご紹介しています。
「まずはどんな企業があるのか知りたい」「ワーママの転職成功事例を知りたい」「孤独な転職活動において、1人でも多くの味方がほしい」という方は、ぜひお気軽にwithworkをLINE登録&ご相談くださいね。

\ LINE登録はこちら /

祖父母やベビーシッターなど周りにサポートをお願いする

3つ目は、祖父母やベビーシッターなど、周りにサポートをお願いするということです。
育児をしていたらなかなか家事ははかどりませんし、仕事をした後に育児をするのも一苦労なんですよね。
大人の数が増えるだけで物理的にも精神的にもかなり楽になります。
仕事と育児の両立に不安がある場合、サポートをお願いしてみてはいかがでしょうか。
近所に祖父母が住んでいる場合は祖父母に頼んでみても良いですし、ベビーシッターを利用するのもいいですね。
たとえば、送迎は祖父母にやってもらうとか、家事を手伝ってもらうなど、協力しながら仕事と育児を両立している方もいらっしゃいます。

ベビーシッターの場合も、発熱してしまって保育園には行けないから自宅でお世話をしてもらったり、子どもが保育園から帰ってから夕飯をあげてもらうなど、様々なパターンで利用できそうですね。
地域のファミリーサポート制度を利用すれば、金銭面でもそこまで負担が大きくなく育児を手伝ってもらえますよ。
我が家もファミリーサポートは出張の時などにお願いしていて、とても助かっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、ワーママのタイムスケジュールで影響を与える要素や具体的なタイムスケジュール例、仕事と育児を両立するための方法について触れました。
「周りの人は全部自分でやってるから…」「自分だけが家庭も仕事も育児も上手くいっていない気がする…」と一人で抱えたり自分を責めたりする必要は全くありません。
育児と仕事を両立することは大変なことですが、人や物やサービスに頼ることで、両立はしやすくなります。
少しでも楽しく心地よい生活が送れるよう、自分たちなりの良い方法を探ってみてくださいね。

  • 記事をシェア
監修 / 勅使河原 裕理

大学卒業後から一貫して人材業界に従事。株式会社インテリジェンス(元パーソルキャリア株式会社)にて新規事業関連業務に携わった後、ミドル~ハイレイヤー層特化型エージェントやコンサル業界支援エージェントにて、CxOクラス~若手優秀層のキャリア支援を経験。もっと幸せに働くワーキングペアレンツを増やして、子供たちへ明るい未来を残したいとの想いからXTalent株式会社へ参画。2児の子育て中で、育休中転職の経験もあり。

ライター / なかむら あお

大学院で心理学を修了した元臨床心理士。異業界・異職種への転職を経験。現在週4会社員の傍ら、noteやブログを書いたりアクティブに活動中。著書に「子育てのイライラ、便利家電で解決できます!」がある。男女年子の2児の母でもあり、「育児中でも心に余裕のある暮らし」をモットーにしている。 好きな食べ物はからあげとチャーハン。

この記事の監修者
勅使河原 裕理

大学卒業後から一貫して人材業界に従事。株式会社インテリジェンス(元パーソルキャリア株式会社)にて新規事業関連業務に携わった後、ミドル~ハイレイヤー層特化型エージェントやコンサル業界支援エージェントにて、CxOクラス~若手優秀層のキャリア支援を経験。もっと幸せに働くワーキングペアレンツを増やして、子供たちへ明るい未来を残したいとの想いからXTalent株式会社へ参画。2児の子育て中で、育休中転職の経験もあり。

この記事のライター
なかむら あお

大学院で心理学を修了した元臨床心理士。異業界・異職種への転職を経験。現在週4会社員の傍ら、noteやブログを書いたりアクティブに活動中。著書に「子育てのイライラ、便利家電で解決できます!」がある。男女年子の2児の母でもあり、「育児中でも心に余裕のある暮らし」をモットーにしている。 好きな食べ物はからあげとチャーハン。