「キャリアとライフをトレードオフにしない」をコンセプトに、新しい価値観・働き方を体現する企業の求人を厳選してご紹介している『withwork』。
今回は、withworkを利用し「働く人」から企業の魅力を伝える広報・PR支援サービス talentbookを運営する株式会社PRTableへ転職した赤司さんにお話を伺いました。
■本日お話を伺う元ユーザーさん
・赤司陽子さん(写真左)(@yocoo_a)
三共株式会社(現 第一三共)でのMR職を経て、株式会社ベネッセコーポレーションに転職。約10年間幼児・小学生教育事業のマーケティングに携わる。その後夫の海外赴任に随行し、帰国後復職。その後フリーのマーケティングプランナー・ライターとして2年間活動を経て、2021年5月より株式会社PR Tableにてマーケティングプロモーションとして従事。同10月よりマネージャー職に昇格。
■本日のインタビュアー
withwork代表・上原達也(写真右)(@uetatsu39)
コロナ禍で考えた「これからの働き方」
ーーまずは赤司さんが転職を考えられたきっかけやwithworkにご登録いただいた経緯について教えてください。
転職活動を始めたのは、コロナ禍において”フリーランス”という働き方に不安を感じ始めたことがきっかけですね。
フリーランスとしては、マーケティングプランナーを軸としながら、ライターや編集の仕事を受けたり、営業開発など新しい仕事にもチャレンジしたりと幅広く、同時に3つくらいの案件を引き受けていて、かなり忙しく働いていました。
しかし、それもコロナで一時斜陽になり、こういった外的外敵要因があると、フリーランスは厳しいなと感じました。
同時に世の中が、リモートワークへの切り替えが始まり、「今後はリモートでも働ける正社員案件が増えてくるに違いない」とある意味チャンスが広がったように感じていたとき、偶然SNS経由でwithworkを見つけて登録をしました。
コロナの影響で、夫の海外出張なども少なくなり、家庭も安定していることから夫からも「今はキャリアを伸ばす時期にしてみたら?」と提案もあって、転職活動を始めました。
ーーコロナ禍でリモートワークを導入する企業様は爆発的に増えましたよね。弊社でご紹介している企業様でも現在(2021年秋)もリモートワークを継続している企業様が多くいらっしゃいます。ちなみに赤司さんがフリーランスとして活動を始められたのはどのようなきっかけだったんですか?
フリーランスになったのは、前の会社を退職したことがきっかけです。
前職では、裁量労働制の等級に昇格していたこともあり、フルタイムで再入社・復職しました。
ところが、当時の自分の状況と、会社が私に期待している、その度合が食い違っていて…。
会社からの期待値に答えることができませんでした。
子どもが2人いるのですが、年子で0歳2歳の時に一気に保育園に入れて復職して、両家ともに実家は遠方でヘルプもなく、次々子どもが倒れて連続2週間休んだり、毎日2時間半も通勤にかかったり…。
想像以上に大変でした。
会社に貢献できないことから、精神的にも肉体的にも追い込まれてしまい、「やはり今のタイミングで正社員としてハードに働き続けるのは難しいかもな」と感じました。
それで、一度子育てに専念しながら、自分のペースで仕事をすることに集中しようと決意。
でも、今の私では会社に所属するとできない=フリーランスで仕事をしよう、となったんです。
フリーランスで2年仕事をして、自分で業務量の調整や差配ができるメリットも感じていました。
でも、何か物足りない。子どもも成長し頼もしくなり、仕事に集中できる状況が整って来て次第に「もう一度、結果にコミットしたい」「仲間と一緒に作っていく喜びが自分の成長には必要」と感じ始めたんです。
ーーフリーランスになって逆に「組織で働くことの良さ」にも気づかれたんですね。
「自分には市場価値がない」とさえ思った
ーー2年間のフリーランス期間を経てのご転職活動でしたが、ご苦労や不安なことも多かったのではないでしょうか?
私の場合は、「正社員→正社員」の転職ではなく、会社員としてはブランクがある状態だったので、受け入れられるかどうかは不安に感じていました。
最初は自分のキャリアの棚卸しもできていませんでしたし、働く環境を重要視しすぎて、自分の欲しがることばかりが前に出ていました。
当初、withwork経由で何社か受けましたが、なかなか上手く行かず、そのとき「自分は市場価値がない」と感じていました。
当時を振り返ると、そういう「自分への自信のなさ」が出てしまっていたのかなと思います。
正社員じゃないし、子どももいるし、年齢も40だし…負い目を感じてしまっていました。
それをプラスにできるような伝え方ができていなかったんです。
ーー「自信のなさから転職活動しててもうまくいかない」そんな不安な時期を過ごされた、とのことですが、実際にどのように乗り越えられたのでしょうか?
自信をなくしていた頃、ちょうど上原さんから連絡がきて、某企業さんを紹介してくれました。
結果はダメだったのですが、そのとき上原さんが私の経歴をみて「どんな経験が次の会社で活きるか」を教えてくれたんです。
過去のキャリアをしっかり棚卸した結果、自分の経歴は十分通用すると理解でき、以降は迷いなくアピールすることができました。
未経験の職種・業界でも、これまでの経験を活用できるんだ!という自信になりました。
落ちてしまった企業さんも、今受けたら通過できるかもしれない、とも思えます(笑)
面接対策シートもご用意いただき、その添削も丁寧にしっかりと行ってくれたのですが、この作業がとても力になりました。
それに加えて、「今の市場で求められるものは何か」「共通言語を持つことの大切さ」も教えていただき、それが大きな変化となりました。
同じマーケティング職といえども、志望していたBtoB SaaSのマーケティングは、これまで行ってきたtoCのマーケティングとはまた少し毛色が違うので、上原さんからお薦めされたBtoBマーケの本を読みその世界を理解することができました。
この本で、私は共通言語を手に入れて、フローは違うけれども、根底は変わらないということが理解できたので、自分のスキルは活かせると安心できました。
今ではこの本を会社のメンバーにも勧めています!
上原さんが常に伴走してくれていたのが私にとっては、大きな励みでした。
現職で働く中で、私を先方に強く推してくれていたことも知り、感謝の気持ちでいっぱいです。
ーーwithworkではコンサルタントとの面談やLINEでの緻密なコミュニケーションでユーザーさんに寄り添うご支援をしているので、お役に立てて光栄です。私たちからご紹介した企業様や求人はいかがでしたか?
働くうえで、私にとって譲れない制度や文化(リモート勤務やフレックス制度、ダイバーシティ推進など)が整っている企業様をご紹介していただいたり、私のスキルを必要としてくれる、未開拓な分野に挑戦させてもらえたことにとても価値を感じました。
特に現職ではデジタルマーケティングのスキルでは足りていないところもあったのですが、ポテンシャルとして受け入れていただけたので、自分に”本当に”フィットする働き方、企業をご紹介いただけたことに感謝しています。
ーこちらこそ赤司さんの良さを存分に企業様へお伝えすることができて、嬉しい限りです!
入社後に学んだ「スタートアップにおける時間の使い方」
ーーそんな困難を乗り越えて晴れてPRTable社へご入社された赤司さんですが、現在はどのようなお仕事をされているのですか?
入社当初3ヵ月くらいは集客用のセミナー担当としてリードを集める役割をしていました。
実際に入社してから以前よりも約3倍集客を増やすことができました。
やったことは基本的なことばかり。
マーケティングのセオリーに従いイベント数やメルマガなど、顧客接点を増やしていきました。
愚直に地道にやった結果、イベント集客という成果にはつながりましたが、事業を伸ばすうえでは、受注に直結していかなければいけません。
そこが足りていませんでした。
前職はマーケティング職でしたが、最終的な刈り取りまでコミットする営業職でもあったので、その観点でマーケティング戦略を引き直す必要があることを痛感しました。
8期を迎えるにあたり、プロダクトが進化していることもあり、マーケティングの再構築のフェーズに入り、マネージャーを拝命しました。
基礎、基本に従い、まずは整理をして着実に戦略を練りTODOを実行していく。
実は、そんな基盤構築が私の得意とするところなので、部署や事業のフェーズとこれまでの私の経験・強味がマッチしたのだと思います。
現在はマーケティングチームのマネージャーとして3人のメンバーのマネジメント業務を担いながら、マーケティング戦略・戦術全般を部長と共に推進しています。(赤司さんのお仕事やマーケティングチームの日常の様子はこちらをご参照ください)
マーケティングの基盤構築を通して、メンバーにマーケティングの仕事の面白さや、手触り感を感じてもらい、自信につなげてもらうことが目標です。チーム一丸となってtalentbookの良さを世に知らせていけたらと思っています。(マネージャーとしての赤司さんの想いに触れた記事はこちらから)
ーースタートアップでの就業は初めてかと思いますが、実際に働き方や文化はどうですか?
基本はフルリモート勤務で、月に1回ほど出社があるかないかという形です。
通常は在宅で、子どもを送り出した8時15分ごろ~18時くらいまで稼働しています。
在宅勤務で通勤がない分、仕事に集中できる良さがあり、子どもの行事なども中抜けして行けるなど、子育て中の身としてはありがたい働き方ができています。
ただ、在宅だからこそ、仕事と家庭の線引きができないときも正直ありました。
PRTableに入ったばかりの時は「結果を出さなきゃ、いいとこ見せなきゃ」と頑張っていました。
そんな時に子どもに「幼稚園いきたくない。ママはいつも仕事しかしていない。」と言われてしまい、こんなに心に負担をかけていたのか…とかなり反省しました。
当時は、環境に慣れようと必死で、仕事に集中するあまり、視野が狭くなっていました。
上司にそのことを相談したら「赤司さんならできると思ってお願いしてしまってたけど、家庭をおろそかにしてまでやることは望んでいなかった」と言われ、「ここまでは望まれてなかったんだ!」となりました。
家庭と仕事のバランスは上長にも確認しながら行う必要があったなと思います。
子どもの一言がターニングポイントになり、それからは働き方を変えました。
それまでの私はギリギリまで粘って精度の高いものを出す!という仕事のスタイルでした。
前職がそういう文化だったので…。
それが現職では、「スタートアップは精密さよりも速さ、そしてフラットにコミュニケーションしながら作っていくことが大事」だと言われ、それからは、結構粗々でも早く出すようになりました。
精度はそこから皆で叩いて上げていく。
時間の使い方や、上長への確認の仕方が大手企業とスタートアップでは違うんだと感じました。
ーー子育てで制約があるからこそ、自分のキャパシティを意識して、その中でどう成果を出していくか、チームと協力するかということはとても大切ですね。最後にこれから転職活動をされる方へ一言お願いいたします!
最初は自信がなく「本当にこんな自分でも社会に求められるのか」と不安なこともあるかもしれません。
でも、その不安を払拭するようにwithworkは「良いところ・強み」を洗い出し、伴走してくれますので、諦めずにご自身のキャリアの棚卸しをしっかりと行い、自信を持てればぴったりの企業様に巡り合えます!
頑張ってください!
ーー本日は貴重なお話ありがとうございました!これからも赤司さんのご活躍を陰ながら見守っております!
キャリアもライフも大切にする転職なら、withworkへ
私たちwithworkは、キャリアとライフをトレードオフにしたくないと願う皆さんへの転職支援を行っています。
子育て中でも家庭を犠牲にしない働き方をめざし、自分の理想のキャリアを描いていきたいユーザーさまに、withworkは徹底的に寄り添います。
-STAFF-
企画・構成:XTalent株式会社
編集:栗林 杏子(XTalent株式会社)