今回のwithwork転職ストーリーは、「well-working」をキャッチフレーズに「労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる」というコーポレートミッションを掲げ、人事労務クラウドサービス「SmartHR」を開発・提供する『株式会社SmartHR』へご転職された、望月 悠司(もちづき ゆうじ)さんをご紹介します。 (※2025年5月時点のインタビュー内容です)
望月 悠司 / 株式会社SmartHR エンタープライズ事業本部 アカウントサクセスマネージャー 新卒で大手SIer企業に入社後、通信業界向けのシステム開発に従事。入社後はシステム開発でWebアプリケーションの開発やiOSアプリケーションの開発に携わり、ウォーターフォール開発の上流工程から下流工程まで経験。その後、アジャイル開発案件のチームリーダー(PL)として30人ほどのメンバーを抱え、スクラム開発の手法でDevOps開発を担当。のちに課長職を兼任しながら、基幹システム刷新プロジェクトにてプロジェクトマネジメントを担当。2025年1月より株式会社SmartHRヘ転職。SmartHRのアカウント責任者として、エンタープライズ企業のSmartHR導入・活用プロジェクトに従事。2児の父(3歳の女の子と0歳の男の子)。
ーー転職を検討し始めたきっかけは?
転職を検討し始めたのは、妻の第二子妊娠が発覚したタイミングでした。
当時は課長職として20人ほどの部下を抱えながら、基幹システム刷新プロジェクトも兼任していました。 前職には新卒から勤めており、優秀な上長も多く、思い入れもあったので、この先もずっとここで働こうと思っていました。ですが、残業や仕事へフルコミットが当たり前、定時後の会議ほど重要なものが組まれるなど、会社の文化と自らの考え方が徐々にズレ始めていると感じていました。成果を出すためには必要な文化だと感じていたので、否定するつもりはないのですが、日に日にそのズレを埋めることが「自分の能力や工夫次第でどうにかなるようなものではない」と感じるようになっていきました。
さらに時間を巻き戻すと、独身時代は当たり前のように残業をし、業務後の飲み会も大好き。頑張ってキャリアを築いていきたいと強く思っていました。そんな私が、第一子が生まれるタイミングで1ヶ月ほど育休を取得。その時間が、自分のキャリアとライフを改めて見つめ直すきっかけになりました。「働くために生きるなんて思っていない。だけど、実際にはそうなってしまうのではないか?」「いま人生で向き合うべきなのは、家族のことではないか?」と…。
結果的に、第一子が生まれる前と後では、自らの仕事に対する価値観は劇的に変わっていたんです。 転職を考え始めてからは、半年ぐらいは実際に転職するかを悩み続け、その間妻とも対話をしていました。当初、妻は「今の仕事を続けたら?」と言っていたのですが、徐々に「家族を尊重したい」という私の想いを理解してもらえました。家族の理解もあって、最終的に転職活動をしていこうと決断しました。
ーーwithworkにご登録いただいた経緯は?
NHKのニュースサイトで「“育休後”会社辞めます!苦悩する父親たち』という記事を読んだことがきっかけでした。その中で、withworkを運営するXTalent株式会社の上原代表がこう話していました。
「withworkを利用する(男性)転職者の声として『共働きで自分も子どもとの時間をちゃんと取りたい』『自分の長時間労働がパートナーのキャリアに影響を与えているので、家事育児をフェアに分担していきたい』という希望がすごく多い」
まさに私が考えていたことだったので「転職するなら、withworkのような転職エージェントに任せたい」と強く感じ、登録に至りました。
ーーwithworkの転職支援を受ける中で印象的だったことは?
特に印象的だったことが3つあります。
1つ目は、どういったポイントがワーキングペアレンツにとって働きやすく、働きがいを得られるのか、求人票に記載いただいている点です。私は、特に知りたい情報だったので、とても参考になりました。
2つ目は、紹介いただく企業が、初めて知る企業も多くあったことです。働き方を変えるなら「選択肢を狭めなければいけない」というイメージを持っていたのですが、実際には転職の目的をしっかり定めることで「逆に選択肢が広がる」ことに気がつきました。
3つ目は、担当者の方もワーキングペアレンツ当事者の男性だったことです。最初の電話面談で、ご自身の子どものことをオープンに話していただいたことで、私もキャリアとライフについて悩んでいることを話しやすくなりました。担当者の方には、転職活動を通じてずっと寄り添っていただき、本当に感謝しています。
ーー現職のお仕事内容を簡単に教えてください。
人事労務クラウドサービス「SmartHR」を開発・提供する『株式会社SmartHR』のエンタープライズ事業本部にてアカウントサクセスマネージャーに従事しています。「SmartHR」のアカウントの責任者として、エンタープライズ企業のSmartHR導入から活用を拡げていくまでのプロジェクトを推進しています。
ーー現職への入社の最大の決め手を教えてください。
働き方を変えられることはもちろん、コーポレートミッションとして掲げている「well-working -労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。-」に強く共感し、入社を決めました。私も前職での働き方について悩んだ経験があり、「誰もがその人らしく働ける社会をつくること」に自らの能力を使っていきたいと思えたんです。
また、カルチャーやバリューへの共感、どんどんと新しいことが始まっていく雰囲気がシンプルに面白そうと感じたことも決め手のひとつでした。
ーー実際に働いてみて、入社前と現在でギャップなどはありますか?
入社前にいいなと思っていた部分の印象が、入社後より良くなりましたね。いい意味でのギャップです。いい人が多そうだと思っていましたが、本当にいい人ばかりで驚きました。
また、情報がオープンになっていること、コミュニケーションの取り方などのソフト面から、勤務環境やPCなどのハード面に至るまで、働き始めてから働き終えるまで常に心地よい状態があります。そのため、ミッションや自分の仕事に集中することができます。
ーーワーキングペアレンツ視点で見た時、貴社のカルチャーや風土はいかがですか?
ワーキングペアレンツにとって働きやすい環境だと思います。その背景には、制度面から柔軟な働き方が認められており、リモートワークでもうまくチームで協力していけるカルチャーがあります。また、弱さをオープンにできる文化や上長とのフラットな関係性もあり、家庭の事情をチームに気兼ねなく伝えることもできます。その上で、実力や成果を求められる厳しさも兼ね備えており、働きがいを感じられることも魅力です。
本当に正直なところ、いざSmartHRで働き始めたら元々やっていた仕事に戻れなくなるワーキングペアレンツの方が世の中にかなりいるのではないでしょうか?創業者の宮田さんが「この会社があってよかった、人生変わったという人が増え続けると嬉しい」とおっしゃっていたのですが、私もその中の一人だと思います。
ーー転職後、キャリア観や仕事に対する取り組み方に変化はありましたか?
元々のキャリア観は「まだ見ぬ将来のために、耐え抜いてキャリアを作っていく」というものでした。でも、転職後は「今をどう生きているかの方が大切」というキャリア感に徐々変わってきています。子育てに奔走している今も人生の中では大事な期間で、その期間をただ耐え抜くのではなく、より良い時間にしていきたいです。
また、仕事の面ではワクワクしながら働けるようになったことが大きな変化でした。会社全体で「ミッションを実現していくんだ」という情熱を日々感じながら働いています。さらには、リモートワーク中心になったこともあいまって、時間当たりの業務効率も上がったと感じています。
ーー転職後、ご家族との関係性やご自身の人生において変化はありましたか?
最近、子どもを保育園に送り届けている時など、ふとした瞬間に以前よりも心が穏やかになっていることに気付きます。「大変だけどなんとかやっていけそうだな」と思えるようになったことは、転職後の大きな変化でした。
象徴的だったエピソードとしては、第二子が保育園に通い始めた時に、発熱で1週間保育園を休んだことがありました。妻と2人でリモートワークを駆使してなんとか乗り切ったのですが「前職だったら、どうなっていたんだろうね?」「転職してよかったね」と、妻と話しました。
私自身は「子どもが好きで好きでたまらなくて、四六時中一緒にいたいパパ像」とは少し異なっているように感じています。もちろん、子どもは可愛い。でも、大変な面も多くて、正直仕事にフルコミットした方が楽なのでは…と思うこともあります。ただ、子どもが生まれたことをきっかけに「今は仕事よりも家族」という考えも生まれました。それが結果的に人生を変える転職に繋がったと思っています。いまは、人生を自らコントロールできている感覚を持てるようになりましたね。
ーーこれからのキャリアに対する展望や希望があれば、教えてください。
子どもの成長とともに、常にキャリアとライフのバランスをアップデートしたいですね。子どもが大きくなり、いつか親離れする時もくると思うので、その時には、仕事の比重を増やしたり、徐々に夫婦や自分自身の時間を増やしていけたら良いな…と思っています。今はまったく想像できませんが…。
また、妻はフルタイムで働き続けたいという希望を持っているので、妻のキャリアも尊重しながら夫婦でキャリアを築いていきたいと思っています。
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