2025.10.1

いまは辞めない。でも動いてみる。モヤモヤをほどくための“転職活動”

#キャリア
#転職
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転職するかは決めていない。でも、仕事にモヤモヤがある——忙しい毎日の中で、答えが出ないまま時間だけが過ぎていく。そんなときに効くのが、“転職する”ではなく“転職活動をしてみる”という小さな一歩です。外の会社と話してみると、今の職場の良さに気づくこともあれば、違和感の正体がはっきりすることも。これは、辞める準備ではなく「未来の練習」。この記事では、モヤモヤ期のあなたに向けて、負担をかけずに始められる転職活動の使い方をやさしく解説します。

モヤモヤ期に必要なのは“客観視”──粗探しをやめて、外の物差しを持つ

モヤモヤしているとき、私たちは自社の“粗”だけに目がいきがちです。「評価が曖昧」「成長できない」など、言葉は強くなるのに、根拠はぼんやり。この状態から抜けるコツは、外の会社の“物差し”を軽く当ててみること。

カジュアル面談で聞けるのは、評価の決まり方、入社後6か月の期待値、権限の範囲など、日常では見えにくい具体。これを知ると、今の環境のよさ・弱さが相対的に見えてきます。客観視は、がんばって自分を説得することではなく、「比較できる情報を持つ」ことから始まります。

〈今日できる一歩〉

  • 直近1年の「やったこと・できたこと」を3行でメモ
  • カジュアル面談で「成果の定義」「裁量の範囲」「評価の物差し」を聞く
  • 終わったら「事実」「感じたこと」「次の一歩」を各1行で記録

面接=テストだけじゃない。“出会い”が視座を上げ、モヤモヤを言葉にする

転職活動のもうひとつの価値は出会いです。普段は話せない経営者や人事、他部門の責任者と、30分〜1時間じっくり対話できることがあります。評価される側として身構えるより、「この会社の現実を教えてもらう時間」と捉えてみましょう。

視座の高い相手の話は、あなたの言葉を整えてくれます。「自分は裁量の広さより、伴走してくれる上司がいる状態が大事」「事業の速さより、顧客への深さが好き」——そんな自分の“好み”が見えてくると、モヤモヤは輪郭を持ち、扱いやすくなります。

〈面談で使える3つの質問〉

  • 仮に入社したとして、半年後に“どんな状態”になっていることを期待しますか?(成果の定義)
  • ものごとが決まる時、どのようなプロセスで誰がどこまで決めますか?(意思決定のスピード感、権限と裁量)
  • 可能な範囲で教えていただきたいのですが、評価は「結果・プロセス・行動」どのような配分でされていますか?(評価の物差し)

「決めないまま動く」を助ける“プロの伴走”──ムダなく、無理なく、ズレなく

モヤモヤ期は、活動の温度感が「今すぐ転職」とは違います。個人で動くと、企業側の“採用急ぎ”と噛み合わなかったり、調整に時間がかかったり。ここで頼れるのがプロの伴走です。

ここでいうプロとは、転職サービスで求職者と対峙するキャリアアドバイザーのことを指します。私たちwithworkでは、キャリアアドバイザーが求職者の温度感を企業へ丁寧に伝え、カジュアル面談の設計(誰と何を確かめるか)から、終わった後の振り返りまでを並走します。現職や家庭との両立でお忙しい方でも、短時間で良い出会いの密度を上げ、情報のバラつきを減らします。結果、決めないままでも「次に何を確かめるか」が明確になり、モヤモヤが前に進み始めます。

〈伴走があると変わること〉

  • “いま決めない前提”での面談設計(安心して話せる)
  • 同じ観点での比較(会社ごとの違いがくっきり)
  • やり取りの温度調整(ミスマッチや気まずさを防ぐ)

ゆっくりでいい。“未来の練習”としての転職活動

内定の有無より大事なのは、「自分の軸で選べたか」。未来の練習として活動すれば、現職に残る選択でも、環境を変える選択でも、納得感が残ります。

モヤモヤは、ゼロか100かで消えるものではありません。少しの比較、少しの対話、少しの言語化——その積み重ねで、モヤモヤは晴れていくものです。最初の一歩は「1社だけ、カジュアルに話す」。それだけでも、明日の景色は変わり始めます。

よくある質問

Q1: 転職する気が固まっていないのに、企業に失礼では?
A: カジュアル面談なら問題ありません。最初に温度感を伝えればOK。プロがいれば事前調整でズレを避けられます。

Q2: 現職に残る可能性が高い。それでも時間を使う価値は?
A: あります。外の物差しに触れるだけで客観視が育ち、残る判断にも納得感が出ます。翌日からの働き方が軽くなります。

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転職は未定でもOK。今の働き方を見直す相談から始められます。ライフステージに寄り添うアドバイザーが伴走します。

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