今回ご紹介するのは、「感性をカタチに。感性を身近に。」という召命のもと『ポケコロ』を始め、さまざまな「飾って楽しむソーシャルサービス」を提供するココネ株式会社に、withworkを通じてご転職された白川 佳衣さん。
新卒からエンジニアとしてシステム専門商社に勤務していた白川さん。
育休から復帰する女性エンジニアの先輩も多く、子育てにも理解がある働きやすい環境でしたが、「エンジニアとしての能力を向上させたい、インフラエンジニアにチャレンジしたい」という想いから、転職を本格的に検討。
やりたいことが叶えられ、子育てに理解のある環境を求めて「withwork」へ。
「経験が不足している」と何度もお見送りをされても諦めず、転職に成功された体験談を伺いました。
■本日お話を伺う元ユーザーさん
・白川 佳衣さん
新卒でシステムの専門商社へ入社。自社プロダクト(タブレットアプリ)の開発に4年ほど従事。主に保守(インフラ、アプリケーション両方)や周辺技術による業務改善を多く経験。エンジニアとしての能力を高めるため、転職を決意。withworkを通じて、ココネ株式会社のサービスインフラチームへ参画。1児の母。
働きやすい環境から飛び出し、「楽しかった」あの感覚をもう一度
ーー本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、今回のご転職を考えられたきっかけを教えてください。
前職はシステムの専門商社で、自社開発システムの開発・運用チームに所属していたのですが、担当していた製品の業務のスピード感や仕事の進め方に違和感を覚え始めたことがきっかけです。
また、当時インフラ分野の仕事に強い興味を持っていたのですが、社内では優先順位はあまり高くなく、希望する仕事ができるタイミングがなかったこともあり、転職を本格的に検討しました。
ーーインフラ分野に興味を持つようになったのは、いつごろからですか?
前職に新卒で入社した時、最初に教えてもらったのがインフラの部分で、勉強会に参加したりして、楽しかった記憶が強かったんです。
特に *AWSにとても関心がありました。
AWSは様々なサービスがどんどん増えていくというのもあって、実際に触ってみたり、業務に適用したりというのをやっていました。
本格的に「インフラエンジニア」の求人を探すようになったのは、転職活動中のことでした。
前職を例に出すと、エンジニアは製品毎に開発チームがあって、チームの中ではインフラ担当、フロント担当という風に分かれていなかったんですよね。
必要なものをそのときみんなでやる、という感じだったので、その時はまだ自分がどのエンジニアになりたいのか、全然考えていなかったんです。
転職活動を進めていく中で、自己分析したり、withworkを含め転職エージェントに話をしていく過程で、「インフラがやりたい」ということに改めて気付き、それが叶うような転職活動していこうと決めていきました。
ーーwithworkをご利用されるユーザーさんは働き方の改善を軸にした方が比較的多いのですが、白川さんはいかがでしたか?
前職は子育て世代にはとても働きやすい会社でした。女性のエンジニアも結構いて、育休からの復帰率もかなり高かったですね。
部署にもよると思いますが、私が子どものお迎えで早く帰らなきゃいけないことに対しても理解があったり、あとは会社として全面的にOKではなかったものの、リモートワークも何かしらの理由があって希望して、上司と相談すれば取得できたり…。
少なくとも私が所属していた部署はかなり働きやすかったので、働き方が不満で転職という感じではなかったです。
ーー前職と同じような働きやすい環境は維持しつつも、ご自身のエンジニアとして技術を磨けるような会社へ行きたいという気持ちがあったんですね。
「経験がない」と何度も落選…。諦めずwithworkと道を模索
ーーwithworkにご登録いただいたきっかけを教えてください。
小さな子どもを育てているので、「子育てに理解のある会社を選びたい」と思い、ワーキングマザー向けの転職サイトを探していたら withworkを見つけました。
実際にwithwork経由で選考に進んだ企業は、面接でも子育て世代にとってネックになりそうなところはなく、ワーキングペアレンツ専門の転職エージェントを選んでよかった、と思っています。
ーー今回のご転職で苦労されたことやご不安だったことはありますか?
エンジニアの転職は、「フロントエンジニア職」「インフラエンジニア職」といったように役割ごとに募集が分かれていますが、私はこれまで製品に関する技術的な部分はすべて1つのチームでやってきたので、いろんな仕事ができる分、どれも中途半端に感じていました。
技術的な部分で抜きん出ている強みがない状態での転職活動は不安でしたね。
ただ逆に、そういった自分自身の「弱み」を転職活動を通じて知ることができ、今後のキャリアのためにも、早いうちに転職した方が技術者としての強みを身につけられるとも思いました。
ーー弱みを逆手にとって、前向きに進めることができたんですね。withworkのご支援で特に印象的だったことがあれば教えてください。
初めての転職活動だったので、正直右も左もわからない状態でした。
でも、withworkのコンサルタントから、どういった対策が必要なのかを具体的に教えてもらえて、とても助かりました。
転職活動も後半にさしかかってきた時、「インフラエンジニアとしての実務経験が足りない」といった理由で何度も選考に落ちてしまい、担当者の方に「インフラエンジニアは諦めて、別の職種に切り替えた方がいいのでは…」と相談したことがありました。
そこで、ポテンシャル枠というものを教えてもらったんです。
選考でも、今の私ができることではなくて、やりたいことにフォーカスして話すようにしたら、ココネではポテンシャル枠として採用していただくことができました。
ーーポテンシャル枠での採用はかなり貴重だと思いますが、どのような対策をされたんですか?
ちょっと突っ込んで「なぜこういうことはしていないんですか?」と聞いたり、「私こういうことをやりたいと思ってるんですけど、やっていますか?」と聞いたり、自分がやりたいことに加えて、相手の企業さんの環境をもう一段階深く知るための質問をしたりしました。
ココネの面接官の方はいろんなことを正直に教えてくださったので、深掘りしやすかったというのもありましたね。
ーー白川さんの想いがココネさんに届いたんですね。ところで、白川さんは応募する企業様をかなり絞られていましたが、それはどのような背景からですか?
なかなか子どもがいると時間もないですし、受かったのはいいけれどやっぱり辞退しようとなるのも、それはそれで結構ストレスになるだろうと思っていたので、本当に絞っていましたね。
「仕事が面白そう」「共感できる」という印象が強くないと応募まで気持ちが至らず、ハードルをかなり上げていました。
でも、担当者から「もうちょっとたくさん受けてみていいと思いますよ」とアドバイスをもらって、100%ではなくても、なんとなく良さそうかも…と思える企業にも挑戦してみることに。
そうしたことで、ココネにも出会うことができました。
withworkからの一言がなければ、きっと見逃してしまっていたかもしれないです。
ーーココネさんとの出会いをサポートできて、光栄です!
「ふつうに、温かい」ココネ。頼れる存在になるべく、進み続ける
ーーココネさんにご入社を決めたポイントを教えてください。
会社のあり方としても「強くて温かい会社をつくる」と掲げている通り、雰囲気が温かく、自分にマッチしていると感じたことがポイントです。
ココネを初めて紹介していただいたときは、“ゲーム”を取り扱っているイメージが強く、すごく忙しいのかなと思っていました。
ですが、入社してみると実際は“アプリサービス”の会社で、めちゃくちゃに忙しいということもなく、適度な負荷で仕事ができています。
ーー現在はどんなお仕事をされているんですか?
サービスインフラチームに所属し、主にココネで扱っているサービスのインフラの構築や管理等を行っています。
最近はOS切り替えのためのサーバの移行作業なども担当しています。
フレックス制(コアタイム:11時〜16時)で、サービスインフラチームは10時台に出社される方がすごく多いのですが、私の場合は子どもの保育園の送り迎えの都合上、大体9時〜18時ぐらいまで働いています。
出社頻度については「最低週1回出社」と決められていて、それ以外は在宅勤務でも出社しても、どちらでもOKなルールです。
ちなみに私の場合は、あまりリモートワークが続くと集中力が切れてしまうので、大体週2〜3日は出社することが多いですね。
インフラを担当しているので、障害が起きたら休日でも仕事をすることがありますが、そこまで頻繁ではないですね。
それに、特に残業も多くないので、子育てと仕事の両立をさほど意識しなくてもできています。
ーー自然と両立ができているんですね。チームやメンバーの方はどんな方が多いのでしょうか?
私が所属しているサービスインフラチームは基本的に穏やかな方が多いですね。
まさに温かいっていう感じ。
Slackで会話することが多いのですが、わからないことを聞いたら反応してくれますし、教えてくれる。
特別なエピソードがあるわけじゃなくて、普段からふつうに温かい、優しい方が揃ってるって感じですね。
全体の話をすると、社員の6割が女性で、子育てに理解もあるので、仕事をしながら働くことにハードルがないですね。
ーー「普通に温かい」って素敵ですね。ポテンシャル枠での採用ということで、入社後のご不安とかはなかったですか?
入社当初についてくださったメンターの方のおかげで不安はなかったですね。
最初は自分自身でAWSなどのインフラサービスの設定を見ながら「ココネの現在地」を覚えていくことから始めました。
ココネ独自の運用や触れたことのない技術も多く、疑問もたくさん出てくるのですが、メンターの方に何回質問してもしっかり教えてくれますし、なぜこういうサーバーを使っているのかという背景もしっかり教えてくれるんですよね。
優しさもあるかもしれませんが、覚えられるようにちゃんと説明してくれるので、とても助かっています。
あとは入社してとても新鮮だったのは、Slackが和気あいあいとしてること。社内イベントの企画を誰かがすると、かわいいスタンプや絵文字が並んだり、リアクションがたくさんついたり…。
会社全体でそういったイベントごとを楽しんでいます。
不安というよりも、働く環境としてはむしろありがたいというか、毎日楽しんでいます。
ーー現職で感じていらっしゃる「やりがい」はどんなところですか?また、今後のキャリアビジョンについても教えてください。
まずは、前職で「やりたい」と思っていたこと、知らなかったことをたくさん経験できています。
一方で前職で培った知識を利用してできることも多く、貢献できている感覚があり、楽しく仕事ができています。
インフラエンジニアとして、日々の仕事を通してこれからもメキメキ力をつけていきたいです。
今後もっと利用者様が増えても、安定してサービス提供できるようにするためには、インフラも形を変えていく必要があります。
今あるものを覚えるだけではなく、より良くしていくための知識も増やして提案していけるような頼れる存在になっていきたいです。
ーー最後にこれから転職活動をされる方へ、一言お願いいたします!
withworkは子育て中のママパパに特化した転職サービスなので、子育てに理解があること前提で、安心して利用することができました。
さらに、自分が仕事を通じてやりたいことをしっかり探すことができてよかったと思っています。
悩んだら一人で考え込まないで、担当者に相談してみてください。
自分のやりたいことが改めて見つかったり、自分に向いている職種、やりたい仕事に就けるようにするためにできること、いろいろ発見があります。
良い転職ができるよう、応援しています!
ーー本日はありがとうございました。これからの白川さんのご活躍、陰ながら応援しております!
子育て中でも「やりたい」を叶えたいと思ったら、withworkへ
私たちwithworkは、キャリアとライフをトレードオフにしたくないと願う皆さんへの転職支援を行っています。
子育て中でも家庭を犠牲にしない働き方をめざし、自分の理想のキャリアを描いていきたいユーザーさまに、withworkは徹底的に寄り添います。
ーSTAFFー
企画・構成:XTalent株式会社
インタビュー・編集:栗林 杏子(XTalent株式会社)
撮影:森田純典