「興す人を、成す人に。」というミッションを掲げ、融資サポートを提供し、起業家に伴走する株式会社INQに、withworkを通じてご転職された平塚さんのインタビューをご紹介します。
新卒から15年間、住宅系の会社でBtoC営業やマネージャーとして活躍されていた平塚さん。
3歳のお子様をワンオペで育てながら、お仕事に奮闘されていましたが、「営業としてキャリアアップしたい」「ITやDXを駆使して新しい働き方に挑戦したい」という好奇心から、転職を決意。ワーキングペアレンツのための転職サービス『withwork』を利用し、フルリモート・フレックスで自由に働くことができ、キャリアアップも見込める企業へご入社されました。
ご支援を担当した金城と当時を振り返ります。
■本日お話を伺う元ユーザーさん
・平塚 由祈子さん(写真右)
大学卒業後から15年間、住宅リノベーション会社にて個人向けの営業職に従事。リード精査、商談から契約まで、着工後の施工会社と顧客の間に入ったフォローまで行い、契約から工事完了までの長期的な顧客対応を担う。営業としてのキャリアアップを目指し、営業経験をBtoBに広げるため、転職を決意。withworkを通じて、2022年2月に株式会社INQへ1人目の正社員として入社。創業融資サポートの営業として多くの法人を支援している。プライベートでは1児の子育てに奮闘中。
■本日のインタビュアー
withworkコンサルタント
金城 英真里(写真左)
新卒から勤続15年。30代後半で初めての転職決意
ーー本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、今回のご転職を考えられたきっかけを教えてください。
1番のきっかけは「働き方の改善」ですね。前職は、9時〜18時という拘束時間があり、必ず出社しなければならない制度。
子どもが熱を出したりすると、家で仕事をすることもできる環境ではあったのですが、育児しながら仕事をする状況にちょっと違和感を感じ始めたんです。
両親は遠方に住んでいて協力が得られないですし、パートナーの仕事も遅くワンオペ育児の日々。
「この状況を続けるのは、かなり大変だな」と思って、転職活動を開始しました。
前職でもそれなりに理解はしてもらえていました。ですが、経営層や上司の奥さまは見事に皆さん専業主婦をされていて、朝ご家族が起きる前に出勤して、仕事が終わって帰ったらもう寝ている、とよくこぼしていました。
そういった職場環境だと、共働き、特に子育て中の女性が働くことに対する心からの理解を得ることは難しいと感じました。
子どもも少し大きくなってきたことと、私自身も30代後半で転職活動するにはちょうど良い時期だと思いました。
ーー平塚さんにとって今回は初めての転職活動でしたね。どのようにスタートされたんですか?
新卒から15年間同じ会社に勤めていたので、これまでどんな仕事が世の中にあるか、ということを調べることすらしてきませんでした。なので、「いろんなお仕事がある」「さまざまな企業がある」と世界が広がって、すごくワクワクしながら転職活動をしていました。
求人サイトに登録したりして調べていたのですが、履歴書や職務経歴書の準備も自己流だったので、最初は手応えが感じられなかったんです。これは誰かにサポートしていただかないと難しいのかな…と思って、転職エージェントに登録することに。
withworkともう1社に登録をしました。
ーーたくさんの転職サービスから「withwork」を選んでくださり、ありがとうございます!私たちのことは、どのように知っていただいたんですか?
働きながら子育てしてるワーキングペアレンツに特化した転職エージェントというのは以前から知っていました。
LINEだけ友だち追加をして求人一覧をチェックはしつつも、転職自体はまだいいかな、とお休みしていたんです。
その後、「そういえばwithworkがあったな」と思ってもう一回覗いてみると、LINEでやりとりできるし、何より担当の金城さんが話しやすくて。
他のエージェントさんだと定型的な対応でとてもビジネスライクに感じた一方で、withworkは本当にマンツーマンで、丁寧にサポートしていただける人間味がある対応に惹かれました。
初めての転職で不安なことも多かったので、こちらにお任せしてみようという気持ちが湧いてきました。
ーー平塚さんの初めての転職活動をサポートできて、改めて私も嬉しく思います。
「いま飛び込まないと後悔する」withworkと目指した“新しい世界”
ーー今回のご転職で苦労されたことやご不安だったことはありますか?
とくに苦労したのは、時間のやりくりです。
前職が割ときっちり定時で出社しないといけない会社で、時間と場所の自由が利かない、かといって育児があるから勤務時間外に面接もすることができない…という状況だったので、面接の調整がかなり大変でした。
コロナ禍で客先に足を運ぶことはないのはすごく良かったのですが、昼休みに会議室で面接できるわけではないので(笑)
マネジメントもしていたので、チームメンバーに転職活動をしていることが伝わってしまうと、士気が下がるので慎重に動いていました。
前職は平日が1日定休だったんで、そこが面接で1日中埋まるという感じでしたね。
ーーwithworkからもINQ社を含め複数社選考を受けていただきましたが、他にはどんなところを受けていたのですか?
長らく営業職を経験して「ITなしには営業推進もできない」と感じていたので、次の仕事では「IT」や「DX」に携わりたいと思って企業選びをしていました。
それこそ最初は、不動産テックや建築業界のDX推進のスタートアップなどの求人を見ていました。
でも、私の経験を活かして貢献できる求人にはなかなか出会えなくて苦戦していましたね。
ーーwithworkからINQ社を紹介された時の印象はいかがでしたか?
当初は「資金調達って何?」というレベルでした。
クラウドファンディングは自分の生活に割と近いので、事業モデルがわかるんですけど、INQのメイン事業である「創業融資サポート」は、「お金を起業家に貸すためのサポートをする?何をする会社なんだろう?」というのが正直な第一印象でした。
でも、選考でお話を聞くにつれ、INQがやっていることを理解できました。
例えばどこかのスタートアップに入ったら、その一社しか知ることができないけど、INQ社でスタートアップをたくさん支援することで、さまざまな企業と関わることができるという点にすごく好奇心をくすぐられました。
ーーご支援中にも感じていましたが、平塚さんは「ITやDXに携わりたい」というお気持ちがとても強いですよね。それは、どこから湧いてくるんですか?
15年間ずっと同じ環境で働いてきて、視野の狭い世界にいたところから、改めて転職活動して世の中を見てみると、ITやDXが普及することでこんなに世界が広がる、自由に楽しく働けるということに、初めて気付けたんですよね。
とにかくそこに「飛び込んでみたい」というのがすごく強かったです。
ーー実際に飛び込んでみていかがでしたか?
全く異業種なんで、本当に自分でもよくやったなって思います。
客観的に冷静に考えると結構怖いことですよね(笑)
正直、今でもふと不安になるときがあります。
寝る前に、この選択でよかったのだろうかって。
でも、今年転職しなきゃ前職で定年を迎えるかもしれない、ここで一生落ち着いちゃうかもしれない。
自分の好奇心が「今これ飛び込まないと後悔するよ」と言ってくれている気がして一歩踏み出すことができました。
ーー15年間勤続するというのもすごく大変なことだと思いますし、そこから自分の想いに素直に新しい世界へ一歩踏み出したというのはとても勇気が湧いてくるエピソードです。withworkでの転職活動で印象的だったことはありますか?
withworkはLINEで隙間時間に相談ができて、選考もオンラインで可能な時代になっていたこともあり、子育てしながらでも転職活動の時間を確保できて乗り越えることができました。
転職活動最終フェーズにはトラブルもありましたが、金城さんをはじめ、withworkスタッフの皆さんがとても親身に相談に乗ってくださり、心強かったです。
ーー平塚さんのINQ社へのご内定は、私にとっても思い出深いです。トラブルの詳細は省きますが、当時は平塚さんが「もし自分の家族だったら…」と考えて、不安を少しでも取り除いて納得感のある選択ができるよう、私にできることはなんでもしようと思っていました。
ランチしながらお話ししましたよね。
フラットに情報を整理していただき、後悔しない転職をサポートしていただけたと思います。本当にありがとうございました!
心と生活のゆとりが生まれた、INQでの働き方とあたらしい挑戦
ーーINQ社へのご入社ですが、決め手はどんなところでしたか?
全員フルリモート・フルフレックスの自由な働き方と経営陣の人柄がとても素敵だったところです。
とくに育児と仕事の両立の大変さを身をもって感じていらっしゃる方が会社のトップというのは、大きいですね。
代表の若林さんは兼業主夫として子育てしながら経営をしていて、心からの理解があるということがこんなにもゆとりをもたらすんだなと感じました。
子育てに“参加している”じゃなくて、メインで子育てをしているというのが大切で…。
若林さんの「大丈夫だから、本当に無理しないで」という言葉に思いが乗っていて、すごく助けられています。
ーー入社後、現在のお仕事についても教えていただけますか?
創業融資サポートの法人営業をしています。
企業様にヒアリングをし、融資サポートとして事業計画書の作成や面談同席を行なっています。
働き方は前職からかなり改善されて、週5で在宅勤務ができています。
通勤時間を子どもとの時間に当てられてイライラすることが減りました。
勤務時間は前職と変わらず9時〜18時なのですが、心のゆとりが違いますね。
子どもがやることを「いいよ」と見守っていられる心の余裕がすごく欲しかったんですよね。
恥ずかしい話ですけど、前職では子どもが風邪をひいても、正直子どもの心配より自分の仕事の心配が先だった…。
でも、今はちゃんと「風邪だね。じゃあ休もう」と言ってあげられる。心配をしてあげられる心のゆとりがあります。
ーー今日はご転職後にお引っ越しされた新居にお邪魔していますが、フルリモートワークになるにあたって書斎も作られたそうですね。
もう1社は結構通勤時間が長かったので、もしINQに入ってなかったら実現できてなかったと思います。
以前は、ダイニングで仕事をしていたので、夕食のときはパソコンを横に避けて…というのが当たり前だったんですけど、今は自分だけの仕事のスペースがあるので仕事にも集中できます。
子どもの転園も伴いましたが、親の心配はよそに順応性高く、新しい保育園で楽しんでくれています。
ーー転職に成功されたことで、心にも生活にもゆとりが出たんですね。現在の仕事のやりがいはどんなところにありますか?
業界未経験で知識がない中でも、お客様には最善のものを常に提案したいと思っています。
今は私自身に最善の提案の引き出しが少ないので、程よいプレッシャーを感じながら進めているところです。
INQでは実践を交えながら丁寧に研修をしてくれて、徐々に任せていただける仕事の幅も広がってきました。
お客様の悩みは多種多様なので、いくつものケースを経験することで引き出しが増えていくものだと思っています。
現在はさまざまなお客様と対峙しながら、経営陣に「こういう風にやってみてもいいですか?」と都度相談しながら進めています。
やってみたいと言ったことに対して、ポジティブに一回やってみようと言っていただけるのがINQですね。
ーー今回の転職活動ではBtoC営業からBtoB営業へのキャリアアップを希望されていましたね。
やはりBtoBの営業は初めてなので難しさは感じます。
経営者さまに私たちのサービスを利用してもらうためには自分の営業としてのスキルアップも必要です。
でも、この経験を経ることでキャリアアップしていけるんじゃないかなと期待感もあります。
ーー最近チャレンジされていることはありますか?
代表の若林さんに勧められたTwitterですね。
ツイートするのにすごい苦労してるんですが(笑)
いずれは新規の顧客開拓の流入先として使えるように、今はフォロワーをまず増やすことを頑張っています。
ーー入社してから短期間でとてもアグレッシブに活躍されているんですね。他の長い1社経験のあとに転職された方のお話を聞いてると、転職先での定着に苦労される方が多く見受けられるのですが、平塚さんはいかがですか?
企業に合う・合わないというのは絶対あるとは思うんですけど、究極、長い時間関わって自分のものにすれば、合わないものも合うようになるだろう、みたいなところがあって。
前職でも入社1ヵ月目ぐらいに「もう辞めたいです」って新人の情けない自分がいて…。
でも「これやってみよう」「今度はこっちに挑戦しようか」って、馬がニンジンをぶら下げられるみたいに頑張ったら売上が上がっていって…。そういう経験をさせてもらったので、人ってこうやって成長するもんだなというのが自分の体に感覚としてあるんですよね。
少なくとも私にはこのやり方が向いているのかな、と思っています。
ーー前職の15年間で、大きなプレッシャーを幾度となく乗り越えてこられたんですね。
ゴールや正解がないんですよね。お客様にとって「これは正解だ」というのを導いてみては壊して…。
それをずっと繰り返して課題に取り組むんですけど、そこまでのプロセスにおいても正解がない。
お客様も知らない。そのトライアンドエラーを何回か繰り返して、正解に近いものを出していくんですよね。
ーー今のお話がINQさんでのお仕事に重なりそうですね。今後のキャリアビジョンについて教えてください。
融資だけではなく、様々な資金調達のお困りごとにお応えできる知識を身につけたいと思っています。そうやって頼りになる存在になり、代表・若林さんのようにSNSで知見を広めたり、クライアントの事業モデルに最善な提案をしていけるようになりたいですね。
ーー最後にこれから転職活動をされる方へ、特に長年同じ企業にお勤めの方で転職に迷われている方へ、一言お願いいたします!
長年同じ企業へお勤めの方へは「まずは視野を広げてみて」と伝えたいです。
10年以上勤務していると良いことも悪いこともあると思います。
ただ、これから新しいスタートアップがどんどん誕生していて、働き方もどんどん自由になっています。
転職は1つのきっかけ。
いまの環境に固執せずに、一歩踏み出してみたらあたらしい世界が広がっていて、ご自身のQOL(クオリティオブライフ)の向上にも繋がると思います。
転職活動を続けることは大変なことですが、自分に合うエージェントさんと出会えれば、良い企業と巡り会うことができます。
私は、子育てしながらもキャリアを築ける企業をご紹介いただき、諦めずにwithworkで転職して良かったと思っています。
挫けないで頑張って下さい!
ーー本日はありがとうございました!これからの平塚さんのご活躍、陰ながら応援しております!
「子育てもキャリアUPも諦めない」と思ったら、withworkへ
私たちwithworkは、キャリアとライフをトレードオフにしたくないと願う皆さんへの転職支援を行っています。
子育て中でも家庭を犠牲にしない働き方をめざし、自分の理想のキャリアを描いていきたいユーザーさまに、withworkは徹底的に寄り添います。
ーSTAFFー
企画・構成:XTalent株式会社
インタビュー:金城 英真里(XTalent株式会社)
編集:栗林 杏子(XTalent株式会社)
撮影:森田 純典