2025.11.7

「自由と責任」の企業文化が実現するハイクラス人材の採用 – ユーザベースとwithworkが築くパートナーシップの真髄

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「候補者様のキャリアについて、同じ目線でアドバイスしてくださる」「企業の採用担当なんじゃないかと思うくらい、弊社のことをよくご存じだった」。採用担当者と候補者、双方からそう評価されるエージェントとの出会いは、企業の採用活動をどう変えるのでしょうか。
経済情報プラットフォーム「Speeda」や国内最大級の経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」を展開する株式会社ユーザベース。同社は、変化の激しい事業環境の中で、バリューフィットを最重要視した採用を貫いています。
本記事では、同社でSpeeda事業の採用を担当する松本みゆきさん(以下、ユーザベース松本)と、withwork経由で入社し、セールスとして活躍する鈴木香菜子さん(以下、ユーザベース鈴木)に、ハイクラス人材の採用に成功された裏側や、事業の未来を見据えた採用パートナーとの関係性について聞きました。(聞き手:withwork 三好)

変化の中でも揺るがない、バリューを軸に据えた採用

withwork三好:改めて、御社の事業内容と、お二人が現在どのような役割を担われているのか教えていただけますでしょうか?

ユーザベース松本:弊社は大きく2つの事業を展開しています。1つはBtoB向けのプロダクトである「Speeda」、もう1つはBtoC向けのメディア事業である「NewsPicks」です。私はTalent Acquisition Partner Teamに所属し、主にSpeeda事業におけるレベニュー部門、その中でも大手企業と向き合うエンタープライズセールスの中途採用を担当しています。

ユーザベース鈴木:私は、2023年にwithworkにて転職活動をご支援いただき、2024年からユーザベースで働いています。Speeda事業の中にある営業部門におり、コンサルティングファームやPEファンドといったプロファームのお客様と向き合うセールスを担当しています。アカウント営業、具体的には、特定のお客様向けのセールスとしての活動に加えて、既存のサービスをより活用いただくためのカスタマーサクセスとしての役割も担っています。

(写真左:鈴木さん、写真右:松本さん)

withwork三好:ありがとうございます。御社は事業も組織も変化の真っ只中にあると思いますが、その中でも採用において一貫して大切にされてきたことは何でしょうか?

ユーザベース松本:私たちは「The 7 Values」というバリューを掲げているのですが、この価値観に共感いただける方を採用することを特に大切にしています。中途採用ですので、スキルやご経験の比重も一定ありますが、それ以上に、候補者様の転職の軸や叶えたいことがユーザベースで実現できるのか、キャリアにおいて最適な選択肢になり得るのか、という部分を一切妥協せずに選考を通じて擦り合わせしています。採用に対する考え方は、プロダクトや組織体制がどれだけ変化しても変わらない部分ですね。

バリューフィットが鍵。即戦力採用で直面した“母集団の壁”

withwork三好:バリューフィットを重視されるからこその難しさもあるかと思います。ここ数年の採用活動、特に即戦力が求められるハイクラス層の採用において、どのような課題を感じていらっしゃいましたか?

ユーザベース松本:大きく2つあります。1つは母集団形成です。私たちのプロダクト、Speedaは日常生活で触れる機会が少ないため、「難しそう」「自分に扱えるイメージが持てない」という印象を持たれやすく、母集団を大きくしていくことに難しさを感じています。もう1つは、「採用ターゲットを明確に定義しづらい」という点です。「この業界でこの経験があればよい」といった分かりやすい条件ではなく、業界・商材を問わず、顧客を起点に商材を柔軟にカスタマイズしながら価値訴求されたご経験をお持ちであれば活躍できる可能性があるからです。

withwork三好:特にエンタープライズセールスのようなポジションは、市場での競争も激しいですよね。

ユーザベース松本:おっしゃる通りです。SaaS業界内外でエンタープライズシフトを戦略の柱に据える企業が非常に増え、私たちがオファーしたいと思うような方は、他社からも複数のオファーをお持ちであることがほとんどです。そうした競争環境の中で、選考の初期段階から当社のことを深く理解していただき、働くことのイメージを解像度高く持っていただいた上で今このタイミングで当社に入社いただくことがキャリアにおいてどのような価値になるのか、どのような経験を得ることかできるのかという点を選考を通じて深めていただくことが、非常に重要だと感じながら採用活動を進めていました。

withwork三好:そうしたハイクラス層には、ワーキングペアレンツの方々も多く含まれます。御社は「自由と責任」というカルチャーのもと、働き方の柔軟性が高い印象ですが、実際はいかがでしょうか?

ユーザベース鈴木本当に皆さん自由に働いているなと思います。ただ、自由や柔軟性だけではなく、求められるパフォーマンスも非常に高いので、時間をいかに効率的に使いながら成果を出していくかを、以前より強く意識して働くようになりました。「自由と責任」という言葉の意味を、この会社に入ってすごく実感しているところです。

採用担当と候補者、双方を動かす「パートナー」としての伴走

withwork三好:弊社は即戦力、ハイクラスというキーワード以外にも「ワーキングペアレンツの転職サービス」という側面もありますが、最初にwithworkを知った時、率直にどのような印象を持たれましたか?

ユーザベース鈴木:転職活動自体が初めてだったので、エージェントの特徴を意識してはいませんでしたが、「ワーキングペアレンツ」という言葉以上に、withworkのサービスサイトにあった「キャリアとライフをトレードオフにしない」というメッセージに惹かれました。子どもにもしっかり向き合いたいし、働くからにはしっかり貢献したいし…という中で、その言葉がすごく響いて登録したことを覚えています。

ユーザベース松本:私自身、前職では出社が必須で、子育て中は時短勤務せざるを得なかった経験があります。本当は仕事も育児も妥協せずに働きたいのに、家庭を優先しなければならないシーンに直面する方は少なくないはずです。ですから、キャリアを諦めずに転職を考えているワーキングペアレンツの方が登録されている御社のデータベースは、柔軟な環境を提供できる当社と非常にマッチするのではないかと考えています。

withwork三好:御社の働き方やカルチャーはワーキングペアレンツにとっても非常に魅力的です。私たちと実際にやりとりをさせていただく中で、印象に残っていることがあれば教えてください。

ユーザベース松本:withworkさんとは、クライアントという枠を超えて「パートナー」だなと感じています。そう思うようになったのは、まさに鈴木さんの採用をご一緒した時からでした。当時、我々は選考プロセスの早い段階から「ぜひご一緒したい」という温度感で選考が進んでいた一方で、初めての転職活動へのご不安や他社企業・条件面の比較から、最終的にユーザベースを選んでいただけるかは未知数でした。その中で、鈴木さんが転職活動で大切にされている軸の整理・その軸がユーザベースだと叶う理由は何かを丁寧に擦り合わせさせていただき、かなり綿密に、細かなコミュニケーションをさせていただきましたよね。

withwork三好:毎日電話したり、長文のSlackを送り合ったりしていましたね(笑)。

ユーザベース松本:候補者様のキャリアを第一に考え、「こうした方がいいですよ、松本さん」と同じ目線でアドバイスをくださる人材紹介エージェントは、そう多くありません。私たちが大事にしているのは、採用することではなく、鈴木さんが幸せになれる場所がユーザベースなのか、という点です。そこに対して真摯に向き合ってくださるパートナーとして、非常に頼りにさせていただいています。

withwork三好:鈴木さんから見て、当時のやり取りはどのように感じられていましたか?

ユーザベース鈴木:お二人の話を聞いて、今改めて強力なタッグだったんだなと感じました。最初の面談で、まだ言語化できていなかった私の思いを三好さんがうまく汲み取ってくださり、提案された企業がどれもすごくマッチしていたのが最初の印象です。中でもユーザベースについては、まるで社内の採用担当の方ではないかと思うくらい詳しく、今どういうフェーズで、何が面白みなのかを細かく話してくださったので、絶大な信頼を感じました。選考の最終盤、もう1社と迷っていた時に、三好さんから共有いただいた私の転職動機が、きれいに松本さんに引き継がれ、面談で改めて提示されたんです。それを見た時に「そうか、自分はこういう思いで転職を始めたんだ」と立ち戻ることができ、ユーザベースへの入社を決意できました。

入社後の活躍と、多様な人材が組織にもたらす価値

withwork三好:鈴木さんを含め、これまで11名の候補者様をご紹介させていただきましたが、withworkから採用された方に対して、どのような印象をお持ちですか?

ユーザベース松本:withworkさんがご紹介くださる方は、皆さん「働く」も「生きる」も両方コミットしたい、そして両方にコミットすることで高いパフォーマンスを出せる、という思想を持ってらっしゃる方ばかりだと感じます。それは、私たちが大事にしている価値観を深く理解して人選してくださっているからこそだと思います。

withwork三好:鈴木さんがご入社されてから、チームや組織にどのような変化をもたらしたと感じていますか?

ユーザベース松本:鈴木さんの上長が「鈴木さんは、家庭と仕事の両方を妥協せずにコミットしたいという想いで入社を決断してくれた。その決断に感謝している」と話していました。チームの皆さんもきっと同じように感じているはずです。

ユーザベース鈴木:正直、まだ大きな成果を上げられているか、チームに貢献できているかは不安な部分もありますが、そのように言っていただけて嬉しいです。チームがどんどん大きくなり、新しい役割が広がっていく中で、前向きにチャレンジし、チームで目標を成し遂げていくという点では、リーダーと一緒に動けているのではないかと思っています。

withwork三好:素晴らしいですね。ワーキングペアレンツの方々を採用する中で、企業として新たな気づきや学びはありましたか?

ユーザベース松本:ライフもワークもフルコミットで、というのは簡単なことではないな、と改めて感じています。パフォーマンスを最大化することを前提とすれば、働き方を自律的に決めることができる環境、ワーキングペアレンツにはありがたい環境だと思いますが、それを体現するための強いコミットメントが必須です。「個人の責任」とそれを支える「制度やカルチャー」このバランスが重要だと感じます。

これからの組織づくりと、withworkへの期待

withwork三好:実際にwithworkをご利用いただいての感想や、今後へのご要望があればお聞かせください。

ユーザベース松本:助かっている点は2つあります。1つは、先ほどもお話しした通り、ポジションの枠を超え、候補者様のキャリアにどう影響するのかという大きな視点でストーリーを組み立ててご推薦くださる質の高さです。もう1つは、変化の激しい我々の採用戦略について、人材紹介のプロとして客観的な示唆やアドバイスをいただけるパートナーとしての存在です。市場の動向など、社内からでは見えない景色を教えていただき、非常に助かっています。要望としては、引き続き「良きパートナー」として採用のご支援をいただけたら嬉しいです。

withwork三好:承知いたしました。引き続き頑張ります!では、同じように難易度の高い採用課題を抱える企業に向けて、何かメッセージはありますか?

ユーザベース松本:難易度の高い採用活動だからこそ、人材紹介エージェントからの紹介を待つだけの受け身にならずに、企業からの働きかけも必要だと考えています。業務の細かな情報に限らず、組織が抱える潜在的な課題、事業の方向性といった深いレベルの情報共有をさせていただくことで、人材紹介エージェントの方も、その課題解決のためにどういう人材が必要なのかを一緒に考えてくださるパートナーになっていただけるのではないかと思います。

withwork三好:最後に、今後の採用方針や組織づくりの方向性について教えてください。

ユーザベース松本:これまでと変わらず、私たちのバリューに共感し、顧客への価値提供をとことん突き詰められる方を採用していきたいです。また、入社がゴールではなく、その後もご自身のキャリアをデザインしていくことを支援したいと考えています。社内には「UCC(ユーザベース・キャリア・チャレンジ制度)」という、自分で手を挙げてキャリアを創れる制度もあります。ユーザベースへのジョインをきっかけに、ご自身のキャリアを見つめながら日々のPDCAを回していけるような方をお迎えできたら嬉しいです。

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withworkは、30〜40代のミドル・ハイレイヤー層を中心に、キャリアとライフを両立したい候補者とのご縁を結びます。企業と候補者双方のWillに向き合い、納得感ある採用を実現します。

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