2025.12.22

2025年ワーキングペアレンツ「ベストバイ」座談会

#仕事と育児の両立
#家事・育児
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2025年も終わりに近づき、今年買ってよかったものを振り返る時期がやってきました。

仕事に育児にと多忙な日々を送るワーキングペアレンツをサポートし、暮らしを豊かにしてくれた「ベストバイ」アイテムについて語り合いました。

<参加者> ※()はお子さんの年齢
・Kさん:1児のパパ(3歳)
・Oさん:1児のママ(2歳)
・Mさん:1児のママ(2歳)
・Uさん:1児のパパ(7歳、10歳)
・Aさん:2児のママ(5歳、8歳)

日々の料理を楽にしてくれる、便利家電&アイテム

Aさん:
家事関連だと、とくに「料理をいかに時短にするか」が話題になりますよね。

Uさん:
今年のベストバイではないのですが、今年も引き続き…ということで、僕はずっと自動調理鍋の「ホットクック」を愛用しています。同時進行で2品作りたいので、キッチンに2台置いてます。よく豚汁を作るのですが、週末に全部切った野菜やお出汁をジップロックに入れて、平日はそれをホットクックに入れて煮込むだけ。冷凍野菜も重宝しています。ホットクックがあれば、調理している間に手が空くのが本当に助かります。

Kさん:
ホットクック、僕も気になってました。どんなものが作れるんですか?

Uさん:
カレーやスープ、ナポリタンなど、作ろうと思えば何でもいけます。慣れてくると「とりあえず10分煮る」とかで大体できますね。僕はネットや本で見つけたレシピを、スプレッドシートにまとめていて…この「手羽先と大根の黒酢煮込み」とかおいしかったですね。低温調理もできるので、ローストビーフや鳥ハムも作れます。一時期、ガトーショコラを作るのにはまっていました。

Mさん:
ホットクックと似ているのですが、うちは「クックフォーミー」を使ってます。私が食材を準備しておけば、夫に調理をお願いできるので助かっています。

Aさん:
最近「レコルトの自動調理ポット」が便利だと聞きました。ホットクックと同じで、こちらも具材を入れたらほったらかしでスープができるみたいです。おかゆとかも作れるらしくて、1万円くらいとお手頃です。

Oさん:
自動調理鍋と、食洗機、乾燥機、ルンバって、現代の「三種の神器」的な感じで言われますよね。

Kさん:
いかに楽をするかは大事ですよね。

料理の手間も、一品あるかないかで変わりますよね。スープも毎回作るのではなくて、お湯に溶かすタイプの固形スープでも全然いいなと思ってます。

Uさん:
子どもが好きなので「セブンイレブンで売ってる卵スープ」をよく飲むんですよね。あと、「無印のスープ」もおいしい。

Aさん:
ミネストローネとか、種類もたくさんありますよね。

心の負担も軽くしてくれる、宅食&ミールキット

Aさん:
食事作りは毎日のことなので、みなさん色々と工夫されてますね。私は「ヨシケイ」のミールキットを5年くらい使っています。包丁も使わず15分くらいで2品作れるので、ずっと頼っています。あと、献立を考えなくていいのも大きい。

Oさん:
私は、冷蔵のお惣菜が届く「シェフの作り置き」というサービスを利用しています日持ちは4日くらいなんですけど、冷蔵だからか味も美味しい気がします。無添加で香辛料も使っていないので、2歳の娘もよく食べてくれます。冷蔵庫を開ければご飯があるという安心感は大きいです。割高ではあるけど、頼んでよかったなと思います。

あと、平日のご飯はこれと、食材宅配の「パルシステム」のお料理セットで賄っているので、献立を考えることから解放されました。

一度使うと味をしめてしまう…!家事代行サービス

Aさん:
日々のことだからこそ、少しでも楽になると大きいですよね。家事といえば、最近は家事代行サービスを利用する方も増えている印象です。

Mさん:
年末で高くなる前の11月に、私も最近初めて家事代行を利用しました。「水回りセット」というお掃除代行パックがあって、お風呂、キッチン、トイレ、洗面台をお願いしたのですが、すごく良かったです。細かいところまで全部きれいにしていただいて、気持ち的にもすっきりしました。

Oさん:
私も10月に“ガチ”のハウスクリーニングをお願いして、人にやってもらう快適さを知ってしまいました。家事代行で料理を作ってもらってる友達もいますね。「少し高いな」という気持ちもあって定期利用はできてなかったのですが、最近、地域のボランティアさんが1時間800円で家事を手伝ってくれるサービスを生協で見つけたんです。来週からデビュー予定です。家事代行ほどのクオリティではないと思いますが、自分が日常でやってる掃除くらいであれば、ぜひお願いしたいなと。

Uさん:
僕は家事代行サービスの「CaSy(カジー)」を使ってます。月1回、3〜4時間くらい来てもらって、キッチンやトイレ、お風呂を一通り掃除してもらっています。スポットでも指名でも依頼できるのですが、同じ人にお願いしてます。僕が家で仕事している時に来てもらうので、「いつも通りお願いします」という感じで楽ですね。

日々の幸福度を上げてくれる「小さなこだわり」

Uさん:
地味なんですけど、手洗い用の石鹸を「自動のディスペンサーにしたのがすごく良かったです。

Aさん:
わかります!うちはキッチン用の洗剤もそうしてます。便利ですよね。

Kさん:
僕は最近、無印のピーラー(皮剥き)を買いました。ずっと「百均のでいいだろう」と思ったのですが、ちょっと良いものにしてみると、切れ味が全然違って。日々の小さなストレスがなくなりました。

Uさん:
キッチングッズでいうと、8580円する良いキッチンバサミを買いました。経済評論家の勝間和代さんの本で勧められていて、気になって買っちゃいました。すごくよく切れるので、肉も包丁とまな板を使わずにハサミで切って鍋に入れています。洗い物が減って便利ですよ。

Aさん:
ネットでみると、「カニの足を空ごと切ったりできる」って書いてますね。

Uさん:
調味料にこだわるのも楽しいですよ。勝間さんの本に書いてあった醤油や塩、味噌も試しました。

Kさん:
わかります。僕が好きなのは「やべえうまい塩」。これでおにぎりを作るとすごく美味しいです。調味料って幸せへの影響度が高いですよね。毎日使うし、でも一回で使い切るものではないし。

Uさん:
最近、料理研究家の方が紹介されていた「みりん」が気になってるんですよね。飲めるくらい美味しいらしくて。こういう日常で触れるものにちょっとこだわりを持つと、生活の豊かさに繋がりますよね。子供が小さいと買いたいと思っても、ちょっと置きづらいインテリアとかあったりするじゃないですか。なので、小さな小さなこだわりを持つことが大事だなと思います。

Uさん:
こだわりアイテムでいうと、KINTOのタンブラーが、デザインがシンプルで、保温・保冷もできて気に入ってます。元々KINTOの水筒を使っていて、気に入ったので家でコーヒーを飲む用のカップも揃えました。水筒は、構造がシンプルなので洗いやすくて良いです。グラスも買ったのですが、お酒を入れても水滴がつかないので便利です。

Kさん: 
僕もハイボールを飲む用に、東洋佐々木ガラスのグラスを買いました。薄くて口当たりも良いですし、ハイボールのしゅわしゅわ感も視覚的に楽しめます。カフェラテを入れると色のグラデーションが綺麗なのも気に入ってます。

Uさん:
良いですね。僕はコーヒーが好きで、豆にもこだわり始めました。最初は、手動のミルで挽いてましたが、たくさん飲むので電動にしたらすごく楽になりました。

Aさん:
家事の時短で生まれた時間を、そうやってコーヒーを淹れることに使う、という時間の使い方ができると良いですよね。

自己投資&仕事に欠かせないアイテム

Mさん: 
私の今年のベストバイは、パナソニックの「コリコラン」という高周波治療器です。フルリモートのデスクワークなので、ずっと肩こりに悩んでいて。これを使い始めてから本当に肩こりが楽になりました。4~5万円するのですが、肩こりがひどい時は整体に通ったり、ペインクリニックで筋肉注射を打ったりもしていたので、その時間や費用を考えると、一度買ってしまえばずっと使えるので、とても良い買い物だったなと思います。

Oさん:
タイムリーです…!ちょうど昨日、夫が電車の広告で見た「コリコラン」のネックレスタイプのものを欲しがっていました。子どもを抱っこしたり、在宅勤務だったりで私も肩こりがひどいので、マッサージ代を考えると購入を検討したくなりますね。

Oさん:
仕事のベストバイで言うと、今年からMARK’Sの「ノートブックカレンダー」を使い始めたのですが、これがすごくしっくりきています。B5サイズくらいで、1ヶ月の予定が見開きで横にバーっと見えるタイプです。ノートパソコンと同じくらいのサイズ感ですが、薄いので、持ち運びもスケジュール管理もしやすいんです。1日ごとに4行書けるスペースがあって、家族の予定も書き込めるのがちょうど良くて。
この「ノートブックカレンダー」の良いところは、メモページが少ないこと。この手帳は、メモページはカレンダーの後ろに1ページあるだけなので、本当に無駄がないです。

Oさん:
自分への投資で言うと、スキンケアもです。子どもが小さいと、お風呂上がりに自分のことはどうしても後回しになりがちで…。これまでは化粧水、クリームとステップを踏んでいたのですが、手間を省くためにオールインワンタイプの基礎化粧品に変えました。お風呂上がりのスキンケアが1回で済むようになり、すごく楽になりました。

Mさん:
オールインワン、気になっていました。時短になりますし、いいですね。

育児の負担を軽くするアイテム

Oさん: 
今年、2歳の娘にパズルを買い与えたのが良かったです。「保育園で夢中になっている」と聞いて家でも用意したところ、一人で黙々と何度も遊んでくれるので、親としてはすごく助かっています。

Mさん: 
うちも2歳半の娘が今まさにパズルブームで、一人で集中して遊んでくれるのですごく助けられています。

Aさん:
パズル、いいですよね。うちにもたくさんあります。5歳と8歳の子どもがいるのですが、最近は立体的なパズルなどで遊んでいます。子どものパズルブームは結構長いですよ。

カーシェアがもたらす新しいライフスタイル

Uさん: 
今年は車を買い替えたんですが、前の車の方が良かったと子供に少し不評で…(笑)。

Kさん: 
うちはまだ車は持っていなくて、カーシェアで済ませています。マンションの駐車場代や税金を考えると、週末にたまに乗るくらいなら、その方が合理的かなと。家の近くの「アースカー」というサービスがすごく安くて、6時間で1,000円なんです。ガソリン代もかかりません。

Uさん: 
え、安い!

Kさん: 
その代わりちょっと車は古いんですよね。2018年の車とか、2019年の車ですが、まあ全然乗れるので気にしていません。僕が住んでいるのが埼玉なので、そんなに土地代がかからないというのもあるのでしょうが。土日は予約が全然取れないのですが、平日はけっこう空いてます。チャイルドシートを毎回付け外しする手間はありますが、利用頻度を考えたら十分です。キャンピングカーのシェアサービスもあって。旅行の際にもレンタカーを借りましたが、ガソリン代もかからないので、カーシェアでいいなと。

Aさん:
キャンピングカー!非日常感があっていいですね。子どもがもっと大きくなったら、また考え方も変わるかもしれませんが、今はそういう選択も賢いですよね。

まとめ

今回の座談会では、最新のテクノロジーを活用して家事の負担を減らし、そこで生まれた時間と心の余裕を、コーヒーを淹れたり、こだわりの調味料で料理を楽しんだりといった「暮らしの豊かさ」に繋げている様子が伺えました。

仕事に育児にと、日々忙しいワーキングペアレンツのみなさまが少しでも楽に、そして、より暮らしが豊かになるヒントになれば嬉しいです。

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