2026.6.28

【30代の壁】リーダー昇進でも年収が上がらない?子育て世代が陥る「キャリアの罠」と戦略的抜け出し方

#キャリア
#女性活躍推進
#女性管理職
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育児と仕事の両立のために、柔軟な働き方ができるベンチャー企業へ転職。事業に共感し、やりがいを持って働き、念願のリーダーに昇進……。

一見すると順風満帆に見えるキャリアですが、「蓋を開けてみたら新卒の頃より年収が低い」「組織が大きくなり、以前のようなやりがいを感じられない」と、密かに悩みを抱えていませんか?

今回は、withwork公式ポッドキャスト「#キャラトラ〜キャリアとライフをトレードオフにしないラジオ〜」に寄せられたリアルなお悩みをもとに、30代〜40代の子育て世代がぶつかりがちな「やりがいと待遇のジレンマ」を乗り越え、キャリアとライフの目標を両立するための戦略的な思考法を解説します。

🎙️このエピソードは音声でも聴けます!

通勤中やスキマ時間に「ながら聴き」したい方は、ぜひポッドキャストの音声配信もあわせてお楽しみください。

今回のお悩み相談

【30代女性 営業職の方からのおたより】

保育系SaaSを運営するベンチャー企業に転職して2年。ハイブリッドワークやフレックスを活用した働き方にも満足しており、事業共感、やりがいを持って働けています。先日、リーダーにも昇進させていただきました。

ですが、新卒の頃よりも年収が低く、今後子どもの教育面も考えると年収を上げていきたいと思うようになりました。

また、入社時から所属しているチームが大きくなった結果、まだまだ少数チームではあるものの、レポートラインが整備されすぎて、動きづらさも感じるように。

自分は、自由に小回りをきかせながら働ける職場の方が合っているかもしれないと考え始め、もう少しアーリーなフェーズの企業へ転職するか迷っています。ぜひアドバイスをください。

やりがいのある仕事と柔軟な働き方を手に入れた一方で、「年収の伸び悩み」と「フェーズ変化による窮屈さ」という2つの壁に直面されているご相談です。実はこのお悩み、キャリアとライフの両立を目指す世代にとって非常に「あるある」な問題なのです。一つずつ紐解いていきましょう。

「昇進しても年収が上がらない」の正体とは

まずは「新卒の頃より年収が低く、なかなか上がらない」という点についてです。

出産や育児を経て働き方を変えた結果、一時的に給与が下がり、その後も元の水準に戻りにくくなる現象は「チャイルドペナルティ(マミートラック)」と呼ばれ、日本において特に顕著な傾向としてデータでも実証されています。時短勤務や配慮の行き届いた部署への異動は、両立を助ける一方で、その後のキャリアアップを阻む要因になりがちです。

また、もう一つの大きな要因として「現在所属している業界や企業の給与水準」が挙げられます。

相談者様は保育系SaaSという社会貢献度の高い領域にいらっしゃいますが、業界全体の給与水準がそこまで高くない場合、どんなに個人として優秀でリーダーに昇進しても、劇的な年収アップは見込めません。「やりがいはあるが、構造的に年収が上がりにくい」状態に陥っている可能性が高いのです。

年収アップを叶える「自分なりのモノサシ」を持つ

将来の教育費や豊かな生活を考えると、年収を上げていきたいと思うのは当然です。しかし、焦って「とにかく年収を上げなければ」と転職に動く前に、戦略的な現状認識を行いましょう。

まずは、あなたにとって「必要な年収のモノサシ」を明確にすることです。
自分一人の時間単価だけでなく、家庭全体でどのような収入バランスを築き、どのような生活を送りたいのか。400万円から600万円に上げたいのか、1000万円以上を目指すのかによって、とるべき戦略は全く異なります。

その上で、現在の会社でその目標が実現可能かを見極めます。自社の等級表や評価基準を確認し、「このまま成果を出し続ければ希望の年収に届くのか」を冷静に判断してください。現職で達成可能ならそのままステップアップを狙うのも一つの手ですし、構造的に不可能な水準を求めているのであれば、ここで初めて「転職」というカードが有効になります。

自分にとっての当たり前の水準と、企業・業界の相場感を客観的にすり合わせることが重要です。

「組織が大きくなって窮屈」→「アーリーフェーズの企業へ転職」は正解か?

次に、「チームが大きくなり、動きづらくなったのでアーリーフェーズの企業へ転職すべきか」というお悩みについてです。

ベンチャー企業で働く方が、組織拡大に伴うルールの整備に窮屈さを感じ、「もっと小回りの利く小さな会社へ行きたい」と感じるのは常によくある話です。

しかし、ここで立ち止まって考えてみてください。
「会社が大きくなるたびに、面白さと自由を求めてアーリーフェーズの小さな会社へ転職し続ける」ことが、あなたの理想とするキャリアでしょうか?年齢を重ねるにつれ、常にゼロイチの過酷な環境に飛び込み続けるのは現実的ではないと感じるタイミングが来るはずです。

「規模が小さい=自由」「規模が大きい=窮屈でガチガチ」というのは、一つの思い込みに過ぎません。

企業規模やフェーズではなく「カルチャー」と「自分の特性」で見極める

例えば、規模が大きなメガベンチャー or 大手企業であっても、新規事業部門であれば小さなチームで裁量を持って動けるケースは多々あります。また、マネジメント層に回ることで、規模感を活かしつつある程度の自由度を持って組織を動かす面白さに出会えることもあります。逆に、小さな企業であっても経営陣の意向でトップダウンが強いカルチャーの会社もあります。

解決策は、会社の「規模(フェーズ)」だけで判断することではありません。
「もしかしたら、ある程度の規模感がある企業でも、自分の求める自由度や裁量を持てるポジションがあるのではないか?」という仮説を持ち、広い視野で市場を見てみましょう。

表面的な条件だけでなく、その企業が持つ「カルチャー(組織風土)」や、構造的に生まれる「キャリアパス」が自分に合っているかどうかを軸に判断することが、中長期的なキャリアの充実につながります。

まとめ:思い込みを捨て、戦略的に市場を俯瞰しよう

「年収が上がらない」「組織が窮屈になった」という悩みは、あなたが次のステージへ進むための重要なサインです。

しかし、その解決策を「小さな企業に転職してやり直す」という直感的な選択だけで決めてしまうのは得策ではありません。

  • 自分と家庭にとって必要な「年収のモノサシ」を持つこと
  • 現職の構造(給与レンジなど)を客観的に把握すること
  • 「小さな会社=自由」という思い込みを捨て、自身の特性と企業のカルチャーをすり合わせること

これらを戦略的に整理することで、初めて「あなたにとって本当に最適な選択肢」が見えてきます。

とはいえ、自分の市場価値や、他社のリアルな実態、給与相場を一人で正確に把握するのは難しいものです。「今の自分の立ち位置は適正なのか?」「自分の希望を叶えられる企業はほかに存在するのか?」と少しでも迷いが生じたら、ぜひプロの視点を取り入れてみてください。

withworkでは、あなたのキャリアとライフの目標を叶えるための「戦略的パートナー」として、転職活動をサポートしています。

まずは情報収集からでも構いません。私たちと一緒に、思い込みを外して市場の解像度を上げ、あなたらしいキャリアを描いていきましょう。

▼キャリアとライフを両立する戦略的転職なら、withworkへ

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「具体的な求人を見てみたい」という方は、まずはwithworkにご登録ください。

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監修 / 上原 達也

大学卒業後、株式会社SpeeeにてWebマーケティング・人事などを経て社長室に所属、新規事業や海外法人の設立に従事。その後JapanTaxi株式会社に入社し、事業開発を担当。2019年7月に「フェアな労働市場をつくる」をミッションにXTalent株式会社を設立、代表取締役に就任。“キャリアとライフをトレードオフにしない”という想いからwithworkを立ち上げる。共働きで、2児の育児中(料理担当)。

この記事の監修者
上原 達也

大学卒業後、株式会社SpeeeにてWebマーケティング・人事などを経て社長室に所属、新規事業や海外法人の設立に従事。その後JapanTaxi株式会社に入社し、事業開発を担当。2019年7月に「フェアな労働市場をつくる」をミッションにXTalent株式会社を設立、代表取締役に就任。“キャリアとライフをトレードオフにしない”という想いからwithworkを立ち上げる。共働きで、2児の育児中(料理担当)。