「また熱で呼び出された!」
「早退&欠勤ばかりで職場に申し訳ない…」
「一体いつまでこの状態が続くの?」
保育園に通い始めた親子を待ち受ける「保育園の洗礼」。
個人差はありつつも、「呼び出し数の多さ」や「仕事との両立の難しさ」に頭を抱えるワーキングペアレンツは少なくありません。
保育園の呼び出しの実態について調査(調査主体:XTalent株式会社)を行った所、回答者のみなさまからたくさんの応援メッセージとアドバイスをいただいたので、こちらにまとめました。
先輩ママ・パパからの応援メッセージ
呼び出し数は、確実に減っていく!
「大変なのも一時です。今しかない呼び出しも終わってしまうと少し寂しい気持ちになります。気を負わずに保育園生活、職場復帰を楽しんでください。」
「入園してすぐは週1で呼出されましたが、1年もすれば月1くらいになり、そのうちほとんど呼び出しなくなりました。子供は保育園でだんだん強くなります。長期で休まなければいけないこともあり大変な時期ですが、終わりがありますので頑張ってください。」
「渦中にいる時はいつまで続くの!と思いますが、罹るものにはちゃんと罹って免疫つけちゃうのが大事です。」
「3〜4歳(年少さんクラス)になると、本当に病気が減ってきます!仕事辞めようかなと思うことが何度もあるかと思いますが、周りに頼りまくって乗り越えてください。子供は成長します。」
「何のために仕事しているんだろう、辞めてしまいたいと思うことがあるかと思います。でも、いつか呼び出しは減ります。どうか踏みとどまって周りにSOSを出してください。お母さんは一人じゃありません。」
みんなが通る道。過度に「罪悪感」を持たなくても大丈夫
「0歳から保育園に入り、復職初日から呼び出しの洗礼がありました。タイミング悪く呼び出されると心が折れそうになりますが、親も子も困難を乗り越えて強くなれると信じて、みんなで頑張りましょう…!(本当に心が折れてしまいそうになる前に、なんとか心身の休息もとりながら。)」
「最初は仕事になりません。それは仕方ない事です。子も初めての事ばかり、母も初めての事ばかり。だけどいつか子も生活に慣れて呼び出し回数や朝のイヤイヤもなくなります!いつか職場への罪悪感も消えます!理解が得られないのなら、その環境が悪いんです。お母さん達、お父さん達は何も悪くない!だから気負いせずに共に頑張りましょう!」
「仕事仲間の理解をもらわなくてはいけない局面が多く、気疲れすると思いますが、周囲への気遣いは大切ですが、自らの自尊心を傷つける必要はありません。胸を張って楽しんで乗り越えてください。」
「小さい子を保育園に入れていたら、お迎え要請なんて当たり前です!必要以上に会社に申し訳ないと思わないで強い心でいることが大事です!いつかお迎え要請が少なくなる時期がきます!」
「仕事は休みにくいし休みを申し出にくいですが、休んでも大丈夫ですよ。今後新しく復帰した人の時にサポートを頑張ればいいんです。親子ともに無理のない方法を探してください。」
子どもも社会に出て頑張ってる!
「0歳児から預けることに最初は不安もありましたが、登園するにつれ、プロにみてもらえる安心感と、家族以外の色々な人から愛情を受けて幸せな保育園生活を送ることができました。大変なこともあると思いますが楽しい思い出をたくさん作ってください!」
「はじめは大変です。でも、大変なのは親だけじゃありません。慣れない保育園でがんばっているわが子も大変なんです。わが子は小さな小さな体で先生や友だちといっしょに過ごすことに一生懸命順応しようとしています。行きたくないと泣き叫び、脚にしがみついて涙も鼻水もぐちゃぐちゃで登園を拒否することもあります。指を一本ずつほどいて仕事へ行かなければならない日もあります。でも、保育園はとってもすばらしい場所です。毎日いろんなおかずにおやつ、遊びに絵本、たくさんの刺激であふれています。大丈夫。今つらければ泣けばいい。親子で家族で泣けばいい。泣いた次の日はすっきり切り替えて、また今日一日はとりあえずがんばろう!と前を向こう。ごはんは保育園で栄養バランスよく食べているから、家ではお茶漬けだけでもいいんです。一日食べなくても死にゃしません。お風呂だって入りたくなかったら入らなきゃいい。かゆくなればお風呂だって入りたくなる、そしたら入ればいい。肩の力を抜いて!大丈夫!わが子を信じよう。」
「急な調整など精神的にもしんどい時期だけど、呼び出しでお迎えに行った時は我が子がこんな小さな身体で懸命に生きていると実感していっそう愛らしくなります。家庭ではできないこと、難しいことを保育園でやってもらい、今では預けて良かったと思っています。」
子どもファーストで!
「全て抱え込むと辛いです。でも、子どもの親は自分だけ。子どもの笑顔で報われます。」
「比較的元気な娘でも月に、1〜2回は呼び出しがありました。申し訳ないという気持ちと、職場への感謝は忘れずにいないとなりませんが、仕事は他の人でもできる。子供の親は自分しかいないと思って、いかに早く体調を整えるかにフォーカスした方が良いです!感染症ではなく、慣れない保育園で、母に甘えたくて具合が悪くなっているだけのこともあったりするので。思い切って一緒にお昼寝しちゃうとか、思いっきり甘えさせてあげるのが1番早く治る方法だったりも。」
「仕事ができなくてつらいこともあります。モチベーションが崩れることもあります。でも仕事はフリーランスでない限りは代わりの人がいますし、大丈夫。ただ子供の親はあなただけです。子供の体調が崩れたときは、しっかり家族ファーストして、もちろんあなたもしっかり休んでくださいね。」
「仕事のかわりはいるけれど、お母さんお父さんの変わりはあなたしかいないです。子供が甘えてくれるのは数年です。その期間を大切にしてください。そして頑張りすぎないで周りにも甘えてください。」
自分自身もいたわって
「自分を大切にすることが子どもを大切にすることに繋がります!」
「急な病気などはお子の個人差にもよると思うので、自分も子供も責めることなく、とにかく大変な時は楽をしてください。生き続けることが大事です。」
「保育園からの着信ほどドキドキするものはない気がしますが、1年も経つとグッと減るはず!看病時は仕事以上に疲れることもありますが、たまには有給をとって自分タイムも作ってください。」
「親に余裕がなくなり笑って子供に向き合えなくなるのが一番家族にとって辛いと思います。頼れる人には思いっきり甘えたり、時には旦那さんに子供を預けて友人とランチなど、自分のご機嫌を取る方法は早めに見つけれると良いと思います。」
「お母さんは産前からずっと体の疲れが取れない中、育児でも頑張りすぎることが多い気がします。自分ではそんなつもりは無いんだろうけど、どう見ても頑張りすぎだなぁ…と思います。子どもの呼び出しは億劫な気持ちになりがちです。
職場に一度きちんと謝罪を入れたのなら、仕方のないことと割り切って、今日は子供が自分とゆっくり向き合ってほしかったんだ、とか良い方に考えてください。体調の悪い子供なんて、ほとんど何も食べませんので、アイスでもゼリーでも食べられるものを食べさせ、自分もテキトーに済ませてください。風呂なんて1日入らなくても死にません。何もかもお休みして、お子さんもお母さんも休むべき日なんだと思ってください。」
先輩ママ・パパからのアドバイス
夫婦で乗りきろう!
「夫へも上司へも、泣きながら訴えたこと多々!大切なのは、諦めないことだと感じました。応援しています!」
「母だけが背負っては潰れてしまうので、父も自分は子育てをしていると自覚し、保育園の準備や身支度など、積極的に関わってもらうよう夫婦で環境を整えてください。」
「育児が一方に偏らないようお互いの様子をきちんと把握して、話し合うことが大事だと思いました。」
「ワンオペはできるけどしないに越したことはないと思っています!夫婦間で沢山微調整して周りも頼りつつ頑張りすぎないでください!」
「子どもが熱を出して休むのは仕方ない。でも家庭内で誰が迎えに行くか、翌日休むか、職場にどう説明するかは工夫と調整ができるところ。各家庭によって形が違うことを前提に、チームで乗り切ろう!確実に呼び出し頻度は減ります!」
「緊急連絡先の1番を夫にしています。お迎えコールがまず夫に入ることで、結果的に私がお迎えになることがほとんどですが、子どもの体調不良や仕事の調整など自分事として捉えてくれ、『申し訳ないけどお迎え言ってくれる』と、私がお迎えの役割を担うことを当然とさせないようにしています。」
「体調が悪い子どもはいつも以上に親に甘えることがあり、子どもとの絆を深める絶好のチャンスでもあります。普段仕事で子どもと関わる時間が少ない方の親(父親が多いと思う)にこそ是非呼び出し対応や自宅保育を経験することをお薦めします。」
仕事は「日々の工夫」と「周囲の理解」が大切
「いつ仕事を休んでも周囲のメンバーに迷惑をかけないように自分の仕事の見える化をしておくことや、今日呼び出しがかかったら誰がお迎えに行きどの病院の予約を取るか、次の日以降は誰が面倒を見るかなど、いざという時のシミュレーションを常にしておくといいと思います。また、子どもが体調不良の時はマスク必須です!自分にうつされると看病も全力でできなくて本当に大変です。」
「他のメンバーが同じ境遇の時にサポートする&抜けた分はどこかでリカバリーするのが大事だと思います。あとは、社内に育児の悩みを抱えている人は多いので、悩みを共有したり相談できる人を作っておくのは大事だと思います。」
「仕事復帰してからの1年間は、記憶が曖昧になるくらいあっという間でした。その間、職場に申し訳ない気持ちをずっと持っていた気がします…が、過ぎてみると周りはそこまで自分に期待していなかったなと思います(ある意味で)周りに感謝しつつ、出勤した時は倍取り返す気持ちで仕事してたら周りもより気遣ってくれたように思うし、前より親密になれたと思います!悪いことばかりではないと思うので一緒に頑張りましょう!」
「上司には、「何かあった際は、リモート勤務するようにしておきたい」と復職時に希望を伝えましょう。」
「日頃の職場で理解を得られるよう、上司、同僚との付き合い、および、事前の仕事の段取りをがんばってください。Takeだけではなく、事前にGiveGiveの精神で。」
「育児の経験がない上長、同僚へ理解してもらうための説明は場合によっては困難を極めるし、ストレスですし短期間では了承しても理解をしていない状況になりがちです。子の出生後から少しずつ周りへの説明をすること、そのためにどんな影響が予想されるかを言語化しておくことをおすすめします。会社に協力を求めることに想像以上のストレスがかかる場合は転職をお勧めします。」
「子供が熱を出したりケガをしたりは誰もが通る道であり、そうなった時に理解を得られるよう日頃からの信頼関係の構築が大切だと思いました。また、日頃から業務の整理をして自分でなければできない事は前倒して実施するなど万一に備えていると自分自身の気持ちにも余裕が持てるように感じます。」
仕事と育児、両立しやすい場に身を置くのも1つの手
「自分は復帰後の無理した状態をきっかけに働き方を何とかしないといけないと、真剣に考えて転職しました。そういう意味では大変な時はあるかもしれませんが、今後の暮らし方を考えるいいきっかけになるかもしれません。頑張ってください!」
「保育園入園後は本当に大変です。そして仕事と家庭の両立にもきっと悩むことと思います。家族で協力してもどうしても子供に我慢ばかりさせてしまう場合、転職という選択肢は全然ありだと思います!」
「正直、こればかりは、会社の理解、上司の理解ある会社を選ぶしかないかなと思います。私も独身時代は、発熱呼び出しで早帰りして、仕事を押し付けられ『ママってずるいな』と思ってしまっていたので。。ママパパが気持ちよく帰れるように、業務の割り振りや納期延長などの風土がある会社を選ぶのが1番よいと思います。」
周りを頼る&サービスを活用しよう
「自分だけで解決しようと思わなくて大丈夫。母親なのに….なんて1ミリも思わなくて大丈夫。頼れるものは全部頼ってみてください。」
「子どもが小さい時期はあっという間で対策していても思い通りにいかないことの連続です。夫婦で協力しあい、サポートしてくださる方の力を借りて、大変な仕事との両立も試行錯誤しながらハプニングをを楽しむくらいの気持ちがいいかもしれません。預ける時間や場所がどんなに多くても、子どもはパパママが大好きです。ハプニングを幾度と乗り越えるための共同作業が家族の絆を強くします。一緒に子育て頑張りましょう(^^) 生後2ヶ月から保育園にお世話になったワーママより。」
「ママ1人での育児は物理的に無理です。諦めて他の大人の力を借りましょう!生協、ネットスーパー、買い置き、病児保育、祖父母、ファミサポ、頼れるものや人は何でも使いましょう!」
「そういうものだという前提のもと、病児保育を早めに登録したり、病児保育OKのシッターさんを見つけておく、両親の協力体制を作っておく、などの準備があると安心かと思います。」
日々の体調管理も大切
「生活リズムを整えること…食事、睡眠のリズムを一定にすることでうちはほとんど呼び出しに悩まされることはなかったです。」
「子供の病気を親がもらって発症するとものすごい辛い&大変なので、何よりご自身の体調やストレスもうまく管理されたら良いと思います。うちは保育園から帰宅したらまずお風呂です。」
「早寝だけは徹底していました。また、鼻水、なんとなく熱??というときは無理させないようにして、早めに病院へ。呼び出しは仕事の調整も大変ですし、無理やり登園させることで悪化することも。微熱でも我が家は割り切って夫婦で休みを調整して休ませました。また病児保育が利用可能であれば申込して、診察後に出勤するなどをしました。病気明けの時も仕事復帰に焦ることもありますが、小さいうちは治りかけに行って悪化して、またお休みが続くという子も周りに多かったので、休みや病児保育が可能なら登園を控えるのが一番と感じました。」
「不測の事態ばかり起きます。なので始めからそんなものだと思っておいた方が楽だよーと昔の私に言ってあげたいですね。私が第一子の時に仕事が順調になってきたら園から呼び出しが重なることが多く落ち込んでいたら、小学生ワーママが「子供と一緒に休めるのも小さい頃だけだよ。私なら喜んでお迎え行って休んじゃう」と。当時の私には衝撃的で理解できなかったのですが、今は「それぐらい肩の力を抜いていいんだよ」と言ってくれてたんだなと分かります。そして子供の風邪をもらって自分が発熱。実はこれがかなりあるので、感染対策を万全に自分や家族がかからないようにする方が園からのお迎え連絡に怯えるより健全ですね笑。」
本調査について
<アンケート概要>
・実施期間:2024年4月19日〜2024年5月6日
・有効回答数:222名
・調査主体:XTalent株式会社
・複数人子どもがいる場合:いずれかに当てはまる子どもについて回答
①保育園に「在籍中」かつ「在籍期間が最も長い」子
②未就学児がいらっしゃらない場合、保育園在籍経験がある子のうち末子