2023.12.8

共働きの子育てで多い悩みや大変な時期は?限界を迎える前に乗り越えるコツ

#ワンオペ育児
#共働き
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女性の社会進出が進むに連れて、夫婦ともに仕事をしている「共働き」の世帯は増加しています。
内閣府の男女共同参画白書によると、ここ20年以上毎年増え続けていると報告されています。

もはや決して珍しいものではない共働きですが、育児をしていると日々の生活を送るだけで疲弊してしまい、何かとお悩みを抱えている方が多いのが共働き世帯の現実。
とくに、家事・育児の大部分を片方が担っている「ワンオペ状態」に、頭を悩ましている方も少なくありません。

共働き世帯が子育てをする大変さはどこにあるのでしょう。
そして、それをどのように解決していけばよいのでしょうか。

共働きで多い子育ての悩み

とにかく日々が目まぐるしく過ぎ、自分が何に悩んでいるのかすら、よくわからなくなる育児しながらの共働き。
働きながら子育てをする上で立ちはだかる壁には、一体どのようなものがあるのでしょう。

仕事が予定通りに進まない

最も「あるある」なのが、子供の体調不良により仕事がストップしてしまうこと。
急な保育園からの呼び出しへの対応、予約争奪戦をくぐり抜けて小児科を受診、そして看病の果てに自分も感染…。
そうこうしていると、思い通りに仕事を進めることは難しくなってしまいます。

年収差や忙しさを理由に、丸投げのパートナー​​

よくあるのが、「パートナーの方が年収が高いから」「拘束時間が長い仕事をしているから」といった理由で、片方が「仕方ない」とワンオペ状態を受け入れているパターンです。
すぐには現状を変えることが難しいと思いつつも、心の中で「なんで自分ばかり…」とモヤモヤしてしまう方も少なくないのではないでしょうか。

また、中には比較的夫側も時間の融通が利くものの、「家事・育児は女性が担当するもの」といった固定概念を持ってるがゆえに、妻側に負担が偏っているパターンも見受けられます。

周囲の理解が得られない

子供の送迎時間を意識したスケジューリングや体調不良による急な休みに、職場が理解を示さないこともあります。
男性側の意見としては「子供がいる女性には終業間際に仕事を振らないのに、男性には関係なく依頼してくるため、育児参加したくても定時で帰れない」といった声も聞かれます。

家事・育児の負担が一方に偏っている

いわゆる“ワンオペ”も多く聞かれるお悩みです。
平常時はなんとか回せていても、電車の遅延、同僚の休暇、子供の発熱…。
何かひとつでもイレギュラーがあると、あっという間に破綻してしまうギリギリの生活。
改善したいのに改善策を考える時間すら取れず、負のスパイラルに陥りがちです。

実家が遠く頼れる人がいない

育児は主体的に関わってくれる大人が多いほど余裕をもって取り組むことができるものです。
人手として最も有力視されるのは実家の両親ですが、現役で仕事をしていたりそもそも遠方に住んでいたりすると、なかなか実家を頼るということが難しく、仕事と両立する上での差し障りのひとつとなりえます。

自分の時間や睡眠時間が取れない

時間が有限である以上、何かをこなすには何かを犠牲にせねばならず、その結果犠牲になりがちなのが、親自身のひとり時間です。
趣味の時間はおろか、最低限のTO DOをこなすためには睡眠時間を削らざるを得ない、ということもあるでしょう。
また、ひとり時間だけでなく夫婦ふたりの時間もなくなった、という家庭も多いのではないでしょうか。

子供との時間が確保できない

時間に追われ、家の中でも朝晩ドタバタで、気付けば子供とじっくり向き合えずに一日が終わってしまいがち。
子供と過ごす時間は量より質を心がけ、朝出かける前の5分、寝る前の5分、子供との濃い時間を取れるといいですね。
共働き世帯の悩みは家庭によっても事情が異なるため、子供がいれば必ず分かり合えるというものでもなく、なかなか共有しづらいのも現実です。
またその時々で悩みの内容や濃淡も変わっていくため、積極的に解決に動かず、嵐が過ぎ去るのを待つことに慣れてしまっている方も多いかもしれません。

共働きで育児の悩みを解消するコツ

とはいえ、できることなら持続的で心身ともに健康な日々を過ごしたいもの。
そのためには、どのようなことを心がければよいのでしょう。

夫婦の家事分担を見直す

特に長い育休を取得している場合、職場復帰するときは家事分担を見直すべき最大のタイミングです。
育休で家で過ごす時間が長い方に家事分担が偏った状態で復職すると、そのままの負担比率になってしまいがちです。

完璧を目指すのをやめる

抱えすぎているものが多いと余裕がなくなり悩みも増えます。
まずは自分自身が完璧を目指すのをやめ、ここまででOK!と思えるように、意識的にマインドセットしていくことも大切です。
「誰から強制されているわけでもないのに、自分で自分のハードルを上げて自滅しているだけだった…」と気付くこともあるかもしれません。
やらなくていいことは捨てる潔さを育てることで、軽やかに生活できるよう意識したいものです。

家電や家事代行を活用する

「自分でやるべき」という思い込みから、家電や家事代行の活用にためらいのある方も多いのではないでしょうか。
しかし、使える環境にあるのであれば、一度は試してみるのも一案です。調べたり試したりする手間はかかりますが、試行錯誤したからこそ、我が家流の最適化が見つかるはずです。

柔軟な働き方ができる企業へ転職する

育児・家事・仕事の中で、人によっては「最も環境を変えやすいのは仕事」という場合があります。
仕事と育児を両立している社員が多い部署への異動を希望することで、
働く環境を変えることもできるかもしれません。
一方で、なかなか希望を聞いてもらえず、「転職した方がよさそう」となるケースもあるでしょう。
そして、「しっかりと正社員として働きたいし、責任ある仕事がしたい。
でも、育児などで時間に制約のある場合、選考で不利になるのではないか」と不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような場合は、仕事と育児を両立したい子育て世代にある企業の求人を紹介している転職エージェントを活用するのも1つの手です。
たとえば、withworkでは「キャリアとライフをトレードオフにしない」をコンセプトに、ワーキングペアレンツ向けにリモートワークやフレックス制度を積極的に導入している企業の求人を厳選してご紹介しています。
キャリアアドバイザー自身、
キャリアとライフの両立に悩んだ原体験がありますので、「まずはどんな企業があるか情報収集したい」「どのような転職事例があるのか知りたい」という方は、ぜひお気軽にwithworkにご登録&ご相談くださいね。

共働き世帯が大変な時期は?

子育ての先輩から「子供が大きくなればラクになるよ!」と一度は言われた経験のある方も多いと思います。
実際のところ子供の年齢別に「大変さ」はどう変わっていくのでしょうか。

保育園入園前

なんといっても大変なのは、子供を保育園に入れるために行う活動、通称「保活」ですね。
産後の働かない頭で片時も目が離せない育児をしながら、自治体によって異なるシステムを理解し、保育園を検討し、書類を整えるのは本当に骨が折れる作業です。
入園可否が出るまでその先の生活が不確定になる状況もストレスですし、そんな中で仕事への復職を見据えた準備も進めていかなければなりません。

保育園・幼稚園

集団生活が始まると、どうしても感染症に触れる機会が増えるため、親子ともに体調管理には気をつける必要があります。
心理的な面では「子供を預けてまでやりたい仕事なのか」と自問自答してしまい辛い、という経験がある方も。
また幼稚園の場合は、日中に保護者会が開催され、しかも多くの場合は直前に開催通知が届くため仕事の調整が難しいという側面もあるようです。

小学校

小学校に入ると、さらに日中に都合をつけなければならない機会が増えます。
授業参観や個人面談は当然平日日中ですし、そもそも授業が終われば子供は帰宅になるため、保育園のようにフルで子供を預かる仕組みになっていません。
学童保育を活用する手もありますが、子供自身が「今日は行きたくない」と思えば帰宅してしまう、ということもありえます。
勉強を教えたり、子供の悩みに向き合ったりする時間も必要になり、生活の組み立て方を変える大変さがあります。

共働き夫婦の役割分担例

家庭内ですぐに改善できることと言えば、夫婦の役割分担です。
理想の分担を叶えるためにはどのように役割を割り振っていくのが効果的なのでしょうか。

役割を明確にわける

家事・育児の分担表を作成して役割を明らかにすることで「相手がやってくれるだろう」という思い込みをなくし、抜け漏れを防ぐことができます。
自分は何をして、相手には何をして欲しいというのを明確にできるため、生活リズムにズレがあり相手の動きが見えづらい家庭で有効です。

役割をあえて曖昧にする

責任の所在をあえて明らかにせず分担を明確に決めないメリットは、できていないときにイライラしたりペナルティに感じたりしなくて済むところにあります。
気付いた方が気付いたときにやる、互いの体調や仕事量を鑑みながら臨機応変に対応する必要があり、夫婦同等の家事への価値観やスキルが求められます。
どちらがいいという正解はなく、また一度決めたやり方がずっと通用するわけでもありません。
相手の体調や仕事量等を鑑みながら、その時々の最適解を見つけていきたいものです。

まとめ

大切なのは悩みや大変さを自分の中だけにとどめず、夫婦でしっかりコミュニケーションをとっておくこと。
子供がいる生活になる前と後では、夫婦の会話の総量は変わっていなくても内容が変わり、話題の中心は子供になりがちです。
お互いの仕事の状況、会社の中でおかれている立場を分かり合えるような会話を日頃からしておくと、仕事と家庭を両立する上での前提条件が整理され、しなやかにバランスを変えながら柔軟性のある暮らしができるヒントが見えてくるかもしれません。

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監修 / 吉田 悠平

クリエイターのキャリア支援を行うクリーク・アンド・リバー社へ入社。NPOへの転職を経て出戻り、IT・ベンチャー領域のビジネスパーソンのキャリア支援を担当。web3ベンチャー企業で採用人事を担ったのち、withworkへ参画。withworkでチームリーダーとして従事。デザイナーのポートフォリオ添削や、ITベンチャー領域のBizやクリエイティブに関わっている方のご支援を得意としています。共働きで、1児の父。

ライター / 高野 萌奈

ライター・編集として雑誌やweb媒体にて活動。ライフステージの変化とともに働き方を模索しながら、自分らしい生き方を研究しています。withwork magazineでは立ち上げ当初よりライターとして参画中。

この記事の監修者
吉田 悠平

クリエイターのキャリア支援を行うクリーク・アンド・リバー社へ入社。NPOへの転職を経て出戻り、IT・ベンチャー領域のビジネスパーソンのキャリア支援を担当。web3ベンチャー企業で採用人事を担ったのち、withworkへ参画。withworkでチームリーダーとして従事。デザイナーのポートフォリオ添削や、ITベンチャー領域のBizやクリエイティブに関わっている方のご支援を得意としています。共働きで、1児の父。

この記事のライター
高野 萌奈

ライター・編集として雑誌やweb媒体にて活動。ライフステージの変化とともに働き方を模索しながら、自分らしい生き方を研究しています。withwork magazineでは立ち上げ当初よりライターとして参画中。