2026.3.4

実態調査からみえた「夫婦関係を静かに壊す、7つのNG行動」

#共働き
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共働き家庭は年々増加しています。一方で、キャリア形成や家庭内の役割分担、パートナーとの関係性については、表に出にくい悩みや葛藤が存在しています。

ワーキングペアレンツ向け転職サービス『withwork』を運営するXTalent株式会社は、共働き・子育て世代を対象に、キャリアとパートナーシップの実態に焦点を当てたアンケート調査を実施しました。

その結果からみえてきた、「夫婦関係を静かに壊す、7つのNG行動」と「崩れかけサインチェックリスト」を紹介します。

<参考元>
「ライフイベントがキャリアに与える影響」実態調査
「理想の夫婦のあり方と家事育児の納得感」実態調査
「パートナーシップと幸福度」実態調査

<関連コンテンツ>

「夫婦関係が良好な夫婦4パターン」
「夫婦関係が良好な人の10の具体的行動」
「男女で異なる夫婦関係を良好と感じる基準」
・「夫婦関係を静かに壊す、7つのNG行動」(★本記事)

夫婦関係を静かに壊す、7つのNG行動

夫婦関係は、大きな裏切りや事件で壊れるとは限りません。
むしろ多くの場合、“悪気のない小さな行動”の積み重ねで、静かに崩れていくことが分かりました。

① 「察してほしい」を続ける

  • 言わなくても分かるはず
  • 何度も言うのは面倒

この状態が続くと、【伝わらない → 不満が溜まる → 「どうせ無理」】といった負の連鎖につながります。

良好な夫婦は、察し合うより言語化し、自分の気持ちや本音を伝え合います。

② 正しさで勝とうとする

  • どっちが悪いか明確にしようとする
  • 論理でねじ伏せる
  • 過去の失敗を持ち出す

勝った瞬間に、関係は揺らぎます。

良好な夫婦は、「正しいか」より「どう着地するか」を選んでいます。

③小さな不満を放置する

「今は時間がないからいいや」
「自分さえ我慢すれば」

放置された違和感は、積もっていきます。

「どうせ伝わらない、相手は変わらない」

そう感じるならば、伝え方を見直す必要があるかもしれません。

良好な夫婦は、軽いトーンで不満が小さいうちに外へ出します。

④ 相手への感謝が「当たり前」になる

日々の忙しさで、いつしか相手の行為は「特別」ではなく「日常」となっていきます。

  • やってくれて当然
  • いてくれて当然
  • 分かってくれて当然

悪気はなく、むしろ信頼しているからこそ、無意識になることもあるでしょう。

感謝は、感じているだけでは伝わりません。

  • 「ありがとう」
  • 「助かった」
  • 「嬉しかった」

“当たり前”を当たり前と思わずに言葉にすることが、関係を守ってくれます。

⑤ 「どうせ無理」と内心で決める

これが一番危険です。

  • 期待しない方が楽
  • 言っても変わらない

この瞬間から、関係は“修復モード”を失います。

⑥ 生活を“業務連絡”だけにする

  • ごはんどうする?
  • 子どもの送り迎えは?
  • 支払いは?

会話がタスクだけになると、感情の回路が止まります。

⑦ 自分だけで完結する

  • 我慢する
  • 自分で処理する
  • 相手に求めない

一見成熟しているようで、実は関係が閉じていく要注意の行為です。

崩れかけサインチェックリスト

夫婦関係は、ある日突然壊れるわけではありません。

「引き返せる地点」を知らないうちに越えているケースがほとんどです。

まだ回復可能ゾーン

✔ 不満はあるが、言えている
✔ 話し合いは減ったが、拒否していない
✔ ありがとうは時々ある
✔ 「どうにかしたい」と思っている

関係に揺らぎはあるものの、対話の回路はまだ機能している状態。

ここでは、問題の大きさよりも、継続性が鍵になります。

この段階では、大きな改善策は不要。

  • 不満を“溜めない”のではなく、“小さく出す”
  • 感情が高ぶる前に話す時間をつくる
  • 感謝を具体的に言葉にする頻度を上げる
  • 「今のバランスどう?」と定期的に確認する

重要なのは、話し続ける状態を維持すること。

このゾーンは、修復の入口ではなく、予防の段階
ここで少し意識するだけで、関係は安定軌道に戻りやすいです。

要注意ゾーン

✔ 会話が業務連絡中心
✔ 感謝がほぼない
✔ 話すのが億劫
✔ 「またか…」と思うことが増えた

関係が壊れているわけではないが、エネルギーが落ち始めている状態です

重要なのは、問題解決ではなく、対話の回路を止めないこと。

  • 1日1回、具体的な「ありがとう」を伝える
  • 業務連絡のあとに一言、感情の話題を足す
  • 「最近どう?」と聞く時間を5分つくる

小さな行動が、次の段階への進行を防ぎます。

関係が閉じ始めているゾーン

✔ 不満を言わなくなった
✔ 期待をしなくなった
✔ 生活共同体として割り切っている

表面は穏やかでも、感情のやり取りが減っている状態です。

この段階では、大きな修復ではなく、

  • 小さな対話の再開
  • 貢献の可視化
  • 役割の再確認

といった“再接続”が鍵になります。

まとめ|夫婦関係は「壊れる」のではなく、「閉じていく」

今回見てきたNG行動やサインは、どれも特別な出来事ではありません。

  • 感謝が前提化する
  • 会話が業務連絡に寄る
  • 不満を小さく放置する
  • 期待を少しずつ下げる

これらは、誰にでも起こる可能性があります。

重要なのは、どこで止められるか。

夫婦関係は、突然壊れるのではなく、接点が減ることで静かに閉じていく。

だからこそ、

  • 小さな違和感を扱う
  • 貢献を言語化する
  • 対話の回路を止めない

この3つが、最も有効な予防策になります。

大きな改善策は不要。

  • 具体的な「ありがとう」を一つ増やす
  • 「最近どう?」と5分聞く

夫婦関係は理想で保つものではありません。
互いに歩み寄ることで維持される関係です。

そして今、サインに気づけたなら、まだ十分に引き返せます。

関連する調査結果&コンテンツ

<参考元>
「ライフイベントがキャリアに与える影響」実態調査
「理想の夫婦のあり方と家事育児の納得感」実態調査
「パートナーシップと幸福度」実態調査

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「夫婦関係が良好な夫婦4パターン」
「夫婦関係が良好な人の10の具体的行動」
「男女で異なる夫婦関係を良好と感じる基準」
・「夫婦関係を静かに壊す、7つのNG行動」(★本記事)

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監修 / 大野 綾

株式会社サイバーエージェントに入社後、子会社の立ち上げ、広告代理店営業、営業マネージャーを経験。夫の転勤で中国北京へ帯同し、現地日系企業で就業。帰国後、株式会社サイバー・バズにて、インフルサーマーケティングディレクターや販売管理責任者に従事。第二育休復帰後に、子会社社長としてデジタルマーケティングに特化した人材紹介事業およびコーチング事業を展開。これまでの経験を生かしより社会課題に向き合うべく、withworkへ参画。

ライター / 増本 千尋

京都大学大学院 生命科学研究科 修士課程修了。株式会社フェリシモに新卒入社。Webマーケティング業務に幅広く携わる。株式会社グロービスに転職後、若手ビジネスパーソン向けWebメディアを立ち上げ、初代編集長を務める。dely株式会社にて、コンテンツディレクター兼チームリーダーとして従事。2022年、XTalent株式会社に入社。広報&マーケティング業務に携わる。

この記事の監修者
大野 綾

株式会社サイバーエージェントに入社後、子会社の立ち上げ、広告代理店営業、営業マネージャーを経験。夫の転勤で中国北京へ帯同し、現地日系企業で就業。帰国後、株式会社サイバー・バズにて、インフルサーマーケティングディレクターや販売管理責任者に従事。第二育休復帰後に、子会社社長としてデジタルマーケティングに特化した人材紹介事業およびコーチング事業を展開。これまでの経験を生かしより社会課題に向き合うべく、withworkへ参画。

この記事のライター
増本 千尋

京都大学大学院 生命科学研究科 修士課程修了。株式会社フェリシモに新卒入社。Webマーケティング業務に幅広く携わる。株式会社グロービスに転職後、若手ビジネスパーソン向けWebメディアを立ち上げ、初代編集長を務める。dely株式会社にて、コンテンツディレクター兼チームリーダーとして従事。2022年、XTalent株式会社に入社。広報&マーケティング業務に携わる。